第12回受賞作品

更新日:2024年03月29日

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入賞・入選作品応募総数1,132点の中から最高賞の文化賞、部門賞、入選作品が決定しました。

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文化賞(人物・スナップ部門)

雪が降りしきる中を、和傘を持って鳥居のある階段から一列に並んで下りてくる白い狩衣装束姿の人たちの写真

「参神」
 閏 民子 (鹿児島県霧島市)

講評

 「和の世界が表現できたら」という作者の思いが、観る側にも強く伝わってくる作品です。
 白い狩衣装束・和傘の厳かな行列、その背後にある鳥居など、画面構成がしっかりしています。
 ストロボ撮影をしていることで、雪の形状や色味などに適度な効果を醸し出しています。
 レンズ操作や絞りの調整も絶妙で、臨場感に溢れたハイレベルな作品です。

部門賞(花部門)

木のシルエットをした影のようなものの3か所に朱色の花のようなものが点在している写真

「つばき」
 森木 泰代 (山口県下関市)

講評

 「椿の木のシルエット、花を咲かせてみました」という作者の”あそび心”や”絵心”が漂ってきます。
 中央に配された木の影は一旦大胆さを思わせますが、それがかえって赤いつばきの花を際立たせています。
 造形美的な面を含む演出力をはじめ、陰影の加減の技術力などが集約されており、写真が光の芸術であることを再認識させられる作品です。

部門賞(自然・生き物部門)

雪化粧をした山並みを背景に、地面から続々と新芽が芽吹く様子を撮った写真

「早春の里山」
 日野 諗 (山形県東村山郡山辺町)

講評

 山形・新潟・福島3県境に位置する、日本百名山の一つ”飯豊山”。その飯豊山連峰を背景に、秋山庄太郎もしばしば訪れた山形県小国町側から撮影しています。作者によると、「四月下旬、雨の日とのこと」、雪なお残る山に遅い春を感じさせ、自然界の目覚めや喜びを表現しています。
 画面を二分割していますが安易に上下が分離することなく、調和がとれた作品です。

米沢賞

緑豊かな山の斜面にピンク色の花を咲かせた木が点在している様子を撮った写真

「雪解けとともに」
 高野 修 (宮城県名取市)

入選作品10点(花部門)

周りには草が広がる場所に一輪の花が咲いており、開いた花びらが光に照らされて輝いている写真

 「月下燦々」
 浅野 良(福島県福島市)

オレンジ色の花が咲いている草原が太陽の光で照らされている様子を画角を斜めにして撮影された写真

 「光の朝」
 辰巳 功(東京都足立区)

雪化粧をした木の後ろ側に月が出てきている様子を撮った写真

 「月出ずる」
 遠藤 康彦(福島県福島市)

水面からピンク色をしたスイレンのような花が2輪満開になって咲いている様子を撮った写真

 「ハーモニー」
 竹内 治(茨城県水戸市)

まっすぐに伸びた茎の先に黄色がかった花びらが曲線を描きながら咲いている写真

 「calla lily」
 戸田 修太郎(埼玉県川越市)

草木の生い茂る場所に白色の花が満開になって点在している様子を撮った写真

 「ささやき」
 渡辺 久子(新潟県新潟市)

青空のもと、一面に黄色の花畑がずっと先まで広がっている様子を撮った写真

 「春の色彩」
 佐藤 健次(福島県会津若松市)

枝先の花が淡い青色のように見える1本の樹木を近くから撮った写真

 「白い精」
 矢田目 敏弘(山形県山形市)

背の低い稲が広がる田んぼの一角にポツンと紫色の花が咲いている様子を撮った写真

 「田園に咲く」
高橋 ジュン(新潟県新潟市)

水面の様な所に広がる花びらのようなものと、花を咲かせた樹木が写っている写真

 「宴1」
 鈴木 博明(山形県米沢市)

入選作品(自然・生き物部門)

様々な色をした山並みが連なり、手前の水面にきれいに反射している写真

 「早朝の飯豊山」
 山口 愛子(新潟県新発田市)

稲が植えられた棚田の土手に2名の人が田んぼの方を向いて座っている様子を上から撮った写真

 「棚田を守る」
木村 文雄(新潟県新潟市)

淡く靄のかかったようになった水辺にたくさんの白鳥が飛来して一か所に集まっている様子の写真

 「早朝の舞」
 大泉 忠夫(山形県米沢市)

3頭のシカが草原の上に佇んでいる様子と大きな太陽が一緒に写っている写真

 「野付半島」
 秋田和征(広島県広島市)

赤い実をつけた枝先にとまって、口に実をくわえている小鳥を撮った写真

 「雪の日」
 川村 明(栃木県佐野市)

生い茂る木々を背景に朱鷺が翼を広げて飛んでいる様子の写真

 「マイホームの朱鷺」
 岡 利昭(栃木県佐野市) 

黒いシルエットの木々に浮かび上がるように点在している花々と空に広がる星を撮った写真

 「天の星・地の星」
島村 直幸(福岡県宗像市)

背景に広がる水面と葉っぱの先にとまっているトンボを一緒に撮った写真

 「まどろみ」
 黒田 清美(山形県米沢市)

左から1枚目:稲の苗がカーブをかけて並んでいる田んぼの様子と水面が淡いピンク色に染まっている写真、左から2枚目:一面に広がる草原が波打ったように曲線を描いて倒れているように見える写真、左から3枚目:等間隔に盛り上がった土が曲線を描きながら一面に広がっている様子の写真、左から4枚目:等間隔に盛り上がった土が曲線を描きながらずっと先まで続いている写真

 「曲線美」
 深沢 有基(長野県安曇野市)

一本の木の上を光のようなものがうねりながら何本も伸びている写真

 「斜光に光る」
 芳賀 長悦(山形県寒河江市)

入選作品(人物・スナップ部門)

砂の上に女子生徒たちが横一列に並び、一斉に飛びあがった様子を後方から撮った写真

 「青春に向かって」
 遠藤 修一(島根県松江市)

毛糸の帽子を被った男性と頭巾をかぶった女性がテーブルを挟んで向かい合って作業をしている写真

 「暖もり」
 池上 和夫(福島県郡山市)

女の子を先頭に、傾斜のついた芝生を続々と下りてくる人たちを下から撮った写真

 「春の妖精たち」
 佐藤 靖司(山形県米沢市)

網の中に男性が立ち、水から大きな鯉を上げて水槽に入れようと持ち上げている写真

 「重いぞ」
 花野 祐一(新潟県新発田市)

笠の帽子を顎ひもで固定した着物姿の女性が微笑んでいる様子をアップで撮った写真

 「清雅」
 須田 絹子(埼玉県小川町)

赤の着物姿の女性が袖をまくった両腕を台の上に置いて手の上に顎を乗せている写真

 「待つ女」
 八木 慶次郎(愛媛県松山市)

花が満開になった枝先の隙間から階段に2人の座った人が見えている写真

 「桜咲く頃」
 川口 善也(岐阜県多治見市)

提灯などが下がっている場所の隅で二人の男の子が内緒話をしている様子の写真

 「ないしょ話」
 福本 丈夫(長野県軽井沢町)

左から1枚目:道場でまわし姿の男性が頭を下げて前進している様子を横から撮った写真、左から2枚目:道場でまわし姿の2名の男性が頭を下げて同じ方向に前進している様子を横から撮った写真、左から3枚目:全身泥まみれになったまわし姿の人の背中のあたりをアップで撮った写真

 「夢に向かって」
 増田 将洋(新潟県新潟市)

衣装を着た男性が道具を持っている様子と、男性の周りが炎の様なもので赤く染まっている写真

 「幻想の鎮魂歌」
 広田 和夫(山口県宇部市)

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