審査の概要 平成26年12月定例会(産業建設常任委員会)

更新日:2024年03月29日

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平成二十六年十二月定例会

 産業建設常任委員会 委員長報告
 平成二十六年十二月十一日 開会
 平成二十六年十二月十八日 報告

 ご報告申し上げます。
 去る八日の本会議におきまして当委員会に付託されました案件は、議案一件であります。
 当委員会は、議会日程に従い、十一日の午前十時から、委員会室において、全委員出席のもと、関係部課長に出席を求め、開会いたしました。
 以下、審査の経過と結果についてご報告申し上げます。

 議第八十二号『玉の木町住宅等の指定管理者の指定について』でありますが、本案は、本市の市営住宅及び共同施設の管理を行わせる指定管理者について、平成二十七年度から五年間指定しようとするものであります。
 本案に対し、委員から、入居希望者が手続き等で出向く必要回数、及び、事務所が中心市街地内にあることから、手続き等をされた方に対し、周辺の駐車場の無料駐車券や循環バスの無料乗車券が発行されるのかとの質疑があり、当局から、入居希望者には、入居申し込みや相談ということで最低一回はお越しいただき、書類の不備等があれば二、三回来ていただくことになる。また、手続き等をされた方に対して、平和通り駐車場とホテルサンルート米沢の無料駐車券の発行を予定しているが、平成二十八年四月に開設される市営駐車場の無料駐車券や、循環バスの無料乗車券については、指定管理者から提案がなかったため、今後検討してまいりたいとの答弁がありました。
 さらに、委員から、市営住宅を建設する際の国からの補助率と、塩井町団地は三号棟までの整備となるのかとの質疑があり、当局から、国からの補助は塩井町団地建設の場合で、約四十五パーセントであった。また、市営住宅の長寿命化計画により、塩井町団地の建設は三号棟で取りやめており、今後は狭小(きょうしょう)で狭隘(きょうあい)な住宅の用途廃止などを検討し、ある程度、既存の市営住宅を修繕しながら利用する考えであり、新たに市営住宅を建設する予定はないとの答弁がありました。
 また、委員から、市営住宅を指定管理者制度で管理運営していくメリットとデメリットについて質疑があり、当局から、メリットとしては、民間のノウハウを利用した入居者へのきめ細かいサービスの提供や、効率的な施設運営が図れること、デメリットとしては、個人情報の取り扱いと公営住宅法の規制により一部直営業務が残ることであるとの答弁がありました。
 さらに、委員から、本市の厳しい財政状況により新年度予算編成において、修繕料にもシーリングがかけられているが、現場サイドに影響は及ばないかとの質疑があり、当局から、現場サイドに影響は及ぶが、小修繕が大修繕にならないための未然防止や、大修繕の公営住宅ストック総合活用計画による工事の発注といった形をとっている。また、危険性を伴う場合は、先送りすることなく、入居者の安全性も含めて対応できるよう、財政課と交渉しながら、予算措置の確保に努めてまいりたいとの答弁がありました。
 採決に当たっては、指定管理者に管理を委託することで、収入面を含めた個人情報が流出される可能性が高くなること、また、経費削減においても効果が見込めず、指定管理にする必要がないことから反対との意見がありましたので、起立による採決を行った結果、賛成多数で、可決すべきものと決しました。

以上、当委員会に付託されました議案の審査の経過と結果を申し上げ、委員長報告といたします。

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