外来生物について
外来生物とは?
外来生物(外来種)とは、人間の活動によって他の地域から入ってきた生物のことです。
野生生物たちは、多様な個体群たちが複雑な関係性をバランスよく保ちながら生態系を形成しています。そこへ人間活動などにより、もともといなかった生物が入ってくると生態系が崩れる可能性があります。また、生態系だけではなく、農業や林業、水産業などの幅広い分野に影響が生じる恐れがあります。
国は「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」を制定し、生態系等に被害を与える生物を"特定外来生物"として指定し、飼養・栽培・保管・運搬・譲渡・輸入などを原則的に禁止しています。
特定外来生物の例:オオキンケイギク、アライグマ、クビアカツヤカミキリ
特定外来生物オオキンケイギク
オオキンケイギクとは?
北アメリカ大陸原産の「オオキンケイギク」はキク科の多年草です。主に観賞用として日本に持ち込まれました。
オオキンケイギクは強靭なため、一度定着すると在来の野草を駆逐し、生態系に重大な影響を及ぼす恐れがあります。特定外来生物に指定されており、オオキンケイギクを栽培、保管、運搬、野外へ放つこと等は禁止されています。
※市内各地でもオオキンケイギクの生息が確認されています。
特徴
オオキンケイギクの特徴は下記のとおりです。
| 開花時期 | 5月~7月頃 |
| 生育場所 | 道路端、河川敷、線路際、海岸 |
| 花びら | 黄色く、直径5~7センチメートル、先端が4~5裂している |
| 葉 | 細長いヘラ状、茎の下のほうについている |
| 高さ | 30~70センチメートル |
似ている花との見分け方
似ている花として、キバナコスモスがあります。
キバナコスモスの特徴は下記のとおりです。
| 開花時期 | 6月~11月 |
| 花びら | オオキンケイギクよりも濃く、オレンジに近い色 |
| 葉 | 切れ込みが多く、短い |

オオキンケイギク(左)、キバナコスモス(右)
駆除のお願い
所有地などでオオキンケイギクを見つけた際は、下記の手順で駆除してください。生態系の保全のため、ご協力をお願いいたします。
※種子が付き始める時期に駆除作業を行うと種子をまき散らす恐れがあるため、花の咲く前に駆除作業をするのがおすすめです。
個人による駆除方法
1.根から引き抜く
→地面に根が残っていると再生する恐れがあります。
2.指定の可燃ごみ袋に入れる
その場からなるべく移動させず、2,3日天日にさらして枯死させる
→生きたまま運搬することが規制されているためです。
3.可燃ごみとして出す
町内会のクリーン作戦等による駆除方法
町内会でのクリーン作戦等で駆除を実施していただく場合は、以下の条件を満たせば生きたままの運搬が可能です。
・処分を目的として、千代田クリーンセンターへ運搬すること
・落下や種子の飛散等の逸出防止措置をとること(シート等で覆うなど)
・回覧板等で事前にお知らせしてから行うこと
→記載事項:特定外来生物の除去である旨、実施主体、実施場所
特定外来生物アライグマ
アライグマとは?
北アメリカ大陸原産の「アライグマ」は中型の哺乳類です。ペットや動物園での展示のために日本に持ち込まれました。
雑食性で農作物を加害する、希少な在来生物を捕食する、人や家畜との共通感染症(狂犬病など)を蔓延する等の生態系への被害が問題となっており、特定外来生物に指定されました。
山形県でも2015年以降に各市町村で目撃情報があり、ついに2019年には米沢市でアライグマの爪痕と思われる痕跡が確認されました。
似ている種との見分け方
似ている種としてエゾタヌキ、アナグマ、ハクビシンがあり、アライグマとの見分け方として尻尾に違いがあります。
アライグマには尻尾に縞模様がありますが、他3種の尻尾には縞模様がありません。
アライグマを見かけたとき
アライグマは気性が荒いため、見かけても近づかないようにしてください。
今後のアライグマ対策の検討に役立てるため、アライグマを目撃したら、環境課に電話でお知らせ願います。
アライグマの詳細を知りたい方はこちら
特定外来生物クビアカツヤカミキリ
クビアカツヤカミキリとは?
クビアカツヤカミキリは、東アジア原産の特定外来生物です。2012年に国内で初めて確認されて以来、全国各地で生息域を広げています。現在はまだ東北地方での確認はありませんが、北関東では確認されており、県内への侵入が危ぶまれています。
幼虫がモモ、アンズ、ウメ、サクラなど、バラ科サクラ亜科に属する樹木を食い荒らし、生態系に影響を及ぼしています。食害が進むと、枝落れや倒木を引き起こし、人が怪我をする恐れがあります。まん延を防ぐために薬剤を注入する、枯れていない木であっても伐採しなくてはならない場合があります。
特徴
クビアカツヤカミキリの成虫、幼虫の特徴は下記のとおりです。
| 体長 | 3~4cm |
| 見た目 | 全体的に光沢のある黒色、首(胸部)の部分が赤い |
| 発生時期 |
6~8月 木の中で蛹から成虫になり、幹に細長い穴をあけて出てくる |
| 繁殖 |
脱出後すぐに交尾し、幹や主枝の割れ目に産卵する ふ化した幼虫は、そのまま木の内部へ入り込む |
| 雄雌の見分け方 |
触角の長さ 雄→触角が体長の2倍程度、雌→触角の長さと体長がほぼ同じ |
| 見た目 | 脚のないイモムシ型 |
| 生態 | 樹木の内部で2~3年かけて成長し、蛹になる |
| 被害 |
幹の表面の内側にある「内樹皮(木の中で養分を運ぶ重要な部分)」を食べて成長する 食害が進むと枝が枯れ、最終的には樹木自体が枯死する |
|
生息判別基準 |
「排糞孔」という穴を樹皮にあけ、木の内部からフラス(木くずと虫糞の混合物)を外へ排出する |
フラスについて
幼虫が木の中に潜んでいるサインが「フラス」の有無です。
| 発生時期 | 5月~9月に盛んに排出される |
| 色 | 明るいオレンジ色 ~ 褐色 |
| 大きさ | 太さ 2~5mm 程度 |
| 堆積場所 | 木の幹の分かれ目や、根元そばに大量に堆積する |
【在来種との見分け方】
日本在来のカミキリムシ(ゴマダラカミキリ等)との違いは、フラスの「形状」です。在来種のフラスは細長い繊維状に対し、クビアカツヤカミキリのフラスはうどん状やひき肉状になっています。また、崩して拡大すると、スプーンでくり抜いたような形をしているという特徴があります。
クビアカツヤカミキリやフラスを見かけたとき
今後のクビツヤカミキリ対策の検討に役立てるため、クビアカツヤカミキリやそのフラスを目撃したら、環境課に電話でお知らせ願います。
クビアカツヤカミキリの詳細を知りたい方はこちら
この記事に関するお問い合わせ先
市民環境部環境課(市役所3階3番窓口)
(カーボンニュートラル推進室、環境担当、廃棄物対策担当)
〒992-8501 山形県米沢市金池五丁目2番25号
電話:0238-22-5111 ファックス:0238-22-0498
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更新日:2026年09月24日