令和7年度のご意見・ご提案と市の回答(26番から34番まで)
「市長への手紙」専門用紙、はがき、メールフォーム等でお寄せいただいたご意見・ご提案とそれに対する市の回答です。
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(注意)個人情報が特定される恐れがあるものは公表しない、または一部を変更して公表しています。
26.スポーツ少年団の市長表敬訪問の条件と団の活動を米沢市民へアピールできる場について
米沢市スポーツ少年団に加盟している団体で事務局をしているものです。
この度、当団から全国大会に行く団員が数名います。しかし、サッカーや野球と違いマイナースポーツのためか知名度も低く、子供達の頑張りが中々皆さんの目に留まらないのが現状です。先日全国大会に出場するスポーツ少年団が表敬訪問をしたニュースを市報やテレビで見ました。そこで質問なのですが、市長への表敬訪問はどういった条件を満たすと可能なのでしょうか。
子供達の頑張りを米沢市の皆さんに知っていただければ、子供達のやる気にも繋がり、団員数の確保にも繋がると考えております。
また、どの団体も同じように少子化による団員数の減少により、団自体の活動の縮小を余儀なくされていると思います。SNSを活用したり、体験イベントを宣伝し、呼び込んでいますが、なかなか団員の確保には繋がらないのが現実です。市の取り組みの中でも表敬訪問の他にも団の活動を米沢市民の皆さんにアピール出来る場を考えていただけると、スポーツに興味を持ってくれる子供達も増え、団員の子供達は地元米沢に応援され、米沢代表として胸を張り大会へ出場出来るのではないかと思います。
ご回答のほどよろしくお願いします。
(令和7年8月4日受付)
市の回答
【担当課:スポーツ課】
この度は、市長への手紙をいただきありがとうございます。
まず初めに、この度の貴団体所属選手の全国大会出場おめでとうございます。競技種目や知名度に関わらず、何事にも一つの目標に向って一生懸命に取り組む姿勢は、非常に素晴らしいことです。
さて、スポーツ少年団の皆さんの市長表敬訪問については、地域のスポーツ振興や青少年育成を目的とした活動や功績を称える重要な機会と位置づけており、その趣旨に沿ったものであれば、競技の大小を問わず、ご要望に応じて調整いたしますので、遠慮なくご相談ください。
次に、スポーツ少年団の活動を市民の皆さんに広くアピール出来る場や方法については、多様な手段が考えられます。まず、市が運営するSNSの一部アカウント(市Facebook、スポーツ課Instagram)や米沢市スポーツ協会のホームページを活用し、多くの市民に情報発信が可能です。さらに、米沢市スポーツ協会と連携し、式典等で各スポーツ少年団の活躍を報告する場の設定も検討してまいります。
以上のことから、広報手段については今後本市としても積極的に情報発信できる手法を研究してまいりますので、何卒ご理解を賜わりますようお願い申し上げます。
この度は、貴重なご意見をいただきありがとうございました。
27.認可外保育園の無償化について
認可外保育園についてです。 認可外保育園の無償化を求めます。 認可も認可外も条件なく保育園に入れるようにしていただきたいです。 専業主婦であると認可外保育園に入れるのは、大変負担が大きいです。そうなると現状、認可の子ど も園等に入れるか自分で子どもをみる他ありません。核家族化が進み、母親一人で子どもたちを見な ければならない時間が多いです。そして、(産休が終われば)母親も働きに出ざるを得ない状況で す。子ども3人目から支援をしてくれる条件がありますが、3人産める、産みたい経済状況にありませ ん。子ども1人でも支援が必要です。そして専業主婦を排除せず、どんな人もどの保育園も選択ができる環境を求めます。
(令和7年8月7日受付)
市の回答
【担当課:子育て支援課】
この度は、市長への手紙をいただきありがとうございます。
はじめに、専業主婦など、親の就労状況に関わらずどんな人も、どの保育園も選択できる環境へのご要望ですが、認可保育園の利用につきましては、「保育を必要とする児童」であることが法律で定められておりますので、別添P1に記載の1~9の要件のいずれかを必ず満たし、保育の必要性の認定を受けていただく必要があります。父母のいずれかが仕事をしていない場合でも、2~7に該当する場合は、認定を受け利用することが可能です。認可保育園の利用に関しては、本市独自に法律で定められた要件を撤廃又は緩和することはできませんので、ご理解願います。
次に、認可外保育園の保育料の無償化ですが、認可外保育園においても3歳以上で保育を必要とする要件1~9を満たす場合には、国の制度において上限はありますが、保育料の軽減を行っています。また、3歳未満児については、認可保育園利用児童のうち住民税非課税世帯が無償となっていますが、それ以外は所得に応じた保育料をいただいています。認可外保育園においても保育を必要とする場合において上限はありますが、住民税非課税世帯の保育料の軽減が行われています。
認可外保育園は親の就労に関わらずご利用できる保育施設と認識しているところではありますが、本市には満3歳からは保育の必要性に関係なく利用できる認定こども園や幼稚園があり、国の制度により保育料が無償化されていますので、認可外保育園の保育料につきましては、市独自に無償化を行う予定はないところです。
本市独自の子育て支援の取り組みとしては、多子世帯への支援だけでなく、18歳までの医療費の自己負担分(入院・外来)の無償化や、学校給食費の完全無償化を実施しているところです。また、次年度からは「こども誰でも通園制度」(0歳~2歳までの未就園児を対象とし、月一定時間までの利用可能枠の中で就労要件を問わず時間単位等で柔軟に利用できる新たな制度)が全国で開始され本市でも実施予定です。
今後とも子育て支援の施策に取り組んでまいりますのでご理解を賜わりますようお願いいたします。
この度は、貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。
28.サイトウ氏(米沢市在住)の行いを表彰及び広報誌へ掲載することについて
米沢市にお住まいだというサイトウさんの素晴らしい行いを、『広報よねざわ』に掲載して、米沢市として称讃してもらえないだろうかと思い、ご連絡いたします。
2025年5月11日(日曜日)の出来事です。私は、前日に仕事の都合で山形に来たので、この日は朝からレンタカーを使って一日観光をしていました。午前中に立石寺(山寺)などに行った後、白川湖の水没林に向かいました。源流の森センターに着いたのは昼過ぎだったと思います。近くにある大学の学生だという人たちが催し物を出していました。そこから源流の森展望台に向かう途中、クルマ1台分くらいの幅の道で、倒木に阻まれ、それ以上進めなくなりました。ゆっくりでも素直にバックで戻れば良かったのでしょうが、私は、山道のカーブで道幅が少し広くなっているところを利用してクルマの向きを変えようとした結果、落輪してしまいました。土地があると思っていたところに土地が無かったような感じで、自分ではさほど危険なことをしているつもりではなかったのですが、クルマを降りて見てみると、クルマの腹が崖に引っかかっているような状態で、駆動輪が二つとも宙に浮いていました。その下は10メートルくらい垂直の崖で、落ちていたら命も危ういような状況でした。ようやく危険の程度を理解し、実に愚かなことをしてしまったと悔いましたが、まさに「後悔先に立たず」です。
JAFを呼ぶと言っても、こんな場所まで上がってくるのにかなり時間がかかるだろうし、今日中に東京の自宅まで帰れないかもしれないと思いながら、小雨が梅雨のようにしとしとと降っている中、レンタカーの会社やJAFに電話をしていたところ、1台の白いクルマが山道を上がってきて、その中から現れたのがサイトウさんです。下から見ていて何か異常が起きているようだと思ってわざわざ上がってきてくれたそうです。
サイトウさんは、状況を把握するとすぐに、牽引するためのワイヤーを探しに行き、近所(と言ってもクルマで行く距離)の人からワイヤーを借り、手際よく、落輪しているクルマと自分のクルマと繋いで、引き上げてくれました。私は御礼をしたいので連絡先を教えてほしいと申し出ましたが、サイトウさんは御礼なんて要らないと言うのみでした。仕方なく手持ちの現金を差し出してみましたが、少しも受け取ってくれず、「こういうときはお互い様だ」と言って、サイトウさんもワイヤーを貸してくれた人もサッと立ち去ってしまいました。聞けたのは、米沢市に住んでいて、実家がこの近くだから偶々来ていたということと、サイトウという名前だけです。
気づけば、落輪から30分程度しか経っていません。サイトウさんが立ち去った後、少し落ち着いてくると、涙が溢れてきました。冷静に問題解決に取り組んでいるつもりでしたが、やはり冷静ではなく精神的余裕がなくなっていたのでしょう。冷静になればなるほど、山道に入る前のきちんと舗装された道路ですら十分に一台くらいしか交通量が無いところで、そこから見上げなければ分からないはずの山道の途中で変な停まり方をしているクルマに気づいて、山道を上がって来てくれ、助けてくれたことは、本当に「有り難い」という言葉のとおり稀有なことだと思います。いくら感謝しても感謝し切れないほどです。私にとっては、まるで神の遣いが助けに来てくれたような思いがする出来事でした。
何か御礼ができないかと考え、ひとまず、今年のふるさと納税の残りの枠をすべて米沢市に振り向けることにしました。サイトウさんに、直接ではないけれど間接にでも、恩返しとなることを願っています。多額になるとサイトウさんは心苦しいとおっしゃるでしょうが、ふるさと納税ならサイトウさんも笑って受け容れてくれるだろうと思います。
しかし、それでは全然足りないという気持ちです。サイトウさんの行いを米沢市民の心優しさを代表するものとして米沢市から表彰してもらえればサイトウさんも喜んでくれるかもしれません。
本当に心の底から感謝しており、今も思い出すと感涙します。
なにとぞ、お取り計らいくださるよう、お願いします。
(令和7年8月12日受付)
市の回答
【担当課:秘書広報課】
この度は、旅行先での思いがけない出来事にさぞ心細い思いをされたことと存じます。お手紙を拝見し、私も米沢市民として大変嬉しく思います。
また、ふるさと納税の検討など、本市に対する温かいお心遣いを賜わり、心よりお礼申し上げます。
この度、角田様が御経験されたことにつきましては、今後、広報よねざわの市長コラム、または市長Facebook等で触れさせていただくなど検討したいと思います。
この度は、心温まるお手紙をいただき、ありがとうございました。
29.市内公共施設にクーリングシェルターの「のぼり旗」を設置することについて
ここのところの降雨で暑さもひと段落していますが、温暖化が進む中でまだまだ暑い日が続くと思われる昨今です。
そこで、ひとつ提案させて頂きます。米沢市においても、各施設に『クーリングシェルター』が設定ししていますが、そのことを明確化するために、『クーリングシェルター』の『のぼり旗』を作成し、主な施設の前に 設置して頂きたいと思い提案・お願いします。
『ナセBA』は、市内において最高の 最高の『クーリングシェルター』ではないかと思います。
無料で、長時間滞在し、すてきな芸術作品と対面できたり・新聞を読んだり・本を読んだり借りたりできます。
これまでも、多くの市民の皆さんの利用がなされているところですが、『クーリングシェルター』の認知度が高まれば、さらに多くの方々が来訪し、利用されるのではないかと思います。
そこで、出来れば、こよ夏の内に、『クーリングシェルター』の『のぼり旗』 を、市として作成し、主な公共施設などに設置して頂くことを、お願いします。(ナセBAには、南北の入り口それぞれに設置)
連日、米沢市の行政業務にお忙しいかと思いますが、よろしくお願いします。
(令和7年8月12日受付)
市の回答
【担当課:環境課】
この度は、市長への手紙をいただきありがとうございます。
本市では、気候変動適応法の改正を受けて令和6年度から「クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)」として公共施設及び民間施設を指定し、市民の皆様が気軽に休める場所の開放に取り組んでおります。
クーリングシェルター施設については、暑さをしのげる場所であることが分かるように目印となるA3判ポスターを作成し、各クーリングシェルターに掲示をしております。また、クーリングシェルターの認知度を高めるため、広報よねざわや市HP、市公式LINEでの情報発信も随時行っているところです。
一方で、上記の取組だけでは認知度がまだ十分ではなく、施設の外観からはクーリングシェルターであることが分かりづらいという課題を感じております。今回ご提案いただいたとおり、のぼり旗を設置することで視認性が上がり市民の方もより利用しやすくなり、熱中症対策に寄与できるものと考えております。
いただきましたご意見を参考に、今後のクーリングシェルター事業において、より効果的な周知方法を研究し、熱中症対策を推進してまいります。
この度は、貴重なご意見をいただきありがとうございました。
30.上杉神社・松岬神社の植栽樹木の管理について
上杉神社・松が岬神社の植栽樹木の管理について種々の問題があり、対応は急を要する状況であり、市議会でも複数の議員から提議され議論されましたが、現場の経過を見ると対応の着手が全くないので、急ぎこの提案をします。
1.見られる不具合の詳細
1-1桜に関して
(1) 桜の枯枝が目立つ。殆どの木に枯れ枝があり花、新緑の時期に景観を非常に損なっている。
(2) 幹の枯れも発生している。枯れ進行を抑える対処が取られていない。
(3) 堀の内側の桜については蔦の繁茂が酷く幹が見えないほどの木も多い。これでは胴ぶき新芽が出てこない。
(4) 枝を切断した所から腐食が進んでいる。
(5) 枝を切断した個所に車枝が発生し見苦しい。
(6) 木の景観を左右し、成長を損なう忌枝が放置されている。
(7) (4)(5)に関連するが適切な位置で切断されていない。
1-2ツツジについて
(1) 堀内側の斜面に笹が繁茂していてツツジを覆って来年の花芽が育たない。
(2) ツツジにつる草が伸びて、またイタドリが伸びて葉を覆って来年の花芽が育たない。
(3) 自然樹形のツツジの剪定がされずに伸び放題になって形が崩れ、通路を狭くしている。
(4) 刈りこむべきツツジが剪定されず株が膨張して株間の隙間が狭くなって見栄えが悪い。
(5) 桑の木クルミの木など目的外の木が伸びて景観が乱れるのを放置されている。
1-3その他の木
(1) 松が岬神社の南西角の梅の木がほとんど枯木になってるのに放置されている。
(2) 松が岬第2公園のケヤキやコブシ、南寄りの夏ニレの木の根元が乾いて硬く、樹勢が衰え枯れ枝が目立つ。
2.不具合への緊急対応
(1) ツツジの周りの草木を切除する 笹は根が残るとすぐに新芽再生するので何度も繰り返す。
(1-1) ツツジの花芽が形成される夏中に完了させる。
(1-2) 人手がないなら市民にボランティアを呼び掛けてでも直ちに実施する。
(2) ツツジの側面を剪定して株間の隙間を増やすよう。
(3) 桜の幹を覆う蔦を除去する。
3.不具合への短期対応・年内
(1) 樹勢の衰えの顕著な木の根元の土をほぐし腐葉土をかぶせて置く。
(2) 晩夏に涼しくなったら施肥を行う。
(3) 桜の枯枝を切除する。その際は適切な部位で切除する。切断面には癒合剤を使用する。
(4) 樹形を乱す車枝は切除する。
(5) 幹枯が進行してるところは、再生期待できる株は腐食防止被覆を行う。
(6) 初秋には雪折れしそうな枝(健康でも)の切除を行う。
(7) 笹や草取りを継続して行う。
4.不具合への改善・長期と仕組み手順の改善
(1) 植栽の手入れの委託作業の目的、方法(道具、機材、薬剤、手順)を定める。
(2) 年間実施計画を立てる。
(3) 大きな不具合の木については個別の手入れ計画を作る。
(4) 200本ほどある木に個別番号をつけ特別手入れや施肥、状況観察の記録を逐次残す。
(5) 作業が困難な箇所についての特別足場や作業船を用意する。
(6) 専門家(樹医)による診断を受け、今後の対応を検討する。
(7) 地域住民や関係組織との情報交換して将来の計画を練る。
(8) 担当者・委託業者の対応能力を向上する。使用機材の効率化も図る。
(9) もし作業要員や委託費が十分でないなら桜守ボランティア(パートナー)制を導入する。
(令和7年8月20日受付)
市の回答
【担当課:都市計画課】
この度は、市長への手紙をいただきありがとうございます。
上杉神社周辺は、業務委託業者が定期的な清掃や草刈、樹木の剪定等の維持管理を行っていますが、ご指摘のとおり、年々、樹木等の管理が行き届いていないと感じております。
当該箇所については、歴史・文化的景観エリアであり、また、観光資源としても重要であると認識しております。今後、樹木全般の維持管理について検討し、いただいたご意見も反映しながら、お越しいただいた方に満足していただけるよう環境整備に努めてまいりたいと考えております。
なお、ボランティアによる活動については、清掃や手抜き除草など、毎年行っていただいている経過はございますが、機械による草刈や樹木剪定等は、安全性の面から難しい部分もあるため、市が管理すべきと捉えているところですので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
この度は、貴重なご意見をいただきありがとうございました。
31.子どもの権利確保のための民法改正にかかるHP更新について
当会の他の者より要望が入っていることと存じますが、
足立区様https://www.city.adachi.tokyo.jp/oyako/hitorioya-r6minpoukaisei.html
世田谷区様https://www.city.setagaya.lg.jp/02413/27149.html
台東区様https://www.city.taito.lg.jp/kosodatekyouiku/kosodate/mokutei/hitorioya/yoikuhi/01582011.html
豊島区様https://www.city.toshima.lg.jp/kosodate/kosodate/hitorioya/rikon.html
港区様https://www.city.minato.tokyo.jp/kateisoudan/rikonnitomonauyouikushien.html
上記自治体は要望を受け、改正民法にかかるHP更新をしてくださいました。
米沢市様が更新をしようとしない特筆すべき理由がありましたら教えて下さい。
また、受益者負担の公平性の観点に鑑みて、今後改正される民法に関する情報が他自治体に比して不足している状況は
好ましくないのでないかと考えますが、どのようなご見解でいらっしゃるか教えて下さい。
特筆すべき理由がないのであれば、子どもの権利確保のための民法改正について、先進区に倣ったHPでの周知をして下さい。
法施行まであと1年を切っています。宜しくお願いいたします。
(令和7年8月25日受付)
市の回答
【担当課:こども家庭課】
この度は、市長への手紙をいただきありがとうございます。
本市におきましては、現在、今後改正される民法についての情報等の周知について準備段階であります。今後、子育て支援関連ページからも民法改正の情報が得られるよう、他市町村のホームページも参考にさせていただきながら、更新等に向け対応してまいります。
この度は、貴重なご意見をいただきありがとうございました。
32.窪田小学校通学バス導入の緊急要望について
日頃より、市政運営にご尽力いただき、誠にありがとうございます。私は来年小学校1年生になる長女を持つ3児の父です。
近年、異常気象が頻発し、猛暑や大雪といった極端な気象条件が続いています。これにより、通学路を歩く子どもたちの安全が脅かされています。猛暑の中、3.8キロメートルもの距離を長時間歩かせることは熱中症のリスクを高め、大雪の中では滑落事故や交通事故の危険性が増します。
実際に、令和7年7月6日(日曜日)に子供たちの通学路上において出合い頭の死亡事故も発生した他、令和7年8月8日(金曜日)には、自転車に乗っていた12歳の男子中学生が交通事故にあい、現在も意識不明の重体という痛ましい事故も発生しています。全国的にも通学中の小学生に車が突っ込む事故は多発しており、我が子が命を落とすことを考えるだけで胸が締め付けられる思いです。これらの事例を教訓として、今後の対策を急がなければなりません。
また、私の住んでいる地域では大規模な土地造成が進んでおり、新たに多くの子どもたちが住民として加わることが予想され、未来ある子どもたちの安全が脅かされるだけでなく、命を守るための環境が整わなければ、取り返しのつかない事態に繋がります。
これらの現状を踏まえ、私は通学バスの導入を強く要望いたします。通学バスの導入により、極端な気象条件や交通の危険から子どもたちを守ることができ、通学時の安全性が格段に向上します。また、現在は保護者が学校まで送っていくことが多々あることや、積雪の多い冬は米沢市のバスをそれぞれ実費で負担し通学している状況です。通学バスの導入は我々保護者にとっても大きな負担軽減となることは明白です。子どもたちが安心して学び、成長できる環境が整うこととなります。
「未来ある子どもたちを守るために」、市長におかれましては、早急に通学バスの導入を前向きにご検討いただけますよう、心よりお願い申し上げます。子どもたちの命と未来を守るための一歩を、ぜひともご一緒に踏み出していただければと思います。何卒、よろしくお願い申し上げます。
(令和7年8月26日受付)
市の回答
【担当課:学校教育課】
常日頃、本市教育行政にご理解とご協力をいただき、ありがとうございます。
また、令和8年度にお子様が小学校へご入学される予定とのこと、おめでとうございます。入学を控え、お子様はもとより、ご家族皆様も大変楽しみにされていることと推察いたします。そのような中、入学予定の小学校がご自宅から遠く、夏季の暑さや冬季の雪道などご不安をお持ちであることも理解いたしました。
ご心配の児童生徒の安全な通学については、安全確保の観点から、毎年、通学路点検を実施しており改善に努めているところです。このほか、交通安全対策として、警察、道路管理者である山形県及び本市担当課、教育委員会、学校などで協議を重ねておりますので、お気づきの点がありましたらお知らせいただけますと幸いです。
また、昨今の極端な気象状況も通学上の大きな課題であると認識しております。現在は、通学時の日傘や冷却グッズの使用による対応と学校の夏季休業時期を長くするなどの対策を行っているところです。
◯◯様が要望されている通学バスについては、本市においても児童生徒の通学支援としてスクールバスを運行しておりますが、こちらは学校の統合によって遠距離通学となった場合に支援を行う内容としているところです。この支援は、学校から自宅までの距離が、小学校においては4キロメートル以上、中学校においては6キロメートル以上という国の基準を参考としながら行っているものです。
通学バスの導入は安全確保の有効な手段の一つとして認識しておりますが、現在の制度から直ちに適用することは難しいことも事実です。この度お寄せいただきましたご意見は真摯に受け止め、現状の範囲において最善と考える対応を継続して行ってまいりますので、ご理解を賜わりますようお願い申し上げます。
この度は、貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。
33.米沢駅バス停の自家用車停車について
米沢駅バス停に電車待ちの自家用車が停車して居るので、(バスプールにも停車車両多い)バスの運行に支障が出る。バス乗場付近は、自家用車駐車禁止、自家用車進入禁止等道路に記入するべきです。警察の取締りも強化して欲しいです。
(令和7年8月27日受付)
市の回答
【担当課:生活安全課】
この度は、市長への手紙をいただきありがとうございます。
現在、米沢駅前広場バス停前のアスファルト舗装には、枠線と「バス」の文字を表記し、バスが優先的に駐停車する場所としております。
今後、現状を再度確認した上で、注意文書の掲示やパトロールの強化、駐車場への誘導など適切な対応を徹底し、バスの運行に支障が出ないよう対応いたします。
なお、米沢駅前広場(交差点から駅舎前の範囲)は、市が管理する土地であるものの、「公道」ではないため道路交通法が適用されず、警察の取締りが出来ない箇所となっております。
この度は、貴重なご意見をいただきありがとうございました。
34.新中学校体育館へのエアコン設置、市税納付の口座振替及び除雪費のコストダウンについて
いつも市政を司っていただき感謝申し上げます。
今回はいくつか提案があり手紙を書きます。
1.新設中学校体育館へのエアコン設置
近年の異常な暑さに関しては申し上げるまでもありません。体育館は決して中学生だけの建物ではなく、災害時には避難所としても役立ちます。先月の太平洋側津波発生時には避難所へ行ったものの「中が暑すぎて自宅に戻った」という事例を聞きました。それでは避難所の役割として機能していないことになります。
せめて現在建設中の体育館から順次エアコンを設置しては、と提案します。既存の体育館では電気配線工事が煩雑になりコストが大幅に増加するでしょう。しかし、まだ完成していない建物へは最小限のコストで工事できるのではと考えました。
県内では唯一、全小中学校の体育館にエアコンを設置している長井市の方に聞きました。夏場も普通に体育の授業ができていると。教室の何倍もの体積を冷やすので室外機の数も多いとのこと。それを閉校した五中のエアコンを再利用できないかと考えます。電気代のコストは約100万円だとして、これは他のコストカットで何とかならないでしょうか。
2.市税納付の口座振替について
現在は全期前納の納付書を持参すれば一括納付できますが、口座振替ではできません。複数回の引き落としはそのまま残すとして、一括の選択肢も増やしていただけないかと。
引き落としの度に金融機関への手数料が発生すると思います。全て納めるまで4回手数料を支払うか1回のみで済むか。税金の支出は例え僅かでも「塵も積もれば山となる」ではないでしょうか。
3.除雪費のコストダウンについて
全国的に空き家・空き地が増えています。その中でも空き家への素晴らしい関わり方は米沢市が上位に位置していると思っています。今度は空き地への取り組み方に期待します。冬季の空き地の有効活用として、押し雪場として協力していただいた方へは固定資産税を半額にできないかと。ある程度広い面積が必要となります。昨年度の除雪費は約20億円。押し雪場を追加することにより排雪回数を減らせないかと考えました。「損して得取れ」の考え方です。浮いたお金で体育館エアコンの電気代を賄う提案です。
昨年、会津若松市では排雪した雪をダムに貯めておきました。そのお陰か今年は水不足と聞いておりません。かたや米沢市の水窪ダムは現在の貯水率が21.5%と、2年前の取水制限一歩手前の年と同等の水位です。ダムまで運ぶ輸送費と安定した生活で天秤にかけていただければと思います。
以上が私からの提案です。
ご多忙中だと存じますがよろしくお願い申し上げます。
(令和7年8月28日受付)
市の回答
【担当課:教育総務課、納税課、土木課】
この度は、市長への手紙をいただきありがとうございます。
ご意見等について以下のとおり回答いたします。
1.新設中学校体育館へのエアコン設置
ご提案がありました「建設中の体育館から順次エアコンを設置する」ことについてですが、現在、建設中の南成中学校は、すでに設計が完了し、令和8年4月の開校に向けて工事を進めております。工事は、経費が大きいために国の補助金を活用することになりますが、そのためには工事開始の概ね1年前に国と協議する必要があることから、現段階で工事内容を変更し体育館に空調設備を設置することは困難な状況となっております。
なお、ご意見の中にありました、避難所機能としましては、武道場に冷暖房可能な空調設備を設置することにしているところです。
また、「閉校した学校のエアコンの再利用」についてですが、エアコンの再利用は技術的には可能ではありますが、普通教室の面積に応じた空調負荷計算に基づく機器であることから、体育館で使用するには能力が不足しており、相当数設置する必要があることや、負荷の高い運転による電気料の増大などが懸念されるところです。
そのため、閉校となった小学校の不要となったエアコンは、普通教室や音楽室等で極力、再利用しており、今後も使用できる機器につきましては、積極的に再利用していく予定としております。
昨今の猛暑の状況を考えれば、小中学校の体育館への空調設備の設置は、非常に重要な課題と捉えておりますが、理科室などの特別教室への設置も急ぐ必要がある中で、多額の予算を伴う事業として、どう進めていくのか、市全体の方針として検討しているところでありますので、ご理解くださいますようお願い申し上げます。
2.市税納付の口座振替について
現在、本市では市税等の納付方法として口振を希望された場合、各期別での引落しのみを行っております(回数として市民税・県民税・森林環境税、固定資産税・都市計画税、国民健康保険税、介護保険料が10回、後期高齢者医療保険料が8回、軽自動車税が1回です。)。これらのうち、市民税・県民税・森林環境税、固定資産税・都市計画税につきましては令和8年度から4期徴収に変更になることが決まっており、それに伴って口振の引落し回数も10回から4回になることから、市税等全体での口振手数料は大きく減少する見込みです。
また、口振の全期前納については市民からの要望もほぼない現状にありますので、今回のご提案につきましては貴重なご意見として承りたいと存じます。
3.除雪費のコストダウンについて
ご意見のありました「冬季の空き地の有効活用として、押し雪場として協力していただいた方へは固定資産税を半額にできないか。」ということですが、税の減免は、条例や規則により、災害を受けた場合や貧困による公費の補助を受けた場合など担税力が減少した者に対して行うものと限定されております。
ご要望のありました押し雪場の用に供した土地の税を減免(半額)することの意図は、その土地の所有者に対する賃借料や、謝礼などの性格であると考えられ、税の減免(半額)制度を賃借料や謝礼などの代用として活用するものでないと認識しております。
以上のことから、押し雪場の用に供した土地の固定資産税を減免(半額)にすることは現時点では難しいところであります。
押し雪場の確保は、本市にとっても重要な課題でありますので、引き続き本市の実情に即した制度づくりについて、研究を進めてまいります。
次に、「水窪ダムを雪捨場として活用し、水不足の解消につなげてはどうか。」とのご意見ですが、ダムを雪捨場として利用するためには、いくつかの課題がございます。
まずは、道路などから運ばれてきた雪ですが、雪には融雪剤や油分、さらにはゴミなどが混ざっており、そのままダムに入れると河川環境に影響を及ぼすおそれがあることや、融雪後のゴミの回収や処理方法について検討が必要であります。
また、ダムの利用にあたっては、ダム管理者との協議やルール作りなども必要であります。
さらに、水窪ダムは市街地から離れているため、雪の運搬に時間がかかるため効率が悪く、運搬費用が多くかかってしまい、結果として除排雪費用が増加してしまうという問題もあります。
以上のことから、本市としては、ダムを雪捨場として利用する考えは現在のところもっておりませんので、ご理解を賜わりますようお願い申し上げます。
今後とも、冬期間の安全・安心な道路通行を確保するため、除排雪体制の維持や改善に取り組んでまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
この度は、貴重なご意見をいただきありがとうございました。
この記事に関するお問い合わせ先
企画調整部秘書広報課(市役所3階7番窓口(広報のこと)、秘書室)
(秘書担当、広報広聴担当)
〒992-8501 山形県米沢市金池五丁目2番25号
電話:0238-22-5111 ファックス:0238-22-0498
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更新日:2025年10月17日