人々は困窮にあえぎ、藩の財政は破綻寸前。そんな状況の中で、上杉鷹山(1751~1822)は、米沢藩主上杉家に養子入りし、1767年に第9代藩主となります。
鷹山は、72才で亡くなるまで生涯をかけて改革に取り組み、農村復興、産業振興など実に多面的な政策を推し進め、米沢藩と人々の危機を救い、幕末まで続く藩政の礎を築きました。
また、鷹山が改革にあたって財政再建とともに重要視したのが、教育や学問を通じた「人材育成」です。藩を再建し、人々の暮らしを安定させ、心を豊かにするためには、広く学問を浸透させることが必要と捉え、改革の柱に据えました。
以下でご紹介するように、鷹山が行ってきた政策の中には、持続可能な地域づくりにつながるものが数多くあります。
ここで、鷹山の取り組みを、「人材育成」及び現代におけるSDGsの考え方となる「経済・社会・環境」の視点で紐づけし、改めて見つめ直してみましょう。
※「経済・社会・環境」の3つの側面の考え方については、広報折り込みチラシ『米沢市SDGs保存版』で紹介しています。こちらもぜひご覧ください。
・米沢市SDGs保存版「経済・社会・環境 3つの側面で考えよう 私たちができるSDGs」(広報『令和4年12月1日号』折り込みチラシ)
○上杉鷹山とSDGs イメージ図(画像をクリックしてご覧いただけます)

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【人材育成】の取り組み
【経済】の取り組み
【社会】の取り組み
【環境】の取り組み
(参考文献)
・「人物叢書 上杉鷹山」
著者:横山 昭男
・「米沢学事始 上杉鷹山の訓え」
著者:遠藤 英
・「上杉鷹山公物語 世界に誇る、ふるさとの名君」(米沢市市制100周年記念出版)
監修:横山 昭男 作画:小川 あつむ
・「上杉鷹山の生涯 ~藩政改革と家臣団~」
米沢市上杉博物館