令和7年1月 新春名刺交換会あいさつ

更新日:2025年01月09日

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新年あけましておめでとうございます。

米沢市、米沢商工会議所、米沢繊維協議会、山形おきたま農業協同組合を代表いたしまして、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。

雪が少なかった昨年とは一変し、雪景色の正月となった今年、皆様も健やかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。

昨年は元日に能登半島地震、7月には庄内・最上地方での豪雨災害と、日本各地が災害に見舞われました。これまでは災害が少ない地域とされた米沢市でありますが、予測を超えた異常気象の昨今であります。「備えよ常に」の心構えで体制を整えてまいります。

経済・社会の情勢も厳しさを増しております。エネルギー・資材を中心とする物価高、あらゆる業種で直面している人手不足。そして人口の流出。地方にとって、コロナ禍前からの社会課題は、解決どころか、さらに膨らみ、かつ、重くなり地域企業の経営や市民の暮らしを圧追しております。「好循環の米沢」の実現に向け、政策の展開が急務です。市長の職を預かって1年。実現は簡単ではありません。しかし、先送りは許されません。2年目の今年、「子育て・教育の米沢」、「稼ぐ力があり市民の所得が増える米沢」、「誰もが暮らしやすい米沢」の3本の柱を基軸にスピード感と覚悟をもって施策を進めてまいります。

「子育て・教育の米沢」では、「母になるなら米沢市」の施策の第一歩として、昨年4月に小中学校の学校給食を完全無償化、熱中症対策の強化など公約を実現し、子育て世代の支援をしてまいりました。今年は県立の中高一貫学校の米沢市誘致への動きを本格化させてまいります。吉村美栄子県知事の今回の公約にも米沢市への設置が明記されました。本日、ご臨席の県議会議員の先生方のお力添えをいただきながら、教育界、産業界も一体となった市民運動として前に進めたく存じます。中高一貫校の米沢市への設置は、置賜の中核たる米沢市の復活のカギとなります。皆様のご協力何卒よろしくお願い申し上げます。

「稼ぐ力があり市民の所得が増える米沢」では、新しい産業団地の整備に着手します。米沢北インターチェンジと八幡原インターチェンジ周辺のいずれか2ヶ所の候補地に絞った開発地を今年度中に1か所に決め、来年度から基本計画の策定に入ります。生産性の高い工場、高付加価値な製品を開発・製造する事業所の誘致に向け、関係機関と連携して取り組みます。

また、米沢商工会議所の新会館の建設に合わせ、山形県、山形大工学部と連携し、新しい創業・イノベーション拠点の整備に取り組みます。今年度から始めた「すき焼きのまち・米沢」や「戦国花火大会」など、本市の歴史、食文化、農産物を活かした観光・農業の振興にも力を注ぎ、「民間の稼ぐ力」を後押ししてまいります。

「誰もが暮らしやすい米沢」では、新しい除雪システムの運用による丁寧な除雪・排雪を目指します。特に今年はデマンドタクシー網を一気に拡大、高齢者の方々の足を確保してまいります。医師確保をはじめ、市立病院の医療サービスの向上など、安全・安心を守る福祉医療体制の充実にも努めてまいります。

今年は令和8年度から始まる米沢市の10ヵ年計画「新総合計画」の基本構想を練り上げ、実施計画をつくる「節目の年」となります。米沢市内外の英知、衆知を集め、将来ビジョンを打ち出してまいります。「対話」と「改善」を進め、より「顔の見える市政」、「信頼される市役所」に変えてまいります。

これらの政策は、市役所の力だけではできません。本日、ご臨席の皆様のお力、心合わせ、力合わせが何より大切であります。高い席から恐縮ですが、どうぞ、お力をいただきますようお願い申し上げます。

今年の干支である巳年は、「これまでの苦労が実る年」と言われております。ちなみに、私は年男、今年還暦を迎えます。米沢市の発展に向け、脱皮して、一段と奮励努力してまいります。

本年一年が、皆様にとりまして、実り多き一年となりますよう祈念し、主催者代表のあいさつといたします。

本年もよろしくお願い申し上げます。

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