審査の概要 令和元年6月定例会(産業建設常任委員会)
令和元年6月定例会
産業建設常任委員長報告
令和元年6月21日 開会
令和元年6月28日 報告
ご報告申し上げます。
去る10日の本会議において、当委員会に付託されました案件は、議案18件であります。
当委員会は、議会日程に従い、21日の午前9時から委員会室において、全委員出席のもと、関係部課長の出席を求め、開会いたしました。
また、市道路線として認定しようとする箇所について、審査に先立ち、現地調査を行いました。
以下、審査の経過と結果について、ご報告申し上げます。
初めに、審査に先立ち「議第29号 米沢市勤労者福祉センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について」に対する市長からの議案の訂正の申し出について、当局から説明がありました
訂正の内容は、別表アクティー米沢使用料の備考に記載の誤りがありこれを訂正しようとするものであります
本申し出については、質疑もなく、全委員異議なく、承認すべきものと決しました。
次に、『議第27号 特定事業(米沢市公営住宅塩井町団地建替等事業(1号棟))事業契約の一部変更について』でありますが、本案は、平成27年3月定例会で契約の一部を変更する議決をしている特定事業(米沢市公営住宅塩井町団地建替等事業( 1号棟))事業契約について、施設整備費の割賦支払に係る金利の見直しに伴い、契約金額を、8億6,379万6,019円から8億5,112万3,270円に1,267万2,749円減額し、契約を変更しようとするものであります。
本案に対し、委員から、PFI方式について、市または業者にとってどれほど有益なものと分析しているかとの質疑があり、当局から、市としては、コストの縮減、財政支出の平準化、地元の活性化の3点のメリットがあり、デメリットとしては、事業者選定までの手続きが非常に複雑で時間を要すること、金融や財政の専門的知識を要し組織体制を作るのに困難を伴うことがある。民間事業者としては、安定的に事業収入が見込めるメリットはあるが、デメリットとしては、手続きが煩雑であること、事業収益が少ないことがあるとの答弁がありました。
また、委員から、本市としてPFI方式を今後どのように活用していく考えかと質され、当局から、全国的にはさまざまな公共施設にPFI方式が導入されており、建物の種類によっては、より民間の工夫の力を発揮しやすい例がある。本市としては、建設事業に際して、その建物に対してのメリット、デメリット、市場に対してどうなのかといったところを十分検討したいとの答弁がありました。
本案については、意見もなく、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第28号 米沢市新庁舎建設工事請負契約の一部変更について』でありますが、本案は、平成30年9月定例会で議決し、現在施工している米沢市新庁舎建設工事について、地質調査結果に基づく液状化対策の地盤改良工事の追加及び当該地盤改良工事の追加による工程への影響を抑制するための工場製品の活用等に伴い、契約金額を43億4,592万円から46億6,173万円に3億1,581万円増額するとともに、工事の完成日を平成33年3月22日から令和3年4月10日に延長し、契約を変更しようとするものであります。
本案に対し、委員から、この度の増額によって全体事業費総額71億円も増額となるのかとの質疑があり、当局から、当初本契約の際に提案価格が上限価格を約10億円下回っており、この度の増額分はここで吸収されることから、全体事業費には影響が出ないと見込んでいるとの答弁がありました。
また、委員から、大雪などの影響で、事業費や工期に影響が出ることはないかと質され、当局から、工場製品などを用いて年内に基礎工事を完了させる予定であり、冬季の影響を織り込んで工程を考えているとの答弁がありました。
さらに、委員から、今後大幅に事業費が増額となる想定はしているか質され、当局から、今回対応する地盤の液状化への対策については、要求水準書において、詳細な地質調査をもって判断するとしており、その調査結果を受けて、地盤改良工事を実施するものである。今後、実施する工事で、土工事においては不確定要素はあるが、基礎工事完了以降、工事費が大幅に増額となる可能性は低いとの答弁がありました。
また、委員から、地元業者に対し、具体的にどのように還元されるのかとの質疑があり、当局から、市内企業への発注額を初め、資材購入費や工事関係者の居住費等について、地域経済への貢献を確認することにより、地元業者への還元につなげていきたいとの答弁がありました。
本案については、意見もなく、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第29号 米沢市勤労者福祉センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について』でありますが、本案は、消費税及び地方消費税の税率の引上げに伴い、米沢市勤労者福祉センターの使用に係る使用料の額を改定しようとするほか、会議室等の使用について昼間又は夜間の区分を廃止しようとするものであります。
本案については、質疑や意見もなく、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第30号 米沢市置賜広域観光案内センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について』でありますが、本案は、消費税及び地方消費税の税率の引上げに伴い、米沢市置賜広域観光案内センターの使用に係る使用料の額を改定しようとするほか、施設の使用区分を時間単位に変更しようとするものであります。
本案については、質疑や意見もなく、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第31号 米沢市道の駅の設置及び管理に関する条例の一部改正について』でありますが、本案は、消費税及び地方消費税の税率の引上げに伴い、米沢市道の駅の使用に係る使用料の額を改定しようとするものであります。
本案に対し、委員から、バーベキュー用品等の一般の方への貸し出し状況について質疑があり、当局から、一般の方への貸し出しはほとんどない状況であり、バーベキューや芋煮会等の用品については、運営会社が主催するイベントで事業者等へ貸し出されている状況であるとの答弁がありました。
また、委員から、個人の方が芋煮会などで使用する場合に使用料はかかるのかと質され、当局から、使用料の徴収は、営利目的または宣伝目的のものに限っており、それ以外の使用は無料であるとの答弁がありました。
これに関して委員から、そうした貸し出しについての情報をより分かりやすくし、市外の利用者も利用しやすいよう早急に発信してほしいとの要望がありました。
本案については、意見もなく、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第32号 米沢市市営と畜場の設置及び管理に関する条例の一部改正について』でありますが、本案は、消費税及び地方消費税の税率の引上げに伴い、米沢市市営と畜場の使用に係る使用料の額を改定しようとするものであります。
本案については、質疑や意見もなく、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第33号 米沢市市営食肉市場条例の一部改正について』でありますが、本案は、消費税及び地方消費税の税率の引上げに伴い、米沢市市営食肉市場の使用に係る使用料の額を改定しようとするものであります。
本案については、質疑や意見もなく、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第34号 米沢市放牧場設置等に関する条例の一部改正について』でありますが、本案は、消費税及び地方消費税の税率の引上げに伴い、吾妻山ろく放牧場の使用に係る使用料の額を改定しようとするものであります。
本案については、質疑や意見もなく、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第35号 米沢市青果物地方卸売市場条例の一部改正について』でありますが、本案は、消費税及び地方消費税の税率の引上げに伴い、米沢市青果物地方卸売市場の使用に係る使用料の額を改定しようとするものであります。
本案については、質疑や意見もなく、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第36号 米沢市林業センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について』でありますが、本案は、消費税及び地方消費税の税率の引上げに伴い、米沢市林業センターの使用に係る使用料の額を改定しようとするほか、施設の使用区分を時間単位に変更しようとするものであります。
本案については、とりわけ質疑もなく、意見もなく、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第37号 米沢市木材工芸品等加工展示施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について』でありますが、本案は、消費税及び地方消費税の税率の引上げに伴い、笹野民芸館の使用に係る使用料の額を改定しようとするほか、施設の使用区分を時間単位に変更しようとするものであります。
本案については、質疑や意見もなく、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第38号 米沢市採草地の設置及び管理に関する条例の一部改正について』でありますが、本案は、消費税及び地方消費税の税率の引上げに伴い、米沢市採草地の使用に係る使用料の額を改定しようとするものであります。
本案については、質疑や意見もなく、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第39号 米沢市森林体験交流センターの設置及び管理に関する条例の一部改正について』でありますが、本案は、消費税及び地方消費税の税率の引上げに伴い、米沢市森林体験交流センターの使用に係る使用料の額を改定しようとするほか、多目的室の使用について期間の区分及び午前又は午後の区分を廃止し、使用区分を時間単位に変更しようとするものであります。
本案に対し、委員から、この施設は、財政健全化計画の中でその存続の可否が検討されることとなっていたが、その後の検討状況はどうかとの質疑があり、当局から、平成29年度から令和元年度までの間、市と指定管理者で、利用率の向上に向けて努力を重ねているが、3年間の利用状況とその検証や、施設の老朽化の状況を踏まえて、今年度、施設の存続や廃止について具体的に検討していくとの答弁がありました。
また、委員から、これから天元台及び白布温泉を本市の観光面でアピールしていくうえで、この施設は、存続していって欲しいとの要望がありました。
本案については、意見もなく、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第40号 米沢市道路占用料徴収条例の一部改正について』でありますが、本案は、消費税及び地方消費税の税率の引上げに伴い、米沢市道路占用料の額を改定しようとするものであります。
本案については、質疑や意見もなく、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第41号 米沢市水道給水条例の一部改正について』でありますが、本案は、消費税及び地方消費税の税率の引上げ等に伴い水道事業の給水についての料金等の額を改定するとともに、指定給水装置工事事業者の指定の更新の事務に係る手数料を新たに定めるほか、規定の整備を図ろうとするものであります。
本案に対し、委員から、水道事業の消費税課税の状況について質疑があり、当局から、水道料金、加入金のほか、設計管理手数料、各種証明手数料などは課税対象であり納税事業者として適正に計算したうえで納税しているとの答弁がありました。
本案については、意見もなく、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第42号 米沢市公共下水道条例の一部改正について』でありますが、本案は、消費税及び地方消費税の税率の引上げに伴い、公共下水道の使用に係る使用料の額を改定しようとするものであります。
本案については、質疑や意見もなく、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第43号 米沢市農業集落排水処理施設条例の一部改正について』でありますが、本案は、消費税及び地方消費税の税率の引上げに伴い、農業集落排水処理施設の使用に係る使用料の額を改定しようとするものであります。
本案については、質疑や意見もなく、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第44号 市道路線の認定について』でありますが、本案は、一般申請に伴い1路線を新規認定しようとするものであります。
本案に対し、委員から、起点側、終点側の市道への取り付けにあたって配慮したことはあるかとの質疑があり、当局から、取り付け箇所の横断部はボックスカルバートに変更して、段差のないように配慮したほか、隅切りの設置、ゼブラ線等で既存の市道との優先順位を示すなど安全確保の指導に努めたとの答弁がありました。
本案については、意見もなく、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、当委員会に付託されました議案18件の審査の経過と結果を申し上げ、委員長報告といたします。
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更新日:2024年03月29日