審査の概要 平成29年6月定例会(産業建設常任委員会)
平成29年6月定例会
産業建設常任委員長報告
平成29年6月22日(開会)
平成29年6月29日(報告)
ご報告申し上げます。
去る12日の本会議におきまして、当委員会に付託されました案件は、議案5件であります。
当委員会は、議会日程に従い、22日の午前9時から委員会室において、全委員出席のもと、関係部課長に出席を求め、開会いたしました。
以下、審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
初めに、『議第44号 市有財産(米沢オフィス・アルカディア用地)の処分について』でありますが、本案は、米沢オフィス・アルカディアの未分譲の用地、11,775平方メートル余を東京都港区南青山1丁目1番1号 株式会社TSI・プロダクション・ネットワーク 代表取締役 井上隆亮に133,574,000円で売却しようとするものであります。
本案に対し、委員から、今回売却する区画が一部離れているが、その経緯について質疑があり、当局から、まとまった土地の取得希望はあったが、現在分譲できる区画内で協議した結果、離れている区画は従業員の駐車場として活用することでの取得となったとの答弁がありました。
また、委員から、立地企業の操業時期と雇用者数について質され、当局から、操業時期については平成30年9月を予定しており、市内の子会社がそのまま移転することになるため、その雇用は継続される。また、移転後は、新たにアパレル製品の研究開発機能を付加する予定であり、その部分での新規雇用が発生すると伺っているとの答弁がありました。
さらに、本案に関連して、委員から、米沢オフィス・アルカディアの西側の分譲はどうなっているかとの質疑があり、当局から、現在策定を進めているサイエンスパーク構想に基づき、山形大学の研究開発の成果を活かした研究開発拠点として、様々な企業や研究施設を誘致してまいりたいとの答弁がありました。
また、委員から、サイエンスパーク構想とは合致しない企業が立地を希望する場合の対応について質され、当局から、企業誘致の基本的な考え方をしっかり持ちながら、事案に応じた柔軟な対応をしてまいりたいとの答弁がありました。
本案については、意見もなく、全委員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第45号 米沢市新道の駅新設建築工事請負契約の一部変更について』でありますが、本案は、平成29年3月定例会で議決し、現在施工している米沢市新道の駅新設建築工事について、公共工事設計労務単価の改定に伴い、契約金額を、419,040,000から420,353,280に1,313,280円増額し、契約を変更しようとするものであります。
本案に対し、委員から、今後の労務単価の変動はどのように想定しているのかと質され、当局から、今回の労務単価の平均上昇率は4.9パーセントであり、今後については、現時点ではわからないが、傾向として横ばい、もしくは上昇していくのではないかと考えているとの答弁がありました。
また、委員から、山形県より労務単価が高いエリアに職人が集まり、人員不足は生じないかとの質疑があり、当局から、被災地との労務単価の格差が狭まってきている状態であるため、人員確保につながっていると考えているとの答弁がありました。
本案については、意見もなく、全委員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第46号 米沢市新道の駅新設機械設備工事請負契約の一部変更について』でありますが、本案は、平成29年3月定例会で議決し、現在施工している、米沢市新道の駅新設機械設備工事について、公共工事設計労務単価の改定に伴い、契約金額を、186,840,000円から188,318,520円に1,478,520円増額し、契約を変更しようとするものであります。
本案については、質疑や意見もなく、全委員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第47号 市道路線の廃止について』及び『議第48号 市道路線の認定について』でありますが、関連がありますので、一括して審査を行いました。
両案は、市道改良事業に伴い1路線を廃止し、1路線を再認定し、開発行為に伴い1路線を新規認定しようとするものであります。
両案については、質疑や意見もなく、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、当委員会に付託されました議案5件の審査の経過と結果を申し上げ、委員長報告といたします。
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更新日:2024年03月29日