日本三大和牛の一つ米沢牛

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和牛の東日本王者・米沢牛~人々を魅了する理由~

東日本と西日本で色分けしたイラスト

日本の歴史上、牛肉食の文化は主に西日本で発展してきました。だから有名な和牛ブランドも関西や九州が中心だと、そんなイメージありませんか?

そんな中、東日本で唯一「日本三大和牛」に数えられているのが米沢牛なんです!
では、なぜ米沢牛がこれほどの地位を築き上げられたのか?

米沢牛は、環境・技術・こだわりの結晶だからなのです。

  • 最上川源流の清らかな水
  • 美しい霜降りを生む、雪国ならではの寒暖差
  • 33か月以上に及ぶ高難易度の長期飼育
  • 厳しい基準による認証制度と品質管理

これら、さまざまな要因が重なって、米沢牛は人々を魅了し続けています。
その美味しさの秘密をさらに探ってみましょう!

進化し続ける米沢牛~150年前、イギリス人が感動した味~

横浜の外国人居留地「山手111番館」

米沢牛の歴史は、1人のイギリス人から始まりました。

1871年、教師として米沢に招かれていたイギリス人のチャールズ・ヘンリー・ダラス氏が食べた牛肉の味に感動!

1875年、任期を終えたときに、牛1頭をお土産として横浜の居留地に持ち帰りました。そして、その牛肉をイギリス人仲間に振る舞ったところ、その美味しさが大好評!これが米沢牛が一躍有名になるきっかけになりました。

また、当時の米沢は「米沢織」が有名で、関西の商人たちが織物を求めて多く訪れていました。その時に米沢牛を食べられたことで、その名は西日本にも広まっていきます。

その後、牛肉食文化が全国に広がるなかで、米沢牛もさらに進化していきます。
こうして、150年以上にわたる歴史と美味しさへのこだわりが、今日の米沢牛のブランド力を支えてきたのです。