官民連携によるまちづくり「東町プラットフォーム」
東町プラットフォーム
東町プラットフォームは、旧町名東町(現:大町、本町)を中心としたエリアにおいて、官民連携の取組により、エリアの将来像を示す未来ビジョンを策定し、地域資源や人の営みを生かすとともに新たな地域の魅力を創出することで、地域課題の解決及び持続可能かつ快適で魅力的な地域環境の形成を実現することを目的として、設立された組織です。
町内会、まちづくり会社、大学、金融機関、行政、観光地域づくり法人等で組織され、それぞれの立場や年齢を越えて地域の理想の将来像を考え、話し合い、実践していくことで地域をマネジメントしていく場として、月1回程度会議を開催しています。
東町未来ビジョン

令和5年3月30日に、東町の将来像を示す「東町未来ビジョン」が策定されました。
このビジョンを実現していくため、実施計画を策定し、今後も東町プラットフォームで施策を議論しながら事業を展開していきます。
活動の軌跡
令和4年度
設立総会

令和4年5月12日、南部コミュニティセンターを会場に、東町プラットフォーム設立総会が開催されました。
ウコギ社(一般社団法人)の代表理事である小嶋健市郎さんが会長に選任され、事業計画等について協議しました。
東町プラットフォーム会員名簿 (PDFファイル: 105.5KB)
未来ビジョン策定会議
令和4年6月16日を皮切りに、全8回の未来ビジョン策定会議を開催し、これから東町をどのようなまちにしていくべきかを議論してきました。
実際に東町を歩き、議論を通して、地域の目指す姿を地域・民間・行政等の間で共有し、進むべき方向性を示す「東町未来ビジョン」を策定しました。




東町プラットフォーム 未来ビジョン策定会議メンバー (PDFファイル: 89.2KB)
米沢市まちづくりシンポジウム
東町プラットフォームによる米沢市初の官民連携によるまちづくりを進めるにあたり、市民等に広くこの取組の意義等を発信するとともに、市民及び事業者のまちづくりへの参画意識の醸成を図るため、令和4年9月19日に米沢市まちづくりシンポジウムを開催しました。
「建築による米沢のまちづくり」と題し、置賜の風土や米沢の地域特性を生かしながら、まちをどのように考え、どのようなまちづくりをすることができるか、国際的な建築家を招き、討論していただきました。




令和5年度
社会実験の実施
東町にある資源、空き家をリノベーションした「東町ポスト」や「マチスタヂオ」等を活用して、人が交流・滞留するような仕掛けづくりを議論しました。会議を通してアイデアを出し合い、事業展開前に場所や期間を限定して、試行・評価するための社会実験を実施しました。
○掲示板、ちゃぶ台・座布団、フリーWi-fiの設置
マチスタヂオの1階部分に掲示板を設置し、住民の交流や町外からの情報発信の場として使えるようにしました。また、ちゃぶ台や座布団、フリーWi-fiを設置することで、町内のイベントに活用してもらったり、通りすがりで小休憩したり、学生が滞留できるようにしました。


○冬期間の温室の整備、東町ストリートこたつの設置、eスポーツ大会の開催
人が集まることが難しい冬期間でも人を呼び込む仕掛けとして、マチスタヂオの1階部分にテントで温室を作り、ロングこたつを置いて新しい冬の楽しみ方を提供しました。ゲームを設置して、こたつで温まりながら滞在できるようにして、最終日には「東町プラットフォーム杯」と題したeスポーツ大会を開催しました。


実施計画の策定

前年度から引き続き会議を定期的に開催し、東町未来ビジョンに基づく取組の実施計画を策定しました。
東町の目指す姿を実現するため、今後の活動の展開をアクションプランとしてまとめました。
関連事業
マチスタヂオ
米沢市サテライトオフィス等開設支援事業費補助金を活用し、株式会社アジリノにより整備されたシェアオフィスです。かつて納豆工場だった空き工場が、まちづくりのプレーヤーが集う施設に生まれ変わりました。1階部分は民間施設としてめずらしい公共に開放されたスペースで、2階部分がオフィスとなっています。

東町ポスト
市民団体「東町ポスト」が米沢市協働提案制度補助金を活用し、空き家となっていた旧東町郵便局をDIYによってリノベーションした施設です。本を通じたコミュニティの形成と、建築を通じたまちづくりというテーマをもって活用されています。


この記事に関するお問い合わせ先
(都市政策室、計画担当、公園緑地担当)
〒992-8501 山形県米沢市金池五丁目2番25号
電話:0238-22-5111 ファックス:0238-22-5196
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更新日:2024年04月24日