初心者も安心!親子で楽しむ秋のアウトドア体験|山形・米沢の芋煮会

更新日:2025年09月19日

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はじめての芋煮会体験|完全ガイド

山形の秋といえば芋煮会。里芋や牛肉を大鍋で煮込む郷土料理は、自然の中で楽しむアウトドア体験として人気です。火起こしや食材準備は子どもの挑戦にもぴったり。親子・家族・友人みんなでワイワイと作って食べて遊ぶ、思い出に残る休日を過ごしてみませんか?

芋煮会ってなに?

芋煮の写真

「芋煮会(いもにかい)」とは、山形県を中心に東北地方で古くから親しまれてきた秋の行事です。
河川敷や公園、広場に集まり、大きな鍋で里芋・牛肉・こんにゃく・きのこなどを煮込んで、家族や友人らで一緒に味わいます。料理自体はとてもシンプルですが、みんなで食材を持ち寄り、外で調理して食べることは特別な体験となります。

「みんなで一緒に作って食べる」ことが芋煮会の大切な文化。今では観光客にも人気のイベントで、秋になると河川敷には大きな鍋を囲む人々でにぎわいます。

 

芋煮会は子どもと楽しめるアウトドア体験

芋煮会の魅力は、料理を”みんなで作って、みんなで食べる”こと!

特に小さな子どもにとっては、ただ食べるだけではなく「一緒に準備する」体験が大きな思い出になります。

例えば…

  • 野菜を洗う・切る:簡単な下ごしらえをお手伝い
  • 火起こし体験:石を積んだり、薪に火をつけたりとちょっとした冒険
  • 鍋を見守る時間:ぐつぐつ煮える鍋を囲むワクワク感
  • できたてを味わう:自分で作った料理を食べる達成感

料理自体は「煮るだけ」なので失敗も少なく、初めてでも安心です。お父さんが鍋をかき混ぜる姿は頼もしく、子どもにとっては「かっこいいお父さん」に見えるはず!火や包丁を使う場面もありますが、大人がそばで見守れば安全に挑戦できます。

火起こしする様子の写真 ねぎを切っている写真

 

食べたあとは自然の中で遊ぼう

芋煮会は「食べて終わり」ではありません!
会場となる河川敷や公園には、子どもが自由に走り回れる広場や自然があります。お腹いっぱいになったあと、芝生で鬼ごっこをしたり川辺で石を拾ったりと、都会ではなかなかできない遊びが待っています。

食も遊びも満たせる芋煮会は、子育て世代にぴったりのアウトドア体験です!

ボールで遊ぶ親子の写真

 

いつ・どこでできるの?

時期

芋煮会のシーズンは9月~10月。秋の澄んだ空気の中で味わう芋煮は格別です。

場所

河川敷、キャンプ場、公園など火を使える場所。米沢市では芋煮会ができるように整備された場所があります。

準備

スーパーなどでは、芋煮会用の食材はもちろん、薪も販売されているし、鍋をはじめとした調理器具やゴザなど一式レンタルしてるから気軽に始められます!

※最近では、食材や調味料、食器、薪などがそろった「芋煮会セット」も用意されているところもあります!

段ボールに入った芋煮会セットの写真

 

実際に芋煮を作ってみよう

1. かまどを作ろう

石を積んで作られたかまどの写真

  • 川辺の石を積んで鍋を置けるスペースを作ります。
  • 石を三角形や四角形に並べると安定しやすいです。
  • 子どもは石運びのお手伝いにぴったり!

2. 火を起こそう

火起こしする様子の写真

  • 新聞紙や小枝を下に入れ、その上に薪を組みます。
  • 大人が火をつけ、子どもはうちわで風を送って応援。
  • 火が安定したら、大きめの薪を追加します。

3. 食材を準備しよう

ねぎを切っている写真

  • 里芋:皮をむいて一口大に切る
  • こんにゃく:手でちぎると味しみアップ
  • 長ねぎ・きのこ:食べやすい大きさにカット
  • 牛肉:一口大に分けておく

👉 子どもは「洗う」「ちぎる」といった作業がおすすめ。

4. 鍋に具材を入れて煮よう

芋を煮る写真

  • 鍋に水と里芋を入れ、火にかける。
  • 里芋がほどよく煮えたら、こんにゃくを投入。
  • アクが出たら丁寧に取る。

5. 味付けしよう

  • 醤油・みりん・砂糖を加えて味を整える。
  • 味見をして「ちょっと薄いかな?」と調整するのも楽しい体験。

6. 牛肉・きのこ。ねぎを加える

ボウルに入ったネギときのこの写真

  • 最後に牛肉・きのこ・ねぎを加え、さっと煮る。
  • 牛肉を入れると香りが広がり、一気に「芋煮」の雰囲気に!

7. 完成!みんなで食べよう

大鍋でつくられた芋煮の写真

  • お肉が色づいたら完成!
  • 大自然の中で食べる芋煮は、家の料理より何倍もおいしく感じます。
  • 食後は川辺や広場で遊んで、自然の中でリフレッシュ!

8. 最後に...

芋煮の締めにカレーうどんをつくった鍋の写真

  • うどんやそばを入れて〆に!
  • カレー粉を少し加えて味変!

🗑️♻️🚮食べ終わったら、後片付けまで忘れずに!

 

~米沢流~
さらに芋煮をおいしくする食材たち

芋煮の写真

うまいたれ -上杉の城下町で愛される伝統の味-

米沢市民の冷蔵庫に必ずあるといわれる万能調味料。だし醤油のような甘辛の味わいで、芋煮の味を一気に引き締めてくれます。

米沢牛 -地元のブランド牛・日本三大和牛-

贅沢に地元のブランド牛を投入すれば、出汁も旨みも格別。米沢牛の油は融点が低く、さらっととろける味わい、くどさはありません!
ひと口で“本場の芋煮”を実感できます。

木綿とうふ

煮込むとほろほろと崩れ、だしをたっぷり吸ってやさしい味わいに。子どもにも食べやすい具材です。

大根

あっさりとした甘みが加わり、煮込むほどに出汁がしみ込む名脇役。体も温まります。

みそ(隠し味)

仕上げにほんの少し加えると、味に深みが出て「やみつきになる!」と評判。入れすぎないのがコツです。

まいたけ

しめじを入れることが多い芋煮ですが、“まいたけ”に変えると、香りがぐんと華やかに。秋の味覚らしさもアップ!

ごぼう

香りと食感が加わり、芋煮全体がぐっと大人の味に。薄く斜め切り(ささがき)にするのがポイント。

米沢牛牛脂 -普通のお肉も米沢牛風に!?-

米沢牛はちょっと高くて手が出しずらいっ!
そんなときには、「米沢牛牛脂」を加えるとコクが増し、普通の牛肉でも米沢牛風の味わいに。地元ならではの裏技です。

 

芋煮会の歴史

芋煮会は、江戸時代に最上川を行き来する船頭たちが、河原で里芋や魚を鍋で煮て食べたのが始まりといわれています。

最初は干した魚や棒鱈を使っていましたが、時代とともに牛肉や豚肉に変わり、地域ごとに味付けや具材も少しずつ違うスタイルが生まれました。

日本一の芋煮会と書かれた大きな鍋の写真

やがて収穫を祝う行事として広まり、秋の風物詩に。今では家族や仲間が集まるイベントとして親しまれ、巨大な大鍋で数万人分を作る「日本一の芋煮会フェスティバル(山形市)」が開催されるほど、山形の代表的な食文化になっています。

芋煮会は「料理を楽しむ」だけでなく、「みんなで作って食べる」ことで絆が深まる体験です。親子・家族・友人みんなで挑戦すれば、食べること以上の思い出が残るはずです。

米沢の芋煮は醤油・牛肉

時代とともにさまざまなスタイルが生まれた芋煮ですが、米沢の芋煮は醤油・牛肉です!醤油の香ばしさが牛肉の旨みを引き立てる黄金コンビです✨

芋煮会をもっと楽しむコツ

1. アウトドアチェアやレジャーシートを持参

椅子やシートがあれば、ゆったり快適に過ごせます。調理の待ち時間や食後もリラックス!

2.遊び道具を用意

ボールやバドミントンなど簡単な遊び道具があると便利。食後の時間など空いた時間も楽しく過ごせます!

3.起こした火を使って二度おいしい

起こした火でバーベキューをしたり、デザートに焼きりんごやマシュマロでスモアを作ったり。ひと手間加えれば、アウトドアの楽しさがをさらに広がります!

4. カメラを忘れずに

子どもが火を起こしたり、鍋をかき混ぜる姿はかけがえのない瞬間です。写真に残せば、家族の思い出として大切にできます!

 

まとめ

大鍋でつくられた芋煮の写真

芋煮会は「料理」「自然」「遊び」が一度に体験できる秋のアウトドアレジャーです。
首都圏から少し足を伸ばせば、都会では味わえない親子の時間が待っています。

「子どもには安全に過ごしてほしい。でも新しい挑戦もしてほしい」――そんな願いを叶えてくれるのが芋煮会です。
この秋は、親子や家族、友人みんなで大きな鍋を囲みながら、かけがえのない思い出を作りませんか?

 

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この記事に関するお問い合わせ先

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(魅力発信担当、デジタル改革推進担当、地域資源向上担当)
〒992-8501 山形県米沢市金池五丁目2番25号
電話:0238-22-5111 ファックス:0238-22-0498
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