ようこそ! 市長室

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近藤 洋介米沢市長の顔写真

 このたび、第38代米沢市長として市政運営の重責を担わせていただくこととなりました。市民の皆様の幸せと安全・安心な暮らしのため、職務を担う責任の重さと使命感で身の引き締まる思いです。皆様との「対話」を大切にしながら、誠心誠意、全力で職責を果たして参ります。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 加速する少子・高齢化、物価の高騰、激変する産業構造など米沢市を取り巻く環境は厳しさを増しています。ひと、もの、お金が出ていく現在の流れを改め、活力のある「好循環の米沢」を実現しなければなりません。そのためにも私は、次の3つの政策の柱を軸に、市政に取り組んでまいります。

 第一に、子育て・教育環境の充実です。具体的には、小中学校で美味しく安全な学校給食を提供し、完全無償化します。学童保育の無償化なども急ぎ、子育て世代を応援してまいります。さらには、置賜初の中高一貫校を誘致し、県内最高水準の子育て・教育環境を目指します。このようなことが子育て世代を米沢に呼び込むことに繋がっていけば、消費が拡大し、経済・産業が動きます。

 第二に、所得の増える米沢の実現です。地域企業や農業生産者への支援に加えて、インターチェンジ周辺に新しい産業・流通団地を開発し、質の高い雇用の場つくります。また、市が発注する公共調達では、地元企業を優先させるなど、お金が地域内に回る循環型経済をつくります。

 第三に、誰もが暮らしやすい米沢の実現です。まずは雪対策です。丁寧な除雪・排雪ができるように予算を改めます。また、市立病院や市内の医療機関の医師・看護師の確保については、市長の責任で先頭に立って取り組み、市民の不安解消に努めます。さらには、自宅から目的地まで送迎する乗合タクシー(デマンドタクシー)を市内全域に広げ、新しい公共交通網をつくります。

 先人から受け継いだ米沢をより良い形にして次の世代に引き継ぐことは、今を生きる私たちに課せられた責任です。世代を超えて、官民の垣根を超えて、「オール米沢」で知恵を出し合い、力を合わせれば、大人が子供や孫たちに「米沢いいべ。帰ってこい」と自信を持って、笑顔で言える米沢を必ず実現できます。

 ともに、「好循環の米沢」をつくりましょう。

(令和5年12月)

 米沢市長 近藤 洋介