令和8年1月 新春名刺交換会あいさつ
新年のごあいさつの前に、昨年12月にご逝去されました上杉家17代ご当主で米沢市名誉市民であります故・上杉邦憲様に心から哀悼の誠を捧げたいと思います。昨年6月に5人目となる米沢市名誉市民をお引き受けいただき、これから様々なご指導をいただけると思っていた矢先の突然の悲報でありました。誠に残念であり謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
さて、皆様、米沢商工会議所、山形おきたま農業協同組合、米沢繊維協議会、米沢市役所を代表いたしまして、 謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
昨年一年は、自然現象、社会情勢とも大きな変化の年でありました。年初から続いた豪雪、そして夏場の猛暑、冬にかけての鳥獣被害、特に熊の異常な出没。農業の現場はもとより、日々の暮らしも大きな影響を受けました。100万人を割り込んだ山形県の人口。本市も含め人口減少が加速しております。事業所経営、また、地域にとって「人材」の確保・育成が最重要課題です。与野党の合意で暫定税率が廃止され、ガソリンの小売価格は下がりました。米を中心とする食料品、原材料の高値は続き、日々の生活と事業経営を圧迫しております。
厳しい時代、変化の激しい時代です。だからこそ、米沢市は明確なビジョンを掲げ、具体策を力強く実行しなければなりません。今後10年間をにらんだ市政の道標として、本市は長期プランとなる「よねざわ しあわせビジョン2035」を策定しました。今後、少なくとも20年間は、山形県も米沢市も人口は減り続けます。すなわち、「人口が増えること」だけが地域力のバロメーターでない時代に入ったと言えます。私たちは、新しい自治体のモデルをデザインし、実行してまいります。新しいビジョンでは、本市の人口が減ることを前提に米沢市民一人ひとりの幸福度が向上する、所得が向上する「好循環の米沢」を実現することを目標に掲げました。人を育み、人を活かし、「しあわせ」が循環する学園都市・よねざわを創ります。
各地区の皆様はもとより、市議会、民間企業の皆様、農業界の皆様、山形大学はじめとする各大学や教育機関、医療・福祉、金融業界といった本市に関わる全ての皆様との力合わせ、知恵の結集なくして実現できません。国、県との連携も大切です。本日ご臨席の国会議員の先生方、県議の先生方の一層のご指導、お力添えをよろしくお願い申し上げます。
「よねざわ しあわせビジョン2035」では、前期5年間の重点プロジェクトとして、「育み、学びたい!「ひと」プロジェクト」、「稼ぎ、創り出したい!「なりわい」プロジェクト」、「住み続け、守りたい!「くらし」プロジェクト」の3分野を重点事項に明示しました。
まずは、「育み、学びたい!「ひと」プロジェクト」。すでに実施している小中学校の給食完全無償化では、国が本市を後追いする形で、来春からの小学校給食の無償化の方針を決めました。「母になるなら米沢市」を掲げる本市は、さらに先をいきます。前期計画では、学童保育の無償化を前に進めます。歴史的な再編を進めている小中学校では、安全で快適な教育環境に向け施設を整備します。県立の中高一貫教育校の米沢への誘致にも力を注ぎます。
「稼ぎ、創り出したい!「なりわい」プロジェクト」では、東北中央自動車道米沢北インターチェンジ周辺に決定した新しい産業団地の事業を進めます。また、昨年11月、米沢の産業競争力を強化するため、我が国最大の国立研究機関である産業技術総合研究所、山形大学、本市の三者が連携協定を結びました。東北では初の「ブリッジ・イノベーション・ラボラトリ」を今年4月に設立し、企業の製品開発・事業化を支援します。
今年秋には、米沢商工会議所の新会館が完成します。山形県とも連携し、新しい創業・イノベーション拠点の整備となるよう後押します。農業は本市の基幹産業です。担い手への市独自の支援、ブランド化を一段と支援してまいります。
4月には、市役所に「観光文化スポーツ部」の新設を予定しています。関連性の強い観光・文化・スポーツを一元的に扱う部を市長部局に設け、本市の交流・関係人口の拡大につなげてまいります。
「住み続け、守りたい!「くらし」プロジェクト」では、雪対策に引き続き力を注ぎます。市民の「足」の確保では、県内13市で初となる「まちなか定額タクシー」が昨年9月に稼働しました。登録者が5,000人を超え、経済と暮らしの好循環が生まれています。さらに改善してまいります。
目下の最大の課題は医療体制です。特に深刻なのは新病院の建設以来、赤字幅が急激に膨らんでいる市立病院の経営再建です。国の制度の問題もあり、容易ではありません。しかし、市立病院は市民の健康・安心のよりどころです。サービスを改善し、手遅れになる前に経営立て直しの道筋をつけなければなりません。また、開業医の不足問題への対応も「待ったなし」であります。
好循環の米沢は、好循環の置賜は、米沢市役所の力だけではできません。本日、ご臨席の皆様のお力、心合わせ、力合わせが何より大切であります。どうぞ、お知恵とお力をいただきますようお願い申し上げます。
今年の干支はうま、60年ぶりの丙午は、エネルギー、活力が満ち溢れる年と言われております。私、米沢市長の職責を預かって丸2年となりました。折り返しです。対話と実行をモットーに、活力ある米沢の実現に向け、一日一生、日々、奮励努力してまいります。
結びに、今年一年、皆様のご健康、ご健勝を心より祈念申し上げ、年頭の所信といたします。
本年もよろしくお願い申し上げます。
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更新日:2026年01月06日