審査の概要 令和6年9月定例会(産業建設常任委員会)
令和6年9月定例会
令和6年9月定例会
産業建設常任委員会 委員長報告
令和6年9月19日 開会
令和6年9月27日 報告
ご報告申し上げます。
去る8月30日の本会議において、当委員会に付託されました案件は、議案4件であります。
当委員会は、議会日程に従い、19日の午前9時から委員会室において、全委員出席のもと、関係部課長に出席を求め、開会いたしました。
また、市道路線として認定しようとする箇所について、審査に先立ち、現地調査を行いました。
以下、審査の経過と結果について、ご報告申し上げます。
初めに、『議第106号 財産(ロータリ除雪車)の取得について』でありますが、本案は、現在使用しているロータリ除雪車が老朽化し、除雪作業に支障を来すおそれがあることから、これを更新しようとするものであります。
契約については、指名競争入札による契約とし、2業者による入札を行った結果、山形市大字十文字1128番地1 昭和建機株式会社 代表取締役 石川 清が5,727万7千円で落札し、仮契約を締結したので、本契約を締結しようとするものであります。
本案に対し、委員から、今後もロータリ除雪車を含む除雪用建設機械の更新が計画されているが、国や県からの補助金等の充当を見込んだ計画となっているのかとの質疑があり、当局から、国からの交付金や緊急自然災害防止対策事業債等の有利な財源を活用しながら更新計画を進めていきたいと考えているとの答弁がありました。
また、委員から、今回の入札は参加を辞退した業者が多く、最終的に2者の参加業者の中から昨年度と同じ業者が落札した。他自治体で、業者間で事前に入札に参加するエリアを決めている事例があったことを踏まえ、本市としてはそのような事態を防止するため、今後の対策はどのように考えているかとの質疑があり、当局から、今後は入札の方法を指名競争入札ではなく一般競争入札にすることも含め、様々検討を進めていきたいと考えているとの答弁がありました。
さらに、委員から、現在市が保有している除雪機械は23台とのことだが、今後増やす考えはあるかとの質疑があり、当局から、市が保有する除雪機械を業者に貸し出し除雪していただいたほうが委託料は抑えられるが、現在の早朝除雪等で必要な台数を全て市が保有することは現実的ではないため、まずは現在保有している台数の更新計画を進めながら徐々に増やしていきたいと考えているとの答弁がありました。
本案については、意見もなく、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第107号 米沢市道路占用料徴収条例の一部改正について』でありますが、本案は、道路の占用に係る占用料を改めようとするものであります。
本案に対し、委員から、道路法施行令が令和5年4月1日に施行されたことに伴い、本市は条例を改正し令和7年4月1日に施行する予定であるが、上位法の改正から期間が空いた理由は何かとの質疑があり、当局から、道路法施行令の改正を受け、県は条例を改正し、国から1年遅い令和6年4月1日に施行している。コロナ禍や物価高騰による市民への影響を鑑み、本市の条例改正は県の条例改正後としたところであるとの答弁がありました。
また、委員から、工事の工期が条例の施行日をまたぐ場合があると思うが、その際の経過措置は考えているかとの質疑があり、当局から、経過措置は設けず、工事が完了した日をもって道路占用料が発生するという取扱いになるとの答弁がありました。
本案については、意見もなく、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第108号 米沢市都市公園条例の一部改正について』でありますが、本案は、都市公園の使用に係る使用料の額を改めようとするものであります。
本案に対し、委員から、今回の条例改正による使用料の増額については、市民団体等への影響はあるかとの質疑があり、当局から、今回の条例改正は、主に公園内にある電柱等の使用料に関するものだが、市民団体等が催し物などで公園を使用する際にも使用料を徴収しているため、その点で市民団体等への影響もあるとの答弁がありました。
また、委員から、今回の条例改正は市民への影響もあるようだが、周知はどのように行うのかとの質疑があり、当局から、ホームページ等を通じて市民の方々に周知するとともに、現在使用されている団体及び個人の方に向けた周知も行っていきたいとの答弁がありました。
本案については、意見もなく、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第109号 市道路線の認定について』でありますが、本案は、一般申請に伴い1路線を、開発行為に伴い1路線をそれぞれ新規認定しようとするものであります。
本案に対し、委員から、大町四丁目観音寺北線は既存の道路を市道に認定しようとするものであり、整備が完全な状態ではないが、市道に認定されれば市が整備を行う場合もあるのかとの質疑があり、当局から、今後地元の方から整備に関する要望があれば、要望路線の一つとして、市の整備計画の中で対応していきたいと考えているとの答弁がありました。
また、委員から、市道認定に伴い、冬期間の雪押し場について町内や開発業者の方と調整はしているのかとの質疑があり、当局から、開発行為による申請の場合は開発業者から事前に計画を出してもらい、雪押し場として利用できそうな隣接地があれば、地権者と事前に調整するようにお願いしている。また、住宅ができれば除排雪協力会の設立を働きかけていただくことも併せてお願いしているとの答弁がありました。
本案については、意見もなく、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、当委員会に付託されました議案4件の審査の経過と結果を申し上げ委員長報告といたします。
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更新日:2024年10月04日