第13回受賞作品

更新日:2024年03月29日

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入賞入選作品
 応募総数888点の中から最高賞の文化賞、部門賞、入選作品が決定しました。

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文化賞(花部門)

岩の隙間からピンク色の花を咲かせたイワツツジが生えている写真

「耐えて咲く」
渡辺 久子 (新潟県新潟市)

講評

 雨模様のなかで、岩の隙間から根を張って美しく咲いているイワツツジの生命力がとても魅力的です。
 脇にある枯れた草が対比的にアクセントとなっており、浮き立たせた感じのイワツツジの存在を一層引き立てています。
 撮影テクニックも優れており、作品の仕上げ方も上手です。撮影が難しい条件のなかで丁寧に造り上げた作品で、気品も漂っています。

部門賞(自然・生き物部門)

左から1枚目:雪の積もった山肌から雪が風に吹かれて舞っている様子の白黒写真、左から2枚目:雪化粧をした山肌が月明かりに照らされている白黒写真、左から3枚目:一面に雪が積もった大地にくっきりとした足跡がついている白黒写真

「月世界」
浅野 良 (福島県福島市)

講評

 厳冬のなか、夜の磐梯山を月明かりだけで撮影しており、星も入れながらの力作となりました。
 被写界深度を深く取り、ISO感度や露光時間を上手に組み合わせ、完成度の高い作品に仕上がっています。
 広角から望遠まで3点とも異なるレンズを使用しており、撮影者の思いが感じられます。技術力もさることながら、体力や精神力も感じさせられる作品です。

部門賞(人物・スナップ部門)

新緑の田んぼが広がる場所を、飾りつけをした木の枝のようなものを持って並んで歩いている3名の子どもたちの写真

「虫送り」
花野 祐一 (新潟県新発田市)

講評

 「虫送り」「虫追い祭り」など、地域によりさまざまな名称がありますが、害虫除けや豊作を祈願する、古くから農村部に伝わる伝統的行事です。今日、農業文化の変化によりこの行事も昔より賑やかさが失われつつあるようです。
 しかし、自然な表情で素朴に振舞っているように見える3人の子どもたちの姿から、時の流れや郷土への愛おしさが伝わってきます。

米沢賞(人物・スナップ部門)

満開になって咲いている桜の木の先で、2両編成の電車が横切っていく様子の写真

「春色米沢」
小嶋 一誠 (山形県米沢市)

講評

 米坂線は「米沢駅」(山形県米沢市)と「坂町駅」(新潟県村上市)約90キロメートルを結ぶ豪雪地帯を走る路線で、「会津若松駅」(福島県会津若松市)と「小出駅」(新潟県魚沼市)を結ぶ只見線とはおもむきの異なる秘境路線として人気があります。春になると、車窓から山間や谷合の木々、花々、田圃など、のどかな風景が眺められます。米坂線が待ちわびた春を運んでくるような、雪国米沢らしい雰囲気漂う作品です。

入選作品10点(花部門)

1枚のピンク色の花びらが乗った大きな葉っぱから水が滴っている写真

 「はなびらの涙」
 渡辺 隆 (新潟県新潟市)

枝先に満開に咲いた花と、つぼみの花がついている写真

 「花姿」
 番場 昭子 (東京都文京区)

濃い青色で小さな粒のような花の周りに、ほんのり色づいた大きな花が囲んでいる写真

 「楽しげに咲く」
 笹生 俊徳 (山形県米沢市)

薄紫に色づいた星型の花が集まって咲いている写真

 「清楚」
 石原 義之 (神奈川県茅ヶ崎市)

細い茎の先に黄色や朱色をした可憐な花が咲いている写真

 「造形美」
 坂本 和秀 (大分県日田市)

竹林が広がる地面に鮮やかな朱色の花が集まって咲いている写真

 「竹林に咲く」
 鈴木 英明 (茨城県那珂市)

深く渋い赤色をしたバラの花を近くから撮った写真

 「萌える」
 奥山 雅夫 (千葉県八千代市)

茎の先に濃い紫色の花や白色の花が咲いている写真

 「輝き」
 須藤 富雄 (茨城県筑西市)

白色の小さな花が所々に集まって咲いており、光に照らされている写真

 「旅立ちの朝」
 相内 悦子 (青森県青森市)

中心から放射線状に伸びたシダの葉の様な植物と、中心部分に咲くピンク色の1輪の花の写真

 「緑に囲まれて」
 風間 ヤヨエ (新潟県新潟市)

入選作品10点(自然・生き物部門)

一面に雪が積もった場所に狐が座っており、大きな口を開けてあくびをしている様子の写真

 「あ~退屈」
 重村 哲雄 (山口県山口市)

薄暗い川岸に、木々の間から光が差し込んでおり、一輪の花を照らしている写真

 「バレリーナ」
 山口 喜吉 (山形県川西町)

細かくひび割れた大地の一角に、葉っぱが出てきている写真

 「ひでり」
 伊藤 一夫 (福島県二本松市)

厚い雲が覆う夜空を、いくつもの稲光が走っている様子の写真

 「閃光」
 今野 孝雄 (山形県米沢市)

木の幹にとまったさなぎから黒色の昆虫が出てきた様子の写真

 「誕生」
 高橋 克巳 (山形県天童市)

立ち並ぶ桜の木と、木の奥に広がる山の斜面に、深い朝もやが立ち込めている写真

 「朝もやの中で」
 山口 愛子 (新潟県新発田市)

深い霧から顔を覗かせる山々と、手前を流れる川に朝日が反射して光っている写真

 「朝霧」
 田中 作夫 (島根県出雲市)

一面に雪が積もり、緩やかな傾斜がついた大地の上を翼を広げた鳥が飛んでいる様子の写真

 「白銀の朝」
 大泉 忠夫 (山形県米沢市)

湖面に、深い霧が立ち込めた山並みがきれいに反射している写真

 「悠久へのいざない」
 中込 隆 (福島県福島市)

満開になったひまわりの花がずらりと並び、背景には夕日が沈んでいく様子の写真

 「夕愁」
 谷野 隆 (山口県山陽小野田市)

入選作品10点(人物・スナップ部門)

鎧を身に着けた人たちが芝生の広がる場所に集まっており、1名の兜を脱いだ人が台の前に立って儀式を行っている様子の写真

 「いざ出陣」
 小川 章一 (山形県米沢市)

満開になった桜の木の下で、シートを広げてお花見をしている人たちが会話をしている様子の写真

 「お花見日和」
 池上 和夫 (福島県郡山市)

雪の積もった場所で、法被姿の男性たちが女性を投げている様子の写真

 「嫁投げ」
 井川 康徳 (新潟県胎内市)

左から1枚目:わらを編んでいる手元を近くから撮った写真、左から2枚目:しめ縄を覗き込むように近くから見ている男性の写真、左から3枚目:木々の間から日が差し込み板の上に置かれたしめ縄を照らしている写真

 「しめ縄」
 中村 邦夫 (福島県田村郡三春町)

2名の力士のかたが向き合っており、それぞれ抱き上げた赤ちゃんを向かい合わせるようにしている様子の写真

 「泣き相撲」
 乗松 賢二 (愛媛県松山市)

顔より大きい葉っぱを、手に持っている子どもと、顔に乗せている子どもが田んぼの角に並んで立っている写真

 「少年時代」
 喜多 昌弘 (徳島県阿南市)

雪をかぶったお地蔵様が両脇にずらりと並んでいる道を、一名の人が歩いていく様子を撮った写真

 「雪中巡礼」
 芝崎 静雄 (愛媛県松山市)

フード付きのオールインワンの洋服を着た幼児が、手に掴んだ雪を口に運んでいる写真

 「雪童子」
 渡部 秀丈 (山形県米沢市)

鏡の様な台から顔を出してポーズをとっている浴衣姿の2名の女の子の写真

 「早く始まらないかな」
 結城 裕二 (山形県山形市)

竹筒を使って囲炉裏に息を吹き込む様子の人と、横に座って囲炉裏の中を見つめる人の写真

 「伝える」
 青柳 憲昌 (千葉県香取市)

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