平成23年12月定例会
委員会審査の概要
『議第92号 米沢市斎場の指定管理者の指定について』
本案は、米沢市斎場の管理を行わせる指定管理者について、平成24年度から5年間指定しようとするものです。
【委員】1月1日、2日以外の休場日も稼動して欲しいとの要望に対応していただいた経過があったが、そのことにより指定管理料等はどの程度変わっているか。
【当局】市民の利便性を考え、できるだけ休場日を少なくするよう努めているところでありますが、休場日を減らしたことに伴って臨時職員を雇用する分を、指定管理料に上乗せしております。
【委員】毎年求めている実績報告を評価した結果、改善の必要がある点については、指定管理者に対して指導をしているか。
【当局】当該団体については、B評価で、おおむね適正に管理運営がなされたとの評価をしたところですが、まだ改善の余地があることから、逐次、指定管理者に伝えて改めるようにしているところであり、今後も最善の注意を払って対応していくよう指導してまいります。
-意見-
賛成の立場から、今後とも市民の利便性と利用者の心情を考慮した運営となるよう、指定管理者と打ち合わせをしながら進めていただきたい。
結果:原案のとおり可決
『議第93号 米沢市敬師児童センターの指定管理者の指定について』
本案は、米沢市敬師児童センターの管理を行わせる指定管理者について、平成24年度から3年間指定しようとするものです。
【委員】指定管理者制度については、議会の議決が必要であることや透明性の確保、住民サービスの向上、経費の削減などの観点から、本来は公募にすべきであると考えるが、児童センターを非公募とし、米沢市社会福祉協議会を指定した理由については。
【当局】米沢市指定管理者制度導入方針において、公募によらないで指定管理者を選定する施設の基準が定められており、児童センターについては、その中の二つの基準に該当し、一つは、利用者の利益保護が必要な施設として、環境の激変が利用者の心理面等に著しい影響を及ぼすおそれがあるので、これまでの委託先を選定することが適当であると判断したものであり、もう一つは、市の政策上の必要性から指定する施設として、これまでの受託団体の設立及び委託の経緯を踏まえ、当該団体による管理運営が最適であると判断したものです。
さらに、政策上の必要性として、入所児童に応じた最低基準の人員配置等の運営ができる団体であり、また、地元の方々で組織する三地区の管理運営委員会、指定管理者である社会福祉協議会と、年一回、運営についての話し合いを行っている中で、当該団体に継続して管理をしていただきたいとする声があることなどから、非公募としたものです。
結果:原案のとおり可決
『議第94号 米沢市窪田児童センターの指定管理者の指定について』
本案は、米沢市窪田児童センターの管理を行わせる指定管理者について、平成24年度から3年間指定しようとするものです。
【委員】窪田児童センターや、敬師、上郷児童センターでも実施している学童保育について、児童センターの運営と一体として指定管理とすることはできないか。
【当局】学童保育については、放課後児童健全育成事業に該当し、補助金を交付していることから、児童センターの指定管理の運営とは別物と考えています。
結果:原案のとおり可決
『議第95号 米沢市上郷児童センターの指定管理者の指定について』
本案は、米沢市上郷児童センターの管理を行わせる指定管理者について、平成24年度から3年間指定しようとするものです。
質疑なし。
結果:原案のとおり可決
『議第96号 米沢市立興望館の指定管理者の指定について』
本案は、米沢市立興望館の管理を行わせる指定管理者について、平成24年度から5年間期間を定めて指定しようとするものです。
【委員】平成18年に指定管理者制度を導入した時点で、社会福祉法人緑成会を指定管理者として選定した理由については。
【当局】平成12年から当該団体に管理運営を委託しており、家庭での養育が困難な児童や、虐待を受けている児童が入所していることから、職員との信頼関係も重要であるため、米沢市指定管理者制度導入方針に定められている、公募によらないで指定管理者を選定する施設の基準のうちの「利用者の利益保護の必要な施設」として、これまで委託していた当該団体を指定管理者として指定することが適当であると判断したものです。
【委員】今回、これまでと同じ団体を指定するにあたり、一定程度の評価があったものと理解しているが、問題点はなかったか。
【当局】評価の中で特に問題はありませんでしたが、精神的なケアが必要な児童が入所していることから、心理担当職員の設置が義務付けられたため、それらを加味した今後5年間の指定管理の内容になっております。
【委員】乳児院が足りない中で、興望館には、乳児院の対象である3歳未満の児童が2名入所しているが、施設としての本来のあり方ではないため、乳児院の設置を、市としても県に要望していく必要があるのではないか。
【当局】当面は指定管理の中で、当該児童については対応していただきたいと考えておりますが、乳児院の設置については、県に対し要望をしてまいりたいと考えております。
結果:原案のとおり可決
『議第97号 米沢市立ひまわり学園の指定管理者の指定について』
本案は、米沢市立ひまわり学園の管理を行わせる指定管理者について、平成24年度から5年間指定しようとするものであります。
【委員】特別支援教育の重要性が増している中で、その役割を担うひまわり学園には、指定管理料とは別枠で、心理療法士等の有資格者を配置する必要があるのではないか。
【当局】特別支援教育への県の補助が今年度限りで終了することから、来年度は市独自で対応すべく予算要求をしておりますが、一方で、国においては制度改正の最中であり、具体的内容が示されていない中ではありますが、心理療法士等の配置については、平成25年度以降、指定管理料の中に組み込んでいきたいと考えております。
結果:原案のとおり可決
『議第98号 米沢市老人福祉センター「寿山荘」の指定管理者の指定について』
本案は、米沢市老人福祉センター寿山荘の管理を行わせる指定管理者について、平成24年度から5年間指定しようとするものです。
【委員】寿山荘については、小野川温泉を導入しているが、加水による温度調整が必要であり、源泉100パーセントを維持できないことから、送湯管を敷設替えし、小野川温泉源泉100パーセントとして使用すべきと考えるが、施設の将来像をどのように見据えているか。
【当局】県内に27カ所の老人福祉センターがあるが、その内山形市には5カ所、本市には1カ所という状況なので、できるだけ改築し存続させたいと考えており、今後も、送湯管の敷設替えを含め、改築の可能性を探ってまいります。
【委員】寿山荘の利用状況については。
【当局】平成22年度の実績は日帰りのみであり1万52名、平成18年度は宿泊が4,522名で、日帰りとの合計が1万2,698名、1番多い時期の昭和49年では、宿泊が約1万5,000名で、日帰りとの合計が約3万3,000名の利用状況でした。
【委員】改築の方向で考えているということであれば、利用客の増加に向けて、今後も施設のPRに努めていただきたい。
結果:原案のとおり可決
『議第99号 米沢市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について』
本案は、死亡した者の死亡当時における兄弟姉妹を災害弔慰金の支給対象にしようとするほか、規定の整備を図ろうとするものです。
【委員】委員から、本市の市民で、3月11日に発生した東日本大震災により被害を受け、災害弔慰金や災害障害見舞金の支給等に該当する方はおられるか。
【当局】12月12日現在では、そういった事案はありませんでした。
結果:原案のとおり可決