【学校給食について】

地域医療

ご意見・ご提案

 議会報告によれば、学校給食基本方針として「学校給食は共同調理(センター)方式とする」とあります。

 結論から言いますと合理化反対です。市長さんが提案している「健康長寿日本一」の方針からも矛盾してくると思います。健康の基礎体力が作られる小・中学校の食育が一番重要です。

 また、米沢の食育に携わってきた調理師さんOBが率先して3.11震災等の避難民の食事救済の最前線で活躍してくれたことも事実です。

 広く市民の声を十分に聞いた上で判断して頂きたいと思います。中川市長さんの考えを直接お伺い致します。

市の回答

 今回のご意見の件については、教育委員会において、「米沢市学校給食基本方針」で掲げた、「安定的な提供」「安心安全」「食育・地産地消」「きめ細やかな対応」「施設設備・労働環境の整備」の5つの項目を実現する調理方式について、さまざまな視点から検討しました。

 その検討過程において、中学校は、学校の敷地や教育活動への影響等について総合的に考えると、施設整備の点から自校調理方式を選択することが困難であること、また、親子方式は他の方式に比べ課題が多いことが挙げられます。加えて、小学校の施設改修時等に、学校給食が途切れることなく提供できる体制を構築することが最重要課題と捉え、バックアップ機能を担うことができることなどから、共同調理(センター)方式を選択することとしました。

 ご意見のとおり、「食育」はとても大切だと捉えています。そのため、小学校は自校給食を継続し、食の大切さや作り手への感謝を育む食育を目指して、身近で食に触れることを大事にしていきます。中学校は、小学校でつけた力をもとに、自ら健全な食生活を営むための知識や態度を養うことが大切であるため、より実践的で発展的な食育を行います。保健体育科や、技術・家庭科、特別活動における給食の時間などを相互に関連させながら、学校教育活動全体を通して効果的に取り組んでいきます。

 給食センターには複数の栄養教諭を配置する予定であるため、互いに相談・連携を図りながらチームとして授業実践ができるようになるなど、子ども達への食育指導の幅の広がりも期待できるところです。

 また、給食センターに食育に役立つ設備を備えることにより、子ども達に対する食育やキャリア教育への活用が可能となるほか、多くの市民に給食への関心や理解を深めてもらう場となり得るなど、その有用性は高いものと捉えています。

 本市では、初めてセンター方式を導入することになりますが、これまで同様に子ども達にとって栄養バランスのとれた安全安心な給食の提供ができる調理施設となるよう、他市町村の先進事例の研究を進めるとともに、機会を捉え、学校給食や食育の取組に関して、児童生徒や保護者の方々等にアンケートを実施し、ご意見やお考えをお聞きしながら、よりよい学校給食を目指していきたいと考えています。

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