令和7年度のご意見・ご提案と市の回答
「市長への手紙」専門用紙、はがき、メールフォーム等でお寄せいただいたご意見・ご提案とそれに対する市の回答です。
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(注意)個人情報が特定される恐れがあるものは公表しない、または一部を変更して公表しています。
1.みちのくコミセンの旅
今回は勝手なタイトルで「みちのくコミセンの旅」としました。毎月一回コミセン便りを拝見しますがその姿がぱっとしません。
市の広報誌に順番式に(コミセンは別として)コミセンで旅をするように特集のようにして明るい話、暗い話、自慢出来る話、カメラ360℃のような事、私は俳句、川柳が好きなので発表する場等を作ってほしい。
隣組のあり方も色々ですが、次の組長さんに一年たつと終了で次の方に資料等を渡し、家庭に入らず玄関口で渡して終りです。先ずよく検討して頂きよき回答を待ちます。
(令和7年4月1日受付)
市の回答
【担当課:コミュニティ推進課、秘書広報課】
この度は、市長への手紙をいただき、ありがとうございます。
はじめに、「コミセンだより」についてお答えいたします。
市内には17地区の全てにコミュニティセンターがあり、それぞれに地区住民を対象とした「コミセンだより」を毎月1回発行しています。各地区とも独自の行事や話題がありますので、ご興味を持たれておりますことに厚く御礼申し上げます。
また、地区委員の皆様が毎年12月に発行している「地区委員会だより」では、各地区の話題や取り組んでいることを紹介しておりますので、あわせてご覧いただければと思います。
次に隣組(町内会)のあり方についてお答えいたします。
今、地域では少子高齢化を伴った人口減少や個々の生活スタイルの変化等の影響によって、役員の成り手不足や人と人との繋がりの希薄化が懸念されております。
住み慣れた地域で安心して暮らし続けていくためには、身近に暮らす人々が持っている「お互い様の心」が欠かせません。また、災害など、いざというとき最も頼りになるのもご近所同士の支え合い(共助の力)です。◯○様におかれましては、ぜひ町内会でこのことを話題にしていただき、普段から顔の見えるご近所付き合いを広めていただければと思います。
最後に、広報誌に地区の話題を掲載することについてお答えいたします。
まず、日頃より広報よねざわを御愛読いただきありがとうございます。◯◯様をはじめ閲覧者の皆さまの実際の声が、今後の広報誌づくりに大いに生きてくるものと考えております。◯○様からのご意見を参考にさせていただきながら今後もお手に取って読んでいただける広報誌づくりを目指してまいります。
この度は、貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。
2.移動販売車による出店について
猪苗代片町町内会は29世帯で、その内7世帯が高齢です。
買い物は、稼ぎ先の方が毎日実家を訪問し食事もつくったり、届けている家庭も多いです。
すこやかセンターのバスを利用している方もいます。曜日と時間帯で無料になり、大変助かった方もおります。ただ、昨年から一番近かった、中山マートとキムラ中央店が倒産して普段、長年買い物をしている方にとって、町内付近に店舗がなくなり、日常品等の買い物がとても大変になりました。そこで提案なのですが、すこやかセンターに日常的に菓子パンを販売に来るように、たとえばヤマザワのとくし丸のような軽自動車での移動販売車を曜日と時間を設定して、すこやかセンターの正面(屋根のある所)に出店の許可をいただきたく思います。
加えて、もっと進んで、願えればすこやかセンター屋内外のいずれかにコンビニが出店できれば、職員の方々も、来訪者も大いに助かると思います。
(令和7年4月1日受付)
市の回答
【担当課:健康課、商工課】
この度は、市長への手紙をいただき、ありがとうございます。
本市としましても、昨年末、株式会社キムラ(以下「キムラ」といいます。)や有限会社ナカヤママートが事業を停止し閉店したことで、地域住民の皆様の買い物環境が非常に不便になっており、日常生活にも影響がでているものと認識しております。
現在、市長の私自身、県内のスーパーを訪問して米沢出店を促しておりますが、キムラの跡地等での営業については、採算性の問題から具体化には至っておりません。ご提案にありました、地元のお店が移動販売サービスや宅配サービスなどを展開する場合は、行政として支援ができないか、また、コンビニエンスストアや小型スーパーのような店舗の誘致についても、情報収集を進めてまいります。
また、すこやかセンターへのコンビニエンスストア設置につきましても、コンビニエンスストアは営利を目的とした民間企業であり、出店に際しては企業側の経営判断となりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
今後も、引き続き市民の皆様の買い物環境の問題を少しでも解消し、安心して日常生活を送れるように努めてまいります。
この度は、貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。
3.別居親差別に関する運用について
市外からの投稿で大変恐縮です。
3/24に札幌市議会において、愛知県東海市が、学校園の行事で別居親を差別しない(同居親の判断を仰ぐなどを行わない)運用に切り替えられた先進的な町であることを紹介されていましたため、姉妹都市である貴市におかれましても、離婚後も子どもが自己肯定感をもって育てられる環境づくりのために早急に導入頂きたくお願いいたします。
(札幌市議会 録画)
https://sapporo-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=6107
ポイントは以下の通りです。
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・学校教育法16条:保護者とは、子に対して親権を行う者(親権を行う者のないときは、未成年後見人)とあり、親権者が一般的。
・令和7年1月22日最高裁棄却により高裁判決で最終確定した、令和5年(ネ)第3026号 損害賠償請求控訴事件、いわゆる自然的親子権に関わる国賠訴訟判決と照合すると、以下のように捉えられる。
1) 親権が定義されました。
これまで親権は「義務であり権利である」といった表現をされることが多かったですが、本判決文により、親権は職分であるということが定義されました。つまり、親権は子どもの養育責任であるということであり、子どもを両親の養育監護に関わらせることに努めなくてはならないこととなります。
2) 実の親子が養育監護を行う、または受けることが、自由権の一つである人格権として、憲法13条によって保障されます。
つまり、同居親の許可がなければ別居親の学校行事の参加を認めないという学校側の判断は、憲法13条で保障される別居親及び子供の人格権を損なう憲法違反の行為であります。
3)非親権者も養育監護権が保障されています。
自然的親子関係、すなわち実の親子関係は、親権の得喪によって左右されるものではなく、非親権者も自然的親子関係をみだりに妨げられない人格的利益を有します。つまり、親権を失った別居親も、先ほど述べた養育監護に関わる人格権が憲法13条で保障されております。
4)実の親子の自由な養育監護に対して、国家の関わりを規定されました。
自由な養育監護に関しては、原則は家族の裁量とし、必要時に国家が後見的に介入したり、夫婦間の調整する、というものです。しかし、法律に根拠のないにも関わらず、別居親が学校行事等に参加することを同居親の権限にしてしまうなど、学校側で過度に介入してしまっています。
5)非親権者も教育権があります。
判決文によれば、「親権は、 非親権者が親として教育への関与を含めた子を養育監護する職分を否定又は免除するものではない」とされているため、別居親が教育に関わることを同居親が妨げてはいけないことが明示されました。
6)DVについては、支配・被支配の関係があった時と記載があります。
同居親が別居親を学校行事等から排除する行為についてDVという観点から考えた場合、同居親から別居親への支配的行為と捉えられ配偶者暴力が成立しうると思われます。また同居親により子どもが別居親と自由に関われる人格権を損なう行為でもあり、支配・被支配的関係としての児童虐待と捉えられると思われます。
以上の判決文を前提に考えた場合、同居親が別居親を排除する行為は法律上問題があり、改正民法817条の12で規定される、父母間の人格尊重義務・協力義務及び子の人格尊重義務・協力義務違反として、親権喪失要因ともなりえると思われます。
・国家賠償請求事件に発展:行事参加に同居親の許可を必要とする学校側の判断は法的に問題があり、実際に埼玉県内で国家賠償請求事件が3市にて提訴されており、戸田市において現在も係争中となっております。
・教育長及び学校長の優越権の濫用の恐れ:別居親を差別する行為は、教職員のリスクにもなりえます。地方公務員法第13条によれば、教職員は全国民を平等で扱わなければならず、これは地方公務員法第60条に規定される1年以下の懲役または3万円以下の罰金、というリスクを教員が負っています。更に、地方公務員法第32条に、地方公務員は法令や上司の職務上の命令に従う義務があることが定められており、教職員の方々は、法律に則って業務し、さらに上司の指示に従うとあります。別居親を差別するという教職員の行為については1年以下の懲役リスクを伴っており、その行為は上司が命令したことになります。つまり、教育長をはじめ、学校長等上に立つ皆さまが、別居親差別という行為を教職員にさせることについては、懲役リスクを伴う指示をしていることに繋がり、優越権の濫用の行為とも捉えられます。
以上、姉妹都市である東海市と同じ政策をご検討お願い申し上げます。
(令和7年4月8日受付)
市の回答
【担当課:学校教育課】
この度は、市長への手紙をいただき、ありがとうございます。
ご意見をお聞きして、子ども達が自己肯定感をもって育つために大切なことを学ばせていただきました。
近年、家庭の形態が多様化する中で、子ども達を取り巻く環境が大きく変化しております。子ども達が学校行事等に参加する際に、安心して力を発揮することができて、信頼できる大人に認めてもらえるような環境を整えることが大切であると考えております。
本市では、教育現場において学校と保護者とのコミュニケーションを丁寧に図り、それぞれの家庭の状況に応じて対応しております。事情が異なりますので、一律の対応とする考えは現在のところございませんが、今後も引き続き本市の子ども達のために努めてまいります。
この度は、貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。
4.子育てしやすいまちづくりについて
いつも市政運営にご尽力いただき、ありがとうございます。
私は米沢市に住む子育て世代の一人として、日々の生活の中で子供たちの環境について強く感じていることがあり、ご意見を送らせていただきます。
現在、米沢市では人口減少が続いており、特に若い世代の流出が目立っているように思います。
そうした中で、「子育てしやすいまちづくり」は、今後の米沢市の未来を支える大きな鍵になると感じています。
しかし実際には、市内には「休みの日に行きたい」と思えるような公園が少なく、雨や雪の日でも安心して遊べる屋内施設も「くても」や設備の古い児童会館くらいしかありません。
「くても」ですが、幼児の遊び場としては最適かもしれませんが、小学生以上になると物足りなく、すぐに飽きてしまうという声も私の周りでもよく聞きます…。
特に小さな子供を持つ家庭にとっては、日常的に利用できる場所の不足していると感じます。
行政として、子供に関する施設に力を入れて下さっていることは承知していますが、実際の生活の中ではその恩恵を実感しづらいと感じています。
そこで、以下のような取り組みをご検討いただけないでしょうか?
・既存の公園のリニューアル、魅力向上(遊具の入れ替え、安全対策、ベンチや日よけの設置など)
→昨年度の意見をざっくり目を通しましたが、子育て関係が多かったと思います。その中で公園の新設は検討していないと回答されていました(ワクワクランドがあるため)。ですが、ワクワクランドは熊注意の紙が貼られていたり、熊除けのラジオが付いていたりと、子供達が安心して遊べる環境とは言えないと思います。
遊具が古かったり、長く遊ぶには不便な所が多く、子供達にとって「遊びたくなるような場所」にはなっていません。せっかくある施設をもっと活かすことができると思います。
・ナセBAをもっと活用してほしい(親子向けスペースの拡充、イベント開催、周辺の整備など)
新しい図書館はとても魅力的ですが、まだ十分に活用されていない印象もあります。子供や子育て世代が自然と集まりたくなるような場所に育てていけたら、街全体の活性化にもつながると感じます。
米沢市が、子育て世代にとってもっと暮らしやすく、誇れる街になることを願っています。どうか一つひとつの声に耳を傾け、よりよいまちづくりに活かしていただけましたら幸いです。これからの米沢をともに育てていけるよう、応援しています。
(令和7年4月16日受付)
市の回答
【担当課:子育て支援課、都市計画課、社会教育文化課】
この度は、市長への手紙をいただき、ありがとうございます。
市内公園の多くが開園してから30年以上経過しており、施設の老朽化や樹木の巨木化が目立ってきているため、施設の修繕や樹木の剪定などの維持管理を中心に実施している状況です。
また、遊具においては、法令等に基づき毎年1回の定期点検を実施し、点検結果や利用頻度、費用対効果を踏まえたうえで、撤去や更新を行っている状況であります。
ご要望の「既存公園のリニューアルと、魅力向上のため遊具の入替やベンチなどを設置してはどうか」について、現時点で公園のリニューアルに向けた計画は策定していないところですが、子供達にとって遊びたくなるような公園整備については、公園の賑わいを創出するうえで大切な視点でありますので、今後研究してまいりたいと考えております。
なお、ワクワクランドについては令和4年度にスプリング遊具2基を更新、令和5年度は上郷児童センターから4連ブランコ・太鼓梯子・雲梯・スプリング遊具2基を移設、昨年度は3人乗りスウィングの設置など遊具の入れ替えを行いました。今後とも安全に配慮し遊具の入れ替えなどを計画的に行ってまいります。
また、ワクワクランドへの熊の出没はここ数年無いところですが、近年は街中に熊が出没している状況にあることから熊よけのラジオをつけて熊が公園内に侵入しないよう対策を講じております。今後とも児童が安心して遊ぶことができる環境整備に努力していきますのでご理解賜わりますようお願いいたします。
次に、「ナセBAをもっと活用してほしい(親子向けスペースの拡充、イベント開催、周辺の整備など)」というご意見についてお答えします。
ナセBAは市民ギャラリーと図書館からなる文化複合施設ですが、その中で親子が一緒に利用できるスペースとしては、図書館の「おはなしのへや」があります。小さなお子さんと来館される方にとって、周囲に気兼ねなく読み聞かせや会話ができるゆったりとした空間になっており、図書館では、このスペースを活用し、職員やボランティア団体による絵本の読み聞かせを定期的に実施しています。このほか、図書館が実施する子ども向けのイベントとして、7月から8月にかけて「夏休みこども図書館フェア」があり、普段入ることのできない壁面書庫を巡るなど親子で体験できる機会を提供しています。
また、まちづくりの賑わいの面では、ナセBAのこまや(庇の長い軒下通路)を利用した「中部朝市」や「わっさまるしぇ」等でも活用いただいており、図書館では「わっさまるしぇ」と連携し、自動車文庫アタゴオルの展示や1階ロビーでの読み聞かせを実施しています。
現在の施設の立地やレイアウトのもとでは、周辺の整備や、親子向けスペースの拡充は難しい状況にありますが、今後も図書館資料を活用した講座やイベントを開催し、より多くの子育て世代の方々が気軽に来館いただけるような取組を進めてまいります。
この度は、貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。
5.米沢鶴城高校までの循環バス延線について
この春から、米沢鶴城高等学校が開校となり新しい学校の誕生にいろんな意見がすでにお手元に届いていることかと存じます。お願いしたいのは、学校が米沢の端っこに位置することから交通の便が悪いということです。
現在の市民バスは市内は循環しますが鶴城高校まではいきません。駅で山交バスに乗りつごうにも本数が少なすぎて時間も合わず乗れる人数も限られています。どうか循環バスを鶴城高校まで伸ばしていただきたい。ガソリンの高騰、物価高、変質者の出現。男女問わず米沢でも昔のような安全はなくなっているように思います。昨年、中国人が興譲小の子供を追いかけまわした事件もありましたよね。せっかく入学式で希望の高校とおっしゃっていましたが昨今の少子化も相まってますます定員割れを呼び起こす原因の一つかと思います。市長、ディズニーパレードも上杉まつりも大いに喜ばしい事ではありますが、米沢に残りたいと思わせるような政策を形にしてもらえないでしょうか。
(令和7年4月17日受付)
市の回答
【担当課:地域振興課】
この度は、市長への手紙をいただき、ありがとうございます。
鶴城高校に行く公共交通として市民バス万世線があります。
登校については、夏期間(4月~11月)は多くの生徒が自転車で通学するためバスの需要が少ないことから登校時間帯に合わせた便はありませんが、冬期間(12月~3月)は万世線下り第1便の前に『米沢駅前⇒米沢鶴城高校』直行便を運行しております。
下校については、令和7年度から16~18時台に3便運行しており、米沢駅での鉄道との接続に配慮したダイヤ設定となっております。
鶴城高校が開校したことで、これまでのバス需要から変化が無いか、利用状況や需要を捉えながら、利便性の向上について引き続き検討してまいります。
なお、ご要望にありました市民バス市街地循環路線を鶴城高校前まで延伸した場合、1便あたりの運行時間が増えるため、現在の便数を減らして対応しなければならなくなり、利便性が著しく低下してしまいます。このことから、鶴城高校への公共交通としては、市街地循環路線は延伸せずに、これまで通り市民バス万世線で対応していきたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
この度は、貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。
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更新日:2025年05月27日