心筋梗塞などの心疾患をいち早く治療につなげます

更新日:2024年04月09日

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心電図を救急現場から医師へつなぐ! 12 誘導心電図伝送システムが始まります

急性心筋梗塞などの心疾患は、迅速な診断と適切かつ速やかな治療がとても重要です。
これまでは患者さんが病院に到着してから12 誘導心電図検査を行い、病院の専門医が診断してはじめて治療が開始されるという流れでした。
米沢市立病院が、山形大学医学部附属病院と公立置賜総合病院の2病院と連携し、令和5年8月1日(火曜日)から平日夜間・休日の時間帯で本システムの運用を開始します。
具体的には、搬送病院決定前に救急隊員が心電図を記録し、そのデータを専門医が持つタブレット端末へ伝送します(図1)。
これにより、患者さんの搬送前に心電図所見を評価し、心臓カテーテル治療が必要な場合には、救急隊が病院へ到着するまでの間に準備が進められ、治療までの時間が短縮される(図2)ことで救命率の向上につなげていきます。
また、このシステムの運用により米沢市立病院の医師の負担軽減も図られます。

救急現場と心電図判読医の間を携帯回線が繋ぎ判読医からの搬送指示により救急車で医療機関に搬送しているイラスト図
心電図転送あり、なしの場合の治療までのかかる時間の比較が書かれた図

12誘導心電図とは?

胸や手足に電極を付け、心臓からの電気信号を記録するものです。病院の検査や健康診断で行われ、急性心筋梗塞などの心疾患を診断するために非常に有用です。

12誘導心電図伝送システムとは?

救急隊員が12誘導心電図を記録して医療機関へ伝送するシステムです。リアルタイムで心電図の判読が可能となり、医師から救急隊への指示や患者の受入準備を速やかに行うことが可能となります。患者個人を特定できる情報は必要としませんので、個人情報保護の観点でも安全です。

問合先

【地域医療に関すること】健康課健康企画担当 電話24-8181

【12誘導心電図伝送に関すること】市立病院総務課総務担当 電話22-2450

この記事に関するお問い合わせ先

健康福祉部健康課(すこやかセンター)
(健康企画担当、成人保健担当)
〒992-0059 山形県米沢市西大通一丁目5番60号
電話:0238-24-8181 ファックス:0238-24-5050
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