審査の概要 平成28年6月定例会(産業建設常任委員会)
平成28年6月定例会
産業建設常任委員長報告
平成28年6月23日 (開会)
平成28年6月30日 (報告)
ご報告申し上げます。
去る13日の本会議におきまして当委員会に付託されました案件は、議案3件であります。
当委員会は、議会日程に従い、23日の午前9時から委員会室において、全委員出席のもと、関係部課長に出席を求め、開会いたしました。
以下、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
なお、市道路線として廃止及び認定しようとする箇所について、審査に先立ち、現地調査を行ったことを申し添えます。
初めに、議第58号『米沢市新道の駅造成工事請負契約の締結について』でありますが、本案は、重点道の駅に選定された 仮称 道の駅よねざわを整備するために必要となる、当該用地の造成工事を行おうとするものであります。造成面積約21,677平方メートルで、用地の造成及び用地内水路の整備を行おうとするものです。
契約については、指名競争入札による契約とし、九業者による入札を行った結果、米沢市下花沢3丁目8番60号太田建設株式会社代表取締役太田政往が1億6,200万円で落札し、仮契約を締結したので、本契約を締結しようとするものであります。
本案に対し、委員から、造成の盛土の高さについて質疑があり、当局から、元の田の面から平均で約70センチメートル上げる設計であるとの答弁がありました。
また、委員から、新道の駅造成地の埋蔵文化財発掘調査の進捗状況について質疑があり、当局から、発掘調査は、山形県埋蔵文化財センターに委託して調査を実施しているが、発掘箇所に地下水の浸出があり、その排水をしながら進めていることから、若干遅れているとの答弁がありました。
さらに、委員から、工事の大まかな工程について質され、当局から、全体を4ブロックに分けて、発掘調査が完了したところから順次造成を進め、12月までにはおおよそ完了させる予定だが、降雪の影響も考えて、工期を来年3月末までとしているとの答弁がありました。
そのほか、本案に関連して、委員から、施設の設計、運営会社の経営計画の内容やスケジュールなどについて質され、当局から、今後、運営会社の経営計画等について議会に説明し、意見交換の機会を設けたいとの答弁がありました。
また、委員から、道の駅での旅行業の展開について質疑があり、当局から、旅行業法における第3種旅行業者登録をして着地型旅行商品を取り扱い、同じく第3種登録をしている長井市や第2種登録をしている山形県観光物産協会との連携を計画しているとの答弁がありました。
さらに、委員から、この事業の成果を何で測る考えなのかとの質疑があり、当局から、新道の駅事業の最終目標は、地域の活性化であり、道の駅自体の売り上げだけでなく、地域の農産物取扱高の増加や、観光入り込み数の増加などがその指標となるとの答弁がありました。
採決に当たっては、「道の駅よねざわ」事業が本市の産業振興に資する運営となるよう期待し、賛成との意見があり、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議第59号『市道路線の廃止について』及び議第60号『市道路線の認定について』でありますが、両案は、関連がありますので、一括して審査を行いました。
両案は、東北中央自動車道仮称米沢インターチェンジ内公園整備に伴い1路線を廃止し、新道の駅整備事業に伴い1路線を、一般申請に伴い2路線をそれぞれ新規認定しようとするものであります。
本案に対し、委員から、一部路線を、有効幅員4メートルで認定する理由について質疑があり、当局から、現在の市道認定基準の制定が昭和54年の4月であり、その認定基準は幅員6メートルとしているが、それ以前の道路は、幅員4メートルでも基準を満たすとしていることから、今回もその考えで認定しようとするものであるとの答弁がありました。
また、委員から、市道延長が延びれば、それだけ、維持管理費用や除雪費用が膨れ上がるはずであり、その額の伸びを検証したうえで、今後の市道認定方針について考えて欲しいとの要望がありました。
両案については、意見もなく、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、当委員会に付託されました案件の審査の経過と結果を申し上げ、委員長報告といたします。
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更新日:2024年03月29日