【五色温泉オートキャンプ場】温泉×キャンプ×サウナでととのう。絶景半露天風呂が最高。設備が充実してて全部キレイ

更新日:2025年09月05日

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五色温泉オートキャンプ場大浴場の大窓からの景色 五色温泉オートキャンプ場大浴場の大窓からの景色
五色温泉オートキャンプ場
 

五色温泉のテラス

こんにちは。虫は嫌いだけど露天風呂は好きな筆者です。

普段は虫がいるからキャンプなんて絶対やりたくない派なんですが…
五色温泉オートキャンプ場で生まれて初めて「え、ここならキャンプしてもいいかも」と思いました。
今回は日帰り温泉だけの利用ですが、その体験をレポートします。

目次
  • アメニティ充実の綺麗な脱衣所
  • いつまでも入っていられる温泉
  • 必要なモノはだいたい売ってる、レンガ造りのエモい管理棟
  • キャンプサイトと水回りの設備は綺麗で快適
五色温泉のプロフィール
場所 山形県米沢市の南東(市街地から40分弱)
アクセス 自家用車のみ。道は舗装されてますが、カーブ多めの山道です。
宿泊場所 五色温泉オートキャンプ場のみ
主な歴史

- 約1300年前(634〜701年ごろ)役小角(役行者)が開湯
- 江戸時代には直江兼続が重用、上杉家ゆかりの湯治場に
- 戦前には皇族・華族専用のスキーロッジも
- 2020年に一軒宿が閉業し温泉は休業
- 2023年、オートキャンプ場として復活

泉質 ナトリウム・カルシウム - 炭酸水素塩・塩化物温泉
放流方式 源泉かけ流し(無加温・無加水)

標高800mの山奥にある秘湯ですが、道は全部舗装。運転に慣れていればアクセスはそこまでハードじゃありません。
「秘湯感は欲しいけど、ガタガタ道はイヤ!」という人にもおすすめ。

筆者は4WDの軽で行きましたが、馬力不足は特に感じず。大型トラックとも普通にすれ違えるくらい道幅はあります。

五色温泉の入浴レポート

まずはレンガ造りの管理棟で日帰り入浴を申し込みます。

内部の紹介はキャンプ場のレポートを見てください。

五色温泉オートキャンプ場の管理棟の画像

料金は大人1,000円。ちょっと高いかな…と思いきや、中に入ると「この内容ならアリ!」と思えるクオリティでした。

入浴カード

受付を済ませてカードキーを受け取ります。入浴は6時~20時まで(混雑状況によっては22時まで入れるみたいです)。キャンプ客も同じで、翌11時まで利用可能。

アメニティ充実のキレイな脱衣所

五色温泉の脱衣所

脱衣所のシンクは3カ所。ドライヤーは備え付けです。オープンから1年ということでとても綺麗ですし、使っているモノが良いのでモダンな感じです。

化粧水などのアメニティ

これがビックリ、各種アメニティです。男湯に化粧水と乳液が置いてある大浴場は初めて出会いました。

今回は日帰り入浴なのでキャンプ泊のことは頭にありませんでしたが、ここは日帰り入浴もできる「キャンプ場」なので「キャンプ客」を基準にしたサービスなんだと思います。「持ってくるの忘れた!」に対応するためなのか備品のレベルが高い。

ウォーターサーバーと扇風機

ウォーターサーバーが嬉しい。扇風機のほかにエアコンもあるので脱衣所の温度は心配ないです。

いつまでも入っていられる温泉

五色温泉大浴場の洗い場

洗い場は4カ所。シャンプー、ボディソープ、コンディショナーが備え付け。シャワーは水圧十分。

右奥に見えるサウナは完全予約制で別料金。今回は時間が無くて入りませんでした。水風呂は地下水を使っていて年間10℃~15℃で保たれているそうです。

五色温泉のお風呂場

いざ入浴!

無加温・無加水の完全源泉かけ流しで、無色透明。淡緑色と書いている人や鉄っぽい匂いと書いている人もいるので、日によって変わりそうです。天然温泉なので日によって違うのは仕方ないですね。

そこまで広いわけではありませんが、10人くらいまでならお互いにパーソナルスペースを確保しつつ入浴できそうです。

浴槽は自然石を使っているのですが、角がしっかり丸められているので全然痛くないです。これめちゃくちゃ大事。角が取れていないと、浴槽のふちに頭置いたときとか痛いんですよねえ。

この日の湯温は約41℃。すぐに身体が温まりました。すぐに出るはもったいないので、一旦湯冷ましのため外気浴を。

五色温泉の外気浴室

椅子が3脚と、使用前後に流すためのシャワーが1つ。この日の五色温泉の気温は25℃くらい(市街地より5度以上低い)で、涼しい風が気持ちよかった。

大浴場の大窓からの景色

もう一回入浴。大窓からの景色が気持ちいい。微妙に曇りだけど…。晴れてたらもっと気持ちいいんだろうな。

画像だと分かりにくいですが、虫除けの網戸が入っています。目が細かいのでほとんど気になりません。

身体が湯温に慣れてきて、景色も良くていつまでも入っていられます。

湯上りにウォーターサーバーで水分補給して入浴終わり。

気持ちよかった。温泉に入って、外気浴して、水分補給して、と無限ループできそう。

キャンプ場のレポート

さて、キャンプはしていませんが、管理棟やキャンプサイトも見てきたのでご紹介。

五色温泉の宿泊は「五色温泉オートキャンプ場」でのキャンプ泊だけ。テントなどのキャンプ用品はレンタルもできるので、「日帰り入浴のつもりだったけどキャンプしたくなった」という人も、キャンプサイトが空いていれば宿泊可能です。

必要なモノはだいたい売ってる、レンガ造りのエモい管理棟

五色温泉オートキャンプ場の管理棟の画像

「五色温泉オートキャンプ場」の管理棟。2020年に閉業した「宗川旅館」のレンガ倉庫を改築してあります。

管理棟のロビー

中はこんな感じ。木のぬくもり溢れる優しい雰囲気。奥がカウンターで、日帰り入浴などの手続きもここで行います。

管理棟の売店

売店では飲み物や調味料、虫除けスプレーなどが売られているので、忘れ物をしても大丈夫です。なかなか見ない瓶コーラや瓶ファンタなんかも売ってました。瓶コーラって美味しいですよね。個人的にはコーラの美味しさって瓶>缶>ペットボトルだと思ってます。

価格は街中の1.5倍くらいでした。ホテルの自販機よりは安いな~という印象です。

カフェメニュー

軽食や生ビールもあります。ここで飲む生ビールはいつもより美味いだろうなあ…。

管理棟2階休憩所

軽食は2階の休憩スペースで食べることもできます。山小屋風カフェも最近増えてきましたが、ここはガチの山小屋カフェ。

五色温泉のショップ

五色温泉のオリジナルグッズも販売されています。売り切れの商品も会ったり、結構人気みたい。

キャンプサイトと水回りの設備は綺麗で快適

管理棟から出てキャンプ場を探索。高低差があるので、テントを張る場所によって違った景色が楽しめそう。

五色温泉オートキャンプ場のマップ

五色温泉オートキャンプ場公式ホームページからお借りしたマップ。地図だと分かりづらいですが、管理棟から一番遠いサイトでも徒歩2分程度でした。

フリーサイトA

フリーサイトAから見下ろすとこんな感じ。手前に見えるのがオートサイト。左奥がペット同伴オートサイトです。右奥は管理棟。

全面砂利敷きなので水はけが良さそうです。

オートサイトとペット同伴オートサイトでは100V電源が使えます。

ドッグラン

ドッグランは「小型犬専用エリア」と「中型犬・大型犬専用エリア」の2つ。

ペット同伴オートサイトを見下ろす

山の上は涼しくて、空気が澄んでいて最高でした(下山したあと、市街地の暑さがいつにも増して厳しく感じた…)。

アブが多いから気を付けてと言われましたが、気になるほど飛んでいなくて「ここならキャンプできるかもしれない」と虫嫌いの筆者でも思いました。アブよりトンボの方が多かったかな。

水場

こちらは管理棟横の水場。

トイレ

こちらはトイレ。山奥のトイレとは思えないキレイさ。

スタッフさんの話によると、オーナーが”キレイさ”にかなりこだわっているそうです。

ショップに売られている薪

新しい施設なので、とにかく全部がキレイ。

「キレイなキャンプ」や「シャワーがあるキャンプ場」は全国各地にあるけれど、「キレイで温泉に入り放題」のキャンプはなかなかないんじゃなかろうか。

今度はキャンプしに行こう。