審査の概要 令和4年9月定例会(議第75号)
令和4年9月定例会
産業建設常任委員会 委員長報告
令和4年9月20日 開会
令和4年9月21日報告
ご報告申し上げます。
去る8月31日及び9月16日の本会議において、当委員会に付託されました案件は、議案9件、請願1件であります。
本日は、議会日程に従い、20日の午前9時から委員会室において、全委員出席の下、関係部課長の出席を求め、審査を行った案件のうち『議第75号 市道中山街道線上屋敷橋撤去に伴う仮設工事請負契約の締結について』の審査の経過と結果について、ご報告申し上げます。
『議第75号 市道中山街道線上屋敷橋撤去に伴う仮設工事請負契約の締結について』でありますが、本案は、市道中山街道線上屋敷橋において、令和4年8月3日からの大雨により、橋脚が損傷したことに伴い、路面が沈下し、橋梁の上部工に開きが生じたことから、倒壊するおそれがあるため、橋梁撤去に向けて、被災した橋梁を安定させるための仮設を設置しようとするものであります。
契約については、二次災害防止等のため、国の災害復旧における入札契約方式の適用ガイドライン等に基づき随意契約による契約とし、米沢市下花沢三丁目8番60号 太田建設株式会社 代表取締役 太田政往と3億1,680万円で仮契約を締結したので、本契約を締結しようとするものであります。
本案に対し、委員から、随意契約により仮契約を締結するまでに、関係団体への十分な説明は行ったのかとの質疑があり、当局から、業界団体の米沢支部長に対し本工事の施工に最も適した事業者の紹介を要請し、米沢支部長から回答を得たものであるが、支部内での協議内容については確認を取っていなかったところであるとの答弁がありました。
また、委員から、入札を行わなかった理由について質疑があり、当局から、今回の解体工事については全国でもあまり例がないことから、民間事業者からの技術提案を受け、最も効果的と考えられる提案を選定するプロポーザル方式が、入札方式よりも適していると考えられるものの、この方式では手続きに時間を要し、国の災害査定に向けた測量設計調査が完了できなくなるおそれがあったこと。期間がないことから、市が設計を組み、相手方に情報を開示して入札を行うことが困難であることから、指名競争入札等の契約はできなかったものであるとの答弁がありました。
採決に当たっては、緊急性に応じて随意契約を採用する手法は国土交通省のガイドラインでも認められているところであるが、その適用には公平性及び透明性を確保することが必要であり、本契約においてはそれが十分ではなかったと考えられることから反対するとの意見があり、起立採決を行ったところ賛成多数で可決すべきものと決しました。
以上、当委員会に付託されました案件のうち議案1件の審査の経過と結果を申し上げ、委員長報告といたします。
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更新日:2024年03月29日