(令和4年1月14日更新)
「健康長寿日本一」を目指したまちづくりの事業の一環として、市内企業に勤める従業員様とその子どもさんを対象に食育推進事業「レッツクッキング!こどもお弁当屋さんはじめました」を実施しました。
今回の事業では、健康経営優良法人に認定されており、献血や企業を対象とした適塩教室に御参加いただいている株式会社井上精工様(米沢市窪田)と株式会社本多建設様(米沢市徳町)に御協力いただきました。
目的
栄養バランスや適塩、地産地消といった「食」に関することを学ぶ場として、地場産野菜の収穫体験や調理体験の機会を設け、「食に関する知識」と「食を選択する力」を身に付けることが目的です。
調理体験を通して、自宅での料理への関心を高め、家族で食育について考えるきっかけとしてもらいます。
事業の内容
1日目:収穫体験
お弁当に入れる食材の収穫体験
株式会社井上精工編:「薄皮丸なす」
島貫弘幸さん(米沢市下小菅)で、置賜地域の伝統野菜「薄皮丸なす」の収穫体験を行いました。
収穫した薄皮丸なすは、各ご家庭に持ち帰るほか、薄皮丸なすのお漬物の試食を行いました。
子どもたちは、葉っぱをかき分けて楽しんで収穫していました。

株式会社本多建設編:「スティックセニョール」
米沢市に移住し新規就農された髙橋俊之さん(米沢市塩井)が生産している「スティックセニョール」の収穫体験を行いました。
収穫したスティックセニョールは、各ご家庭に持ち帰るほか、その場でとれたてをゆでて食べる体験を行いました。
澄み渡る青空の中、成長したスティックセニョールを宝探しのように収穫しました。

2日目:お弁当づくり
食育のお話を聞きます
子どもたちは、管理栄養士から塩分のとり方やからだの中での働き、お弁当づくりのポイントについての講話を聞きました。そこで学んだことを基に今日のお弁当のおかずはからだでどんな働きをするのか一緒に確認をしました。

メッセージカード記入
子どもたちは、仕事を頑張るおうちのひとたちに感謝の気持ちと、いつまでも健康でいてほしいという想いを込めたメッセージカードをつくりました。

お弁当づくり調理実習
調理実習は、米沢市食生活改善推進協議会の方々のご指導のもと、薄皮丸なすやスティックセニョールなど、置賜産の食材をふんだんに使った栄養バランスのとれた適塩のお弁当を楽しく作りました。


株式会社井上精工編のお弁当メニュー
今回作ったお弁当のメニューは、
●とうもろこしごはん ●ハニーマスタードチキン ★薄皮丸なすのラタトゥイユ ●スティックセニョールのチーズ焼き ●デラウエア です!
一人あたり(成人用):エネルギー650kcal,たんぱく質26g,脂質25g,炭水化物86g,食塩相当量2.4g
詳しいレシピについてはこちらをご覧ください。(外部リンク:クックパッド「山形県米沢市のキッチン」)

株式会社本多建設編のお弁当メニュー
●打ち豆ごはん ●鶏肉のハーブトマト煮 ★スティックセニョールのチーズ焼き ●さといもと桜えびのおやき ●りんご です!
一人あたり(成人用):エネルギー615kcal,たんぱく質28g,脂質21.3g,炭水化物86.8g,食塩相当量1.9g
詳しいレシピについてはこちらをご覧ください。(外部リンク:クックパッド「山形県米沢市のキッチン」)

※★マークの付いたメニューがそれぞれ収穫体験を行った食材を使ったものです。
作ったお弁当を届けて一緒に食べます!
子どもたちが一生懸命作ったお弁当を会社で仕事を頑張るおうちのひとたちに届けました!
おうちのひとたちに日頃の感謝の気持ちを込めたメッセージカードを渡して、お弁当づくりで頑張ったことやお弁当のポイントなどを話しながらお弁当を一緒に食べました。
子どもたちからは、「頑張って作ったから食べてに元気になってほしい!」「おうちでも一緒に作りたい!」という声が多く聞かれました。
おうちのひとたちからは、「家でも一緒に調理をする機会を設けたい。」「塩分が少なくてもおいしい!」との感想がありました。

アンケート
本事業の結果を検証するために、子どもたちとおうちのかたたちにアンケートを実施しました。
アンケート結果について
令和2年度食育・減塩等推進事業「レッツクッキング!こどもお弁当屋さんはじめました」(PDF)