低炭素社会とは、地球温暖化の原因である二酸化炭素などの温室効果ガスの排出を、自然が吸収できる量以内に削減するため、低炭素エネルギーの導入などの環境配慮を徹底する社会システムのことをいいます。
地球温暖化の基礎知識
地球温暖化の原因と影響、私たちにできることを掲載しています。
JCCCA全国地球温暖化防止活動推進センター(外部リンク)
再生可能エネルギー導入の推進
再生可能エネルギーとは
太陽光、太陽熱、風力、地熱、バイオマスなど通常エネルギー源枯渇の心配がない自然エネルギーのことをいいます。ダムなどの建設を伴わない小規模の水力発電も再生可能エネルギーに含まれます。
太陽光発電
太陽光発電は、発電時に二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギーです。太陽光のエネルギーを電力に変換する発電方式です。日射など自然条件によって発電量が変わりますが、昼間の電力需要ピークを緩和し温室効果ガス排出量を削減することができます。
木質バイオマス
「バイオマス」とは、生物資源(bio)の量(mass)を表す言葉であり、「再生可能な、生物由来の有機性資源(化石燃料は除く)」のことを呼び、そのなかで、木材からなるバイオマスのことを「木質バイオマス」と呼びます。
バイオマスは、燃料としてエネルギー利用した場合も、排出される二酸化炭素の収支は0となるカーボンニュートラルという特性があり、太陽光発電や、風力発電とともに再生可能エネルギーの一つに認定されています。
林野庁 木質バイオマスの利用推進について(外部リンク)
省エネルギーと節電の推進
生活の中でできるかぎり資源・エネルギーの無駄使いを排除し、再利用やリサイクルを推進していくことが、低炭素社会・循環型社会を構築し地球温暖化を防止する基本となります。無理のない範囲で、できることから始めてみましょう。
【省エネの取組事例】
《家庭の取組み》※1人1日当たりのCO2削減量の目安
・暖房時の室温は20℃を目安にする・・・・・55g
・暖房の利用時間を1時間減らす・・・・・85g
・シャワーの使用時間を1分間短縮する・・・・・79g
・電気こたつの温度は適切に設定する・・・・・56g(設定温度を強から中にした場合)
・電気冷蔵庫に開閉回数を少なくする・・・・・8g
《エコドライブの取組み》※1台1日当たりのCO2削減量の目安
・発進時はふんわりアクセルで、ゆっくりスタートする・・・・・531g
・車間距離にゆとりをもって、加速減速の少ない運転をする・・・・・186g
出典:経済産業省資源エネルギー庁「家庭の省エネ徹底ガイド」
電気使用量等測定器の無料貸出について
市では、市民の皆さんに、使用電力の「見える化」による効果的な省エネの実践行動を広げていくため、コンセントと電気製品の間に接続して、その電気製品の電気料金や電気使用量、二酸化炭素排出量を測定する「エコキーパー」、「ワットチェッカー」の貸出を行います。
ぜひ、省エネの実践行動にご活用ください。
エコキーパー/ワットチェッカー
コンセントに測定器を差し込み、電気製品の電源プラグをつなぐことで、その電気製品の電気使用量などを測ることができます。
エコキーパー 使用例
貸出方法等
貸出対象者:市内に住所や事務所又は事業所を有する個人又は法人その他の団体の代表者
貸出期間:2週間
貸出費用:無料
貸出方法:環境生活課へメール(kankyo-t@city.yonezawa.yamagata.jp)または電話でお申込みの上、市役所3階の環境
生活課までお越しください。
お申込み際は氏名、住所、連絡先、貸出希望期間をお伝えください。
(メールでお申込みの場合は件名を「電気使用量等測定器貸出」としてください。5営業日以内に担当から
メールでご返信します。)
ノーマイカーデーの推進
地球温暖化対策の一環として、市職員を対象に、通勤車から排出される温室効果ガス(二酸化炭素)の排出量削減を目指して「ノーマイカーデー」に取り組んでいます。
令和2年度の取組状況
二酸化炭素削減量:約51.2トン
総距離数:約220,713キロメートル(地球約5.5周分、ガソリン22,000リットルの削減に相当)
市民のみなさまへ
- マイカーの利用を見直して、徒歩や自転車での移動、公共交通機関を利用しましょう
- エコドライブを心掛けましょう
徒歩や自転車で通勤することで、温室効果ガスが削減できるほか、車を利用するよりも消費カロリーが多くなり健康増進効果が期待できます。毎日実施することは、なかなか難しいことだと思いますが、“できる日”に“できること”から取り組んでみてください。