(令和4年7月20日更新)
平成26年から27年にかけて、市内においてマイマイガの大発生がみられました。
マイマイガの生態を正しく理解し、適切な駆除にご協力をお願いします。
マイマイガとは
マイマイガは蛾の一種です。4月~6月に卵からふ化して幼虫となり、6月下旬~8月中旬に成虫となります。成虫は、日没直後1時間ほどの間に飛翔し、夜間の街灯などに集まる習性があります。生存期間は6日~10日といわれています。概ね10年に1回の周期で大量発生し、発生後3年間は注意が必要といわれています。
マイマイガの特徴
卵塊

大きさは縦3~5cm、横2cm程度で、褐色をしており表面はフェルト状に覆われています。1つの卵塊には約500~600個の卵が含まれています。
幼虫




淡い茶色から黒色をしており、ふ化直後は体長5mm程ですが、脱皮を繰り返しながら最大で7cm程になります。糸を吐いてぶら下がり、風に乗って移動します。森林害虫としても有名で広葉樹、針葉樹を問わず様々な樹木や草花の葉に食害を及ぼします。
蛹

大きさは縦2.5cm~3.5cm、横1cm程度です。軒下や葉のウラなどで幼虫から蛹になります。10数日で成虫になると言われています。
成虫



メスは体長4~5cmで、淡い黄白色または淡い灰色をしています。オスは体長2~3cmで、灰色から茶色をしています。生存日数はメスが10日、オスが6日と言われています。日没直後1時間程に飛翔し、街灯などに集まります。建物の壁面や樹木などに産卵し、卵は越冬して翌年にふ化します。
健康被害について
成虫が人に害を与えるということはありませんが、皮膚の弱い方が幼虫に触るとかぶれるおそれがあります。特に、ふ化したばかりの幼虫には毒毛がありますので注意が必要です。
駆除・対策方法について
マイマイガの発生を抑えるためには、卵塊を除去することが効果的です。特に大量発生の前後には、建物の壁面等の様々な場所に大量の卵が産み付けられている可能性がありますので、自宅等を注意深く点検していただき、発見した場合は、できる限りの駆除にご協力をお願いします。
切り取ったペットボトルを使うと、卵塊を比較的簡単に取り除くことができます。
幼虫については、見つけ次第踏みつぶす、水と少量の洗剤を入れたバケツに捕まえた幼虫を入れる等の方法で駆除してください。
成虫になると効果的な駆除は難しくなりますが、街灯などを誘虫性の低いLED照明などに交換することでガが集まりにくくなります。

ペットボトルを使用した駆除方法(作業の際は手袋やゴーグルを装着してください。)
リンク
マイマイガ対策について(山形県ホームページ)