秋の味覚<栗> 絶品モンブランや家族で栗拾いを楽しめる「Happy Field 麦わらぼうし」

更新日:2025年10月01日

ページID : 10037

落ちた栗を両足で広げて栗拾い

高級レストランの食事より、頑張って作ったご飯の方が記憶に残る。

プロが育てた野菜より、家庭菜園で育てた野菜の方が美味しく感じる。

そんな経験ありませんか?

体験は、いつもの食事を特別にしてくれるスパイスなのかもしれません。

秋の味覚、栗。スーパーで売られている栗も美味しいですが、栗拾いのひと手間で、もっと美味しく食べてみませんか?

米沢の地で栗を栽培すること数十年、観光栗園としては30年もの歴史を紡いできた「Happy Field 麦わらぼうし」。3ヘクタール(サッカーコート約4.3面分)の広大な山に、約600本 15種類の栗の木が植えられています。

9月中旬から10月下旬までの期間限定。秋のレジャーに、美味しく・楽しく栗拾い!

「麦わら帽子」の外観

美味しい栗が育つ条件が整った栗園

地面に落ちた大きな栗の実

「麦わらぼうし」は山の斜面を利用した栗園が特徴。美味しい栗が育つ条件の1つが「水はけの良さ」。斜面なので水が流れ、自然と水はけが良くなります。

また、昼夜の寒暖差も重要です。植物は光合成で糖分(エネルギー)を作り、その糖分を消費して生きています。気温が下がると植物の呼吸回数が少なくなり、糖分の消費量も減ります。そうして余った糖分が多いほど、甘い実になります。米沢は盆地気候なので、昼夜の寒暖差が大きく、甘い栗ができるんです。

ここで拾える栗はその大きさも特徴。

10月下旬の方が大きい栗が拾えるそうですが、9月中旬でも手のひらサイズの大きな栗がなっていました。

手と栗の実の大きさ比較

この栗はまだ青い(若い)ので、もっと大きくなります。

栗拾いでは、地面を見るよりも木を見るのが大事です。

イガが茶色くなり、イガが割れて栗の実が見えている木がベスト。そういった木の根本に落ちている栗は、木から落ちたばかりの新鮮な栗です。

逆に、実が残っていない木の根本に落ちている栗は落ちてから時間が経っている可能性が高いです。

今にも木から落ちそうな完熟した栗の実

数字よりも広く感じる栗園

「麦わら帽子」の敷地の一画

「麦わら帽子」の栗園は広さ約3ヘクタールに約600本の栗の木が植えられています。規模的には、他の栗園と比べて特別広いというわけではありません。しかし、高低差があるので数字以上に広く感じます。

山道は踏み固められて歩きやすくなっていますが、道がない山の斜面にこそ栗がたくさん落ちています。草をかき分けて斜面を登ると、想像以上にいい運動になりますよ。動きたい盛りの子どももたくさん動けて大満足!

自家製栗スイーツを味わえるカフェ

「麦わら帽子」のカフェスペース

栗拾いよりも気軽に栗スイーツを食べたい人はカフェでひと休みしてみてください。

自家製モンブランやプリン、パイやマドレーヌなど色々なスイーツを楽しめます。

特徴的なのが渋皮煮。数日かけて丁寧に作る渋皮煮は、自分では絶対に作れない手間ひまがかかっています。栗も1粒1粒が大きく、食べ応え十分。

栗の渋皮煮

11月から4月は冬季休業になる「麦わらぼうし」。栗の季節は、採れたてのおいしい栗を食べに米沢に来ませんか?