第15回受賞作品
入賞入選作品
応募総数1,097点の中から最高賞の文化賞、部門賞、入選作品が決定しました。
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文化賞(花部門)

「雨上りのバラ」
谷野 和恵(山口県山陽小野田市) 撮影場所: 山口県宇部市沖宇部
講評
雨露をしのぐように清楚に咲いたバラを、品よく撮った作品です。アングルや画面構成が秀逸で、葉の下から花がのぞく様子には謙虚な姿勢が感じられ、花を中央に置くことで静かな雰囲気が醸し出されています。花の造形や色彩も魅力的で、グリーンの中にオレンジ色が映え、雫も被写体を引き立てています。
写真に大切なのは「発見」です。雨上り、葉陰にさりげなく咲いていただろうバラに着眼する視点が素晴らしく、作者は普段からカメラを持ち歩き、魅力的な被写体を探していらっしゃるのではないかと想像しました。
部門賞(自然・生き物部門)

「春の兆し」
伊藤 一夫(福島県二本松市) 撮影場所:福島県二本松市塩沢山ノ入ダム
講評
画面を斜めに二分割した構図がおもしろく、左側は冬の氷で覆われていますが、右側は青空と白い雲が水面に映っていて、新しい季節の到来を感じさせます。光の扱い方も上手く、空の映り込みは画面に広がりを持たせる効果をもたらしています。こうした自然現象を被写体として発見することができるのは、普段から季節感を肌で感じ取っているからこそではないかと思います。
部門賞(人物・スナップ部門)

「興味しんしん」
山田 晴之(神奈川県横浜市) 撮影場所:千葉県浦安市郷土博物館
講評
シンメトリー(左右対称)な構図の真ん中に子供がいるというのが大きな特色で、さあどっちに入ろうかと戸惑っているようにも見え、どことなくほほえましさ漂う作品です。
昭和のなつかしい時代を感じさせるこの「風呂屋」は、郷土博物館内に再現された街並み展示の一部だそうで、子供の眼には珍しく感じられたかもしれません。どんな雰囲気で家族とこの場にいたのだろう、といったことも想像させられる楽しいスナップです。
米沢賞(花部門)

「夜桜」
鈴木 博明(山形県米沢市) 撮影場所:山形県米沢市(松が岬公園内)
講評
桜は主題にするのがなかなか難しい被写体ですが、本作品では、トンネル構図の中に人々や橋を据え、それを取り囲むようにして桜を配しています。そのため、中心に視線が誘導されつつ、添えられた桜の美しさがいっそう際立って見えるという作品になっています。水面に映る橋も美しく、花色は幻想的で、ライトアップされた上杉神社の夜桜の魅力が存分に表現されています。
入選作品10点(花部門)

「花桃の郷」
児島 巧(島根県松江市)

「夜に咲く」
小林 康男(静岡県富士市)

「深紅の花火」
上杉 裕昭(三重県名張市)

「オダマキの花」
坂詰 金治郎(新潟県新潟市)

「襟元」
村松 克則(静岡県静岡市)

「水面に咲く」
保口 孝夫(愛知県豊田市)

「クマガイソウの息づかい」
大島 市郎(福島県会津若松市)

「黄カタクリ」
佐藤 静治(茨木県守谷市)

「ほうき草に包まれて」
風間 ヤヨエ(新潟県新潟市)

「凛と咲く」
島田 寿弘(新潟県村上市)
入選作品10点(自然・生き物部門)

「仲よし」
澤井 祥憲(和歌山県橋本市)

「渇水の湖底」
宮田 敏幸(兵庫県西宮市)

「水辺に遊ぶ」
谷野 隆(山口県山陽小野田市)

「釣り日和」
亀岡 芳雄(福島県会津若松市)

「特等席」
鈴木 明吉(山形県南陽市)

「降臨への路」
笠原 壽一(福島県福島市)

「二十四の瞳」
小川 章一(山形県米沢市)

「煌る草むら」
浅野 良(福島県福島市)

「秋暁」
渡辺 久子(新潟県新潟市)

「ようこそ我が家へ」
木村 文雄(新潟県新潟市)
入選作品10点(人物・スナップ部門)

「雨の参道」
喜多 昌弘(徳島県阿南市)

「棚田守り人」
笹田 雅代(愛媛県大洲市)

「シラス舞う」
高橋 秀治(兵庫県神戸市)

「光」
春日井 義三(愛知県一宮市)

「夕暮れ」
佐藤 正美(島根県出雲市)

「紅花を摘む御婦人」
藤倉 裕(山形県米沢市)

「出会い」
神原 祐哉(山形県米沢市)

「祈りをこめて」
結城 祐二(山形県山形市)

「夏の夜に酔いしれて」
上野 貴道(福島県河沼郡湯川村)

「恥かしい」
高橋 ジュン(新潟県新潟市)
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更新日:2024年03月29日