悪臭問題特別委員会 平成21年度活動の記録

更新日:2024年03月29日

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平成22年3月26日の活動

 養豚事業者に対し二度目の改善勧告が行われた。
 市長から改善勧告書が手渡され、その後、委員長から養豚事業者に対し、次のことを申し入れました。

悪臭問題特別委員長 加藤 喜エ門

 本日、養豚事業者に対し、2度目の改善勧告がなされたことは、当該事業者の悪臭防止対策が不完全なものであることと、そのために地元住民が今も悪臭に悩まされていることの表れであり、委員会として、当該事業者に対し強い遺憾の意を表します。
 このたびの改善勧告については、社団法人におい・かおり環境協会へ改善勧告支援業務を委託し、その報告を基にした、より具体性を持った勧告となっております。改善項目については、完了期限が明記されており、今後は改善効果を時系列的に検証できるものとして一定の評価をしたいと考えております。
 養豚事業者においては、この勧告を真摯に受け止め、期限までの改善を実現するよう強く要望します。
 我々、悪臭問題特別委員会としては、改善勧告の実現に向けた取り組みが早期になされるよう市当局とともに監視し、南原地区自然環境保全推進協議会等とも連携を図りながら堆肥製造事業所を含めた悪臭問題の解決に向け、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。

壁に沿って机をコの字型に設置された部屋で、多くの関係者のかたが着席しているなか、会議が行われている様子の写真

南原地区自然環境保全推進協議会役員
悪臭問題特別委員会委員が同席

複数のカメラマンに撮られながら、市長から男性へ改善勧告書が手渡される様子の写真

市長より改善勧告書が手渡された

委員長が席を立ち、資料を手にもって話をしている写真

申し入れを行う委員長

複数のカメラマンがカメラを向けるなか、会議が進められている様子の写真

養豚事業者からのコメント

 日頃は市民の皆様をはじめ、多くの方々に当社より発生する悪臭で不快な思いをおかけしてしまい、衷心よりお詫び申し上げます。
 市長様よりいただきました改善勧告を重く受け止めております。内容をよく理解し、改善に努めたいと思います。つきましては、市当局の皆様には、引き続きのご指導をお願いいたします。

平成22年3月25日の活動

委員会の報告

本会議最終日に、これまでの委員会の活動を総括して報告を行いました。

また、悪臭問題特別委員会の任期が今月末までであることから、その期限を平成23年3月まで継続する動議が提出され、全会一致で可決となりました。
悪臭問題の解決に向けて引き続き努力してまいります。

議会で多くの議員のかたが着席しているなか、演壇に立って話をしている委員長の写真

本会議最終日 委員長報告

平成22年3月23日の活動

当局からの報告

  1.  悪臭規制について
  2.  堆肥製造事業所の臭気指数等測定結果について
  3.  悪臭苦情件数について
  4.  養豚事業所に対する改善勧告(案)について

主な内容

 養豚事業所に対する改善勧告(案)の当初の原案について若干の修正を行った。このため、現在、県当局と最終的な協議をしており、協議が整い次第勧告を実施する予定であるとのこと。

委員会での質疑応答の様子

長机が並べられた部屋で、一名の男性が立って話をしている委員会の様子の写真
長机が並んだ会議室にて、関係者の方々が様々な資料に目を通しているなか、一名の男性が立って話をしている様子の写真

平成22年2月24日の活動

 改善勧告支援業務報告書(案)と今後の委員会の方針について委員のみで昼休みに打ち合わせ。
 悪臭の現状や委員会の活動方針等について再度、地元住民からの意見を聞く場を設けることで合意しました。
 また、委員会のこれまでの活動を改めて総括し、広く住民に活動の経緯等について知らしめることが必要であるとの認識で一致し、その方法について協議されました。

午後1時開会

当局からの報告事項

養豚事業所に対する改善勧告支援業務報告書(案)について

主な内容

 午後1時から2月17日に引き続き会議。報告書(案)では、当該事業者の縦型密閉コンポスト装置で作られた堆肥の熟成度は、相当低いという結果が示されました。
 委員から、縦型密閉コンポストの運用記録の整備については早急に取り組むべき重点課題であるとしてただされたほか、家畜排せつ物の処理過程、管理方法に問題があり、その結果、悪臭問題の改善が図られていない以上、家畜排せつ物を「たい肥」としてでなく「産業廃棄物」とみなし、その処理を事業者に迫ることも悪臭問題の早期解決に向けた一つの手ではないかとして質疑がありました。
 さらに、このたび、改善勧告を出すにあたっては、養豚事業者に対しより強い態度で臨むよう意見がなされました

円柱型の大きなタンクが2基並んでいる縦型密閉コンポストの写真

縦型密閉コンポスト

平成22年2月17日の活動

当局からの報告

  1. 悪臭苦情件数について
  2. 堆肥製造事業所に関する報告について
  3. 養豚事業所に関する報告について

主な内容

 養豚事業者に対し、より具体性を持った改善勧告をするため、社団法人におい・かおり環境協会へ改善勧告支援業務を委託しており、その改善勧告支援業務報告書(案)が示された。
 報告書(案)に対し、質疑がなされたが、会議予定時間の2時間を過ぎたため委員各自持ち帰り、勧告のあり方等を含め後日、再度検討を行うこととした。

悪臭問題特別委員会の委員の再任等について
 悪臭問題特別委員会の任期が22年3月までであるが、問題の解決には、いまだ至っていないことから、委員を再任し、特別委員会を継続することで了承。問題解決に向け引き続き活動をしていくことを確認。

スーツ姿の関係者が手元の資料に目を通しながら会議が行われている様子の写真

会議の様子

資料に目を通している関係者たちが着席しているなか、奥の男性が立っている様子の写真

当局からの報告を聞く

平成21年12月16日の活動

当局からの報告

  1. 臭気モニタリング結果及び苦情件数について
    • 臭気モニターによるモニタリング(11月29日まで)の総括
    • 悪臭苦情件数集計(11月30日現在)
  2. 養豚事業所に関する報告について
    • におい・かおり環境協会からの中間報告書
    • 臭気モニタリングの結果に関する事業者の考察
  3. 堆肥製造事業所に関する報告について
    • 改善計画書
    • 臭気モニタリングの結果に関する事業者の考察
  4. 堆肥製造事業者に係る終日調査の結果について

平成21年10月29日の活動

当局からの報告

  1. 堆肥製造事業者に対するこれまでの指導状況等について【山形県置賜総合支庁保健福祉環境部環境課】
  2. 堆肥化施設の作業工程と脱臭装置の稼働状況並びに悪臭防止対策等について【堆肥製造事業者】
  3. 養豚場における作業工程と臭気減臭対策の効果等について【養豚事業者】

主な内容

 県当局を委員会に招き、さらに堆肥製造事業者と養豚事業者の両者を委員会に召致。 産業廃棄物処理業の許認可権を持つ県に対しては、堆肥製製造事業者への指導及び監督体制の強化を要望し、各事業者に対しては、作業工程の確認と現在実施されている悪臭防止対策等について種々質疑・要望がなされました。

平成21年9月25日の活動

当局からの報告

  1. 悪臭苦情件数について
  2. 臭気モニターの件について
  3. 堆肥製造事業者に関する報告事項について
  4. 養豚事業者に関する報告事項について
  5. その他

養豚事業所の現地視察を実施

堆肥粒状化施設に付設された減臭施設

屋外の敷地に作業着姿の人たちが集まっており、施設の方を向いている写真
壁がうっすらと半透明のようになっている減臭施設を外から撮った写真
屋外の敷地に作業着姿の人たちが集まっており、減臭施設の方を向いて話をしている様子の写真

(注意)堆肥粒状化施設よりブロアで臭気を集め、浄化槽の活性水をシャワーリングすることによりアンモニアの減臭を図るとのこと。

平成21年9月9日の活動

当局からの報告

養豚事業者に対する改善勧告について

平成21年8月27日の活動

  1.  当局からの報告
    1. 悪臭苦情件数について
    2. 臭気モニターの応募状況について
    3. 堆肥製造事業者に関する報告事項について
    4. 養豚事業者に関する報告事項について
    5. その他
  2.  養豚事業者より提出された堆肥粒状化施設における減臭計画書について

同日午後、堆肥製造事業所の悪臭防止対策について現地視察を実施。

農業用ビニールで覆われた堆肥化施設

周りには大きな施設が建つ屋外の広場で輪になって話をしている様子の関係者たちの写真
大きな施設の側面がビニールで覆われている様子を撮った外観写真

平茂21年8月6日

当局からの報告

  1. 公害苦情件数について
  2. 堆肥製造事業者に関する件について
  3. 養豚事業者に関する件について
  4. 臭気モニターの募集について
  5. その他
     悪臭問題特別委員会の今後の運営方針等について

平成21年6月19日の活動

1 当局からの報告

  1. 最近時の悪臭苦情の状況について
  2. 臭気指数の測定結果について
  3. 前回の悪臭問題特別委員会(5月8日)以降の悪臭問題に係る状況について

2 臭気減臭対策の追加措置(計画)等について(養豚事業者)

主な内容

 前回の委員会でさらなる臭気対策の強化を図るよう求め、そのことについて、養豚事業者より回答を得ました。これに対し委員から、現状に対する認識が不十分であること。養豚事業者の臭いが市街地まで及んでいないとは到底思えないこと。悪臭問題に対し、問題意識をもっと持って改善にあたること等の意見がありました。さらに委員から、努力目標を数値化して提示するよう要望がありました。
 委員会の最後に委員長から養豚業者に対し、委員会の総意として下記のことについて申し入れを行いました。

 第一義に御社から発生している悪臭について、これを解決するんだという強い意志を見せていただきたい。
 そして、その意志の現れとして、より実効性のある改善策を早急に実施していただきたい。
 本日、種々質疑応答がなされましたが、住民は長年、悪臭に対し大変苦慮しております。その精神的苦痛は相当のものと推察されます。
 悪臭問題が、ここまで拡大し深刻な状況になっている現在、当委員会としてもこの問題については早期に解決すべきものと捉えており、悪臭苦情が絶えない現在の状況については、看過することができません。
 今後とも悪臭問題の解決が見られない場合や悪臭問題がさらに深刻な状況になった場合には、当局に対し再度、改善勧告することや改善命令を実施するよう求めていくこととします。
 最後に当委員会は、御社が本市の畜産振興に貢献されていることや畜産業の重要性について十分に認識しているつもりでおりますが、しかしながら、悪臭問題の解決を見ずに産業としての理解を得ることは、困難であります。
 よって、臭気対策の先進事例、コンサルタント、学識経験者などあらゆる知恵や手段を総動員してこの問題の速やかな解決がなされるよう求めます。

平成21年5月21日の活動

市当局と共に先進事例の視察

視察場所 山形県金山町 金山最上牧場
視察内容 最新設備による養豚施設の状況について

白色の飼料用タンクのようなものが何基も集まっている施設を遠目から撮った写真
円柱型の大きなタンクの側面に、タンクの上部へと繋がる階段が設置されている写真
木材のようなもので複雑に組み合わさって造られた施設の一部を斜めから撮った写真
施設の入り口前のスペースに施設の方を向いて話をしている様子の関係者たちの写真
設備にオレンジ色のタンクが一つ置かれている様子を撮った写真
施設の上を複数のパイプが渡っているのを関係者が視察している様子の写真
手前で関係者たちが集まって話をしている様子と、奥には施設がずらりと並んでいる様子を撮った写真
パイプやオレンジ色のタンクが置かれている場所で、作業着姿の関係者たちが集まって話をしている様子の写真
フェンスの先に大きな施設が奥まで続いている様子を撮った写真

平成21年5月8日の活動

協議事項

 改善措置(臭気減臭対策)の内容とその効果などについて (養豚事業者)

当局からの報告

  1. 3月~4月の悪臭苦情状況について
  2. 4月28日実施の臭気指数測定結果について
  3. その他
    • 4月28日開催の市長と山形県置賜総合支庁長との会談について
    • 5月7日開催の4者(山形県、南原地区自然環境保全推進協議会、堆肥製造事業者、米沢市)による協議について

主な内容

 養豚事業者を委員会へ招き、改善措置後の臭気減臭対策の内容と効果などについて種々質疑要望がありました。
 最後に委員長より、これまでの委員会での質疑内容や意見を踏まえ、改善計画を再度検討しなおすよう要請がありました。
 また、同日、地元選出県議会議員とともに委員一同で置賜総合支庁に出向き悪臭問題の早期解決を求める要望書を県当局に提出してまいりました。

ロの字型のテーブルが設置された部屋で、多くの関係者たちが着席しており、正面では2名の男性が向かい合っている様子の写真

要望書を提出する委員長

平成21年4月22日の活動

協議事項

堆肥製造事業者の産業廃棄物処理業の許可更新について(山形県置賜総合支庁保健福祉環境部環境課)

主な内容

 堆肥製造事業者について産業廃棄物処理業の許可更新を前に許可権者である県当局(置賜総合支庁保健福祉環境部環境課)に対し悪臭防止対策について、強力な指導を行うよう求めました。

平成21年4月7日の活動

当局からの報告

  1. 悪臭公害防止協定書(案)について
  2. 特定悪臭物質濃度測定の結果について

この記事に関するお問い合わせ先

米沢市議会事務局(市役所4階東側)
(総務担当、議事調査担当)
〒992-8501 山形県米沢市金池五丁目2番25号
電話:0238-22-5111 ファックス:0238-24-8765
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