食の宝庫 米沢~米沢牛だけじゃない美味しいグルメ~

ページID : 9318

見た目はTHE中華そばだけど、実は珍しいラーメン

米沢ラーメンの画像

ラーメン大国・山形の中でも、流行に流されず独自のスタイルを守り続けてきたのが「米沢ラーメン」。
煮干し×鶏ガラのあっさり醤油スープは、なんだかホッとする味。
一口すすると、子どもの頃の記憶がふっとよみがえるような、どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。

一番の個性は”麺”にあり!

米沢ラーメン最大の特徴は、何といっても**“ちぢれた細麺”**。

その秘密は、「多加水麺(たかすいめん)」という、加水率40〜48%という全国でもトップクラスの水分量を誇る麺にあります。

麺は手もみでぐにゃっと縮れさせるのが米沢流。手もみした麺を数日寝かせて更にコシをアップさせます。
多加水麺はスープを吸いにくく麺と絡みにくいと言われますが、この縮れがしっかりスープをキャッチするので、あっさり醤油スープとも絶妙にマッチ!

しかも、モチモチ食感&のど越しの良さも魅力。

最後の一口まで飽きずに楽しめる、じんわり美味しい一杯です。

多加水麵って?

通常のラーメンは加水率30〜35%ほど。
米沢ラーメンはそこから一歩進んで**40〜48%**も水を加えることで、コシのあるモチモチ感と伸びにくさを両立!
地元の人から観光客まで、幅広い世代に愛されている理由がここにあります。

樹上完熟が美味しさの秘密「舘山(たてやま)りんご」

木になっている舘山りんごの画像

米沢市の西側に広がる舘山エリアは、実は知る人ぞ知る美味しいのりんごの産地。
その始まりは1876年。明治政府が全国に配ったりんごの苗木を、この地で試験栽培したことがきっかけです。

環境との相性がバッチリだったことで、徐々に生産者が増加。その美味しさが認められ、宮内省や帝国ホテルも扱うほどに。
こだわりの栽培法によって“特別な味わい”が受け継がれています。

蜜たっぷり!「樹上完熟」にこだわる

東北を中心に生産されるりんご。産地ごとの特色が様々ありますが、舘山りんごの特徴はなんといっても、**“樹の上で完熟するまで待つ”**こと。
ぎりぎりまで陽を浴びて育つから、蜜がギュッと詰まってジューシー!

りんごの本当の美味しさ、知ってますか?

もぎたてをその場でガブッとかじる——
口いっぱいに広がる甘みと香りは、まさにご褒美の味!