審査の概要 平成27年12月定例会(産業建設常任委員会)
平成27年12月定例会
産業建設常任委員長報告
平成27年12月14日(開会)
平成27年12月21日(報告)
ご報告申し上げます。
去る12月2日の本会議におきまして、当委員会に付託されました案件は、議案7件、請願1件であります。
当委員会は、議会日程に従い、14日の午前10時から委員会室において、全委員出席のもと、関係部課長及び請願の紹介議員にも出席を求め、開会いたしました。
以下、審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
初めに、『議第88号 アクティー米沢の指定管理者の指定について』でありますが、本案は、アクティー米沢の管理を行わせる指定管理者について、平成28年度から5年間指定しようとするものであります。
本案に対し、委員から、これまでの5年間に、利用者の声を拾った指定管理者からの提案はどのようなものがあるかと質され、当局から、利用者の要望から、1時間単位の利用ができる料金体系としたこと、このほか、施設の改修、設備の導入等に係るさまざまな提案があったとの答弁がありました。
また、委員から、指定管理者の募集が再公募となった経緯の説明を求める質疑があり、当局から、8月に現地説明会を実施し、その際には、4者の参加があったが、公募の受付の際には、1者も応募がなかったため、企業のヒアリングを行い、設定金額の見直しを行ったうえで、再公募したものであるとの答弁がありました。
本案については、意見もなく、全委員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第89号 松が岬おまつり広場の指定管理者の指定について』でありますが、本案は、松が岬おまつり広場の管理を行わせる指定管理者について、平成28年度から5年間指定しようとするものであります。
本案に対し、委員から、周辺の住民から迷惑駐車が多いのではないか。また、車の通り抜けで危険な状況にあるのではないかとの声が出ており、問題ではないかとの質疑があり、当局から、迷惑駐車の問題については、市に対しても、苦情等が数件きており、その都度、指定管理者と連絡を取り、不正な駐車がないように声掛けをさせていただいている。場内での事故は今のところ聞いていないとの答弁がありました。
また、委員から、安全管理の徹底を図るために、駐車場にゲートを設けて対応する考えはないかと質され、当局から、駐車場の適正管理と、舗装の大規模改修も含めて計画していたが、現時点では、見送りとなっているものであるとの答弁がありました。
さらに、委員から、駐車料金を徴収することで、運営できないかとして質疑があり、当局から、駐車場を有料化した場合に影響を受ける伝国の杜等周辺施設の利用の際などを考えて、何時間まで無料にするのかなど、検討すべき課題があり、料金の設定が難しいこと。また、西側の舗装整備に約4,800万円、有料化システムのリース代が、7年リースで、年間約540万円かかるなど、費用に対して収益が見込みにくく、先送りの原因になっているとの答弁がありました。
本案については、意見もなく、全委員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第90号 米沢市営と畜場及び米沢市営食肉市場の指定管理者の指定について』でありますが、本案は、市営と畜場及び米沢市営食肉市場の管理を行わせる指定管理者について、平成28年度から5年間指定しようとするものであります。
本案に対しては、質疑もなく、意見もなく、全委員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第91号 米沢市大森山森林公園の指定管理者の指定について』でありますが、本案は、大森山森林公園の管理を行わせる指定管理者について、平成28年度から5年間指定しようとするものであります。
本案に対し、委員から、数多くの方からいろいろな提案をしてもらい、市民の憩いの場である当該公園が、もっとよくなるよう呼びかけて、次回は、応募者が複数者になるよう努めてもらいたいとの、要望がありました。
本案については、意見もなく、全委員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第92号 道路管理瑕疵による負傷事故に基づき生じた損害賠償の額の決定及び和解について』でありますが、本案は、平成26年5月19日に、米沢市中央6丁目地内の市道中央6丁目城北2丁目線において発生した道路管理瑕疵による、負傷事故に基づき生じた損害賠償について、損害賠償額を決定し和解しようとするものであります。
本案に対し、委員から、道路パトロールの体制について質疑があり、当局から、2台の車両で、それぞれ1名乗車して、おおよそ1か月で市道全路線を一回りしていること。また、この事故を受けて、昨年度緊急に横断箇所の危険箇所を把握し、安全な状態にしているが、横断箇所については、年1度全箇所を見て確認しようと考えているとの答弁がありました。
また、委員から、パトロール車1台に1名の乗車であるとのことだが、そもそも運転者は、運転に専念すべきものであり、2人乗車で回るべきでないかと質され、当局から、2人体制でパトロールできるよう検討したいとの答弁がありました。
さらに、委員から、2名体制にできるのを待たずに、全庁的に危険個所の発見に取組むために、職員に情報収集を依頼してはどうかとの質疑があり、当局から、そのように取り組みたいとの答弁がありました。
本案については、意見もなく、全委員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、『議第93号 米沢市家屋等の安全管理に関する条例の一部改正について』でありますが、本案は、家屋等が、危険な状態にないものとするために、必要な措置を講ずるよう、助言、指導等を受けた所有者等が、当該措置を履行することが困難である場合に、市が、当該措置を代行することができるようにしようとするものであります。
本案に対し、委員から、危険な家屋等の調査状況について質疑があり、当局から、平成24年11月に町内会長等の協力を得て、899件の空き家の情報を得ており、その後の情報提供や調査によって、そのうち危険な状態にあるもの240件をデータ管理しているとの答弁がありました。
また、委員から、解体にあたっての補助金の利用実績について質疑があり、当局から、今年度、360万円が予算化されており、その補助を活用して4軒解体しているとの答弁がありました。
さらに、委員から、特に危険な状態の家屋の件数について質疑があり、当局から、特に危険性の高いものは、20件程度と把握しているとの答弁がありました。
本案については、意見もなく、全委員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、『議第94号 米沢市水道事業等の設置等に関する条例等の一部改正について』でありますが、本案は、水道と下水道の組織を、平成28年4月1日から統合することに伴い、関係する条例について所要の改正をしようとするものであります。
本案に対し、委員から、統合による職員数の変更について質疑があり、当局から、現在の職員体制のままの形で統合したいが、平成31年度をめどにしている下水道事業の企業会計への移行に合わせ、上下水道で共通する庶務、契約、財産管理等の事務を一元化し、組織をスリム化できればと考えているとの答弁がありました。
本案については、意見もなく、全委員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、当委員会に付託されました議案7件の審査の経過と結果を申し上げ、委員長報告といたします。
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更新日:2024年03月29日