米沢市水道施設紹介

更新日:2024年03月29日

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はじめに

米沢市にある水道施設の紹介ページです。市内の主な水道施設やその役割を360°写真を交えて紹介します。

米沢の水道のはじまり

本市の水道事業は、米沢市と帝国人造絹糸株式会社米沢工場(現在の帝人株式会社)が大正14年に共同で浄水場を造り、その工場と付近の住民に給水を行ったのが始まりです。以来、8次に渡る事業拡張を重ね、生活環境の向上や産業の発展を支えてきました。

概要

米沢市の水道は大樽川を水源とする舘山浄水場と、水窪ダム及び綱木川ダムの水を水源とする笹野浄水場(山形県の広域水道用水供給事業により、米沢市・南陽市・高畠町・川西町の東南置賜二市二町に水道水を届けている施設)、田沢浄水場、白布高湯簡易水道、板谷簡易水道で作られる水道水でまかなわれています。

令和3年度末の給水人口77,746人、給水戸数33,153戸です。また、年間に約1千万立方メートルの水道水を供給しています。(25メートルプール18,518杯分となります。)

今後の重要事業について

近年の人口減少・給水器具の性能向上による水需要の低下に対応するためや、施設の老朽化した舘山浄水場を令和7年度で廃止し、笹野浄水場で作られる水道水に切替えるための工事を進めています。

また、古い水道管を地震に強い水道管に入替えるなど、安定して水道水を供給できるように取組んでいます。

米沢市水道施設マップ

米沢市の水道施設の詳細地図

水道水が届くまで

水道水が届くまでのフロー図

主な水道施設紹介

米沢市上下水道部

水道課、下水道課、業務課及び水道センター(料金窓口)が入っており、上下水道施設の運営管理、事務を行っています。各施設に異常がないか24時間遠隔で機器により監視しています。

舘山浄水場

大樽川から取水した水から汚れや人体に影響のある物を取り除き、きれいな水にするための施設です。主に市内西部地区の一部、広幡町・六郷町・窪田町の一部地域に供給しています。24時間体制で安全で良質な水を届けています。老朽化のため令和7年度以降に解体される予定です。

高速沈殿・急速ろ過方式で1日最大8,200立方メートル処理できます。

笹野浄水場

山形県企業局が運営している施設です。水窪ダムと綱木川ダムを水源として水道水を供給しています。両ダムの場所が市内東西二箇所に分散されているため、2つのダムからの取水が同時にできなくなる可能性が低いため災害時のリスクが低減されています。

米沢市の他にも東南置賜一市二町(南陽市、高畠町、川西町)の水道用水を1日最大60,600立方メートル(うち米沢市に28,464立方メートル)供給しています。

また、水力発電施設がありダムからの水が落ちてくる力を利用することで、浄水場内の電力を賄っています。

笹野配水池

笹野浄水場で作った水道水を貯めておくための施設です。高いところから低いところへ落ちる重力の力(自然流下方式)で送り出します。このため、配水池は高い土地にあります。ここから水道管を通って各家庭や企業へ届けられます。

容量15,500立方メートル 配水池能力16.6時間(何らかの理由で浄水場からの供給ができなくなり配水池から通常時の配水を続けた結果、配水池が空(カラ)になるまでにかかる時間。12時間以上持つように設計されています。)

水窪ダム

山形県の施設で米沢土地平野改良区が管理しています。ダムの貯水量は3,100万立方メートルで農業用水(2,890万立方メートル)と東南置賜二市二町(米沢市、南陽市、高畠町、川西町)の水道用水(140万立方メートル)、八幡原工業団地の工業用水(70万立方メートル)に供給しています。昭和58年から給水を開始しています。

綱木川ダム

山形県が管理している施設です。ダムの貯水量は830万立方メートルで農業用水と東南置賜二市二町(米沢市、南陽市、高畠町、川西町)の水道用水に供給しています。水窪ダムだけでは需要の増加に対応することができなくなったことから、拡張事業に着手し、平成19年から給水を開始しています。

当ダムは昭和42年の羽越水害の甚大な被害を契機に策定された鬼面川(おものがわ)総合開発事業に基づき建設されました。

ダム完成後は大雨による川の氾濫や洪水の被害を防いでいます。

この記事に関するお問い合わせ先

上下水道部業務課(市役所東側別棟)
(総務担当、財務担当、企画担当)
〒992-0012 山形県米沢市金池五丁目1番23号
電話:0238-22-4511 ファックス:0238-23-6177
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