信濃町大日堂

「城下町ふらり歴史探訪」は、米沢に残る史跡などをわかりやく解説しています。
これまで「広報よねざわ誌面」で紹介してきた記事を再編集して掲載しています。
信濃町大日堂 東一丁目
未・申(さる)年生まれの守本尊である大日如来を祀る

信濃町大日堂

信濃町大日堂は、建長2年(1250)に置賜を支配していた長井泰秀(ながいやすひで)によって創建されたという、古い由緒を伝えています。その後は上杉家からもあつく信仰され、現在は旧信濃町の鎮守として付近の住民から信仰されています。
祭礼は、元旦祈祷祭と、3月には大般若(だいはんにゃ)祈祷祭が行われ、7月下旬の夏祭りには子供みこしが地区内をまわります。
この他、東町通りの昌伝庵(しょうでんあん)や免許町通りにも大日堂があります。昌伝庵大日堂の木造大日如来坐像は延文5年(1360)に仏師の円慶(えんけい)と宗祐(そうゆう)が制作した優れた像で、県指定文化財となっています。
市内の主な十二支の守本尊
「子(ね)年生れの守本尊は?」「寅(とら)年はどの神社・お堂にお参りしたらいいの?」という問い合わせがあります。その際、お答えしているのが左の一覧です。覚えるのに「丑寅虚空蔵(うしとらこくぞう)」「辰巳普賢(たつみふげん)」などと呼ばれています。また、戌(いぬ)・亥(い)年の守本尊は阿弥陀如来(あみだにょらい)とされますが、米沢では「戌亥八幡(いぬいはちまん)」と称し、八幡神社を参拝するようです。一覧は市内の主な神社・お宮を示したもので、これ以外にも多くのお堂があります。元日参りも兼ね、ご自分の十二支の守本尊がある神社・お堂を参拝してみてはいかがでしょうか。
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更新日:2024年10月04日