【審査の概要 平成22年9月定例会】

地域医療

平成22年9月定例会
委員会審査の概要



『議第72号 市有財産(路線バス)の取得について』
 本案は、廃止代替路線バスとして、現在配備しているバス車両4台のうち1台について、老朽化が進み、あわせて環境負荷が高いことから、これを1,837万5千円で更新配備し、交通弱者の交通手段の維持を図ろうとするものであります。
 【委員】新たに取得する路線バスの乗車定員については。
 【当局】更新前の路線バスと同じ9メートル級であり、運転手も含めて55名程度の定員になります。
 【委員】55名程度の乗車定員を必要とするバス路線はどの路線であるのか。
 【当局】更新前のバスが新たに取得するバスと同程度の乗車定員であることから、そのバス路線を継承し、米沢市役所・万世線を基本路線とする予定であるが、小学生が遠足などで利用することがあるので、その場合は乗車人数が多くなることから、貸切にはできないが、他の路線である田沢線や関根線についても運行してまいりたいと考えております。
 【委員】新たに取得する路線バスは、もう少し定員の少ない30名程度のものにはできないのか。
 【当局】この度更新する路線バス以外は、36名から38名定員の7メートル級の路線バスを運行しているところであるが、既存の38名定員のバスでは対応できないこともあることから、55名程度の定員のバスを1台は確保しておく必要があるので、今回取得するものであります。
 【委員】新たに取得するバスは、障がい者や高齢者などにも配慮したものであるのか。
 【当局】車椅子用のスペースを1台分確保しており、乗車後の移動も考慮した、バスの中の高低差が小さいワンステップ型とし、障がい 者や高齢者の乗降にも配慮したものであります。
 結果:原案のとおり可決


『議第73号 米沢市市営駐車場事業の設置等に関する条例の廃止について』
【委員】10月1日から市営駐車場が廃止になるが、周知についてはどのようにしているのか。
【当局】広報「よねざわ」あるいはホームページでPRしており、市営駐車場にはポスターを掲示して、周知に努めております。
【委員】市民ギャラリーでは、市民芸術祭や県の巡回展などが予定されており、今後、ギャラリー利用者が増えると想定されるが、ギャラリー利用者への周知についてはどのように考えているのか。
【当局】市民ギャラリーと協議のうえ、廃止についてお知らせするチラシやポスター等を作成し、PRに努めてまいります。
【委員】市営駐車場の廃止により、各種講演や行事などによる市民文化会館の利用が控えられること、及び四年後に新図書館等が完成し、まちなかに人を集めようという時に、客足が減少しているということが心配されるが、新たに駐車場が整備されるまでの代替駐車場についてはどのように考えているのか。
【当局】代替地は予定していないが、近隣の有料駐車場をご利用いただくようPRしてまいります。
 結果:原案のとおり可決


『請願第7号 子宮頸がん予防ワクチン接種への公費助成、国に対する意見書提出を求める請願』
紹介議員 白根澤澄子議員
 本請願は、子宮頸がんは、ワクチン接種と検診で予防できる唯一のがんであるが、3回の接種で、4万円から6万円に及ぶ全額が自己負担のため、公的援助が切実に求められていることから、米沢市に対して、子宮頸がん予防ワクチンを無料で接種できるよう公費助成をおこなっていただきたいとするものであり、あわせて、国に対して、子宮頸がん予防ワクチン接種に助成をおこなうよう意見書を提出していただきたいとするものです。
 【委員】注射による3回の接種で4万円から6万円かかるということであるが、ワクチンの接種料金は病院によって異なるのか。
 【紹介議員】保険が適用されない医療なので統一料金にはなっておらず、接種料金に幅があります。
 【委員】ワクチン接種による効果や副作用についての情報の収集やデータの公開はされているのか。
 【紹介議員】接種をしている先進国の情報については、WHOなどが把握をしており、情報は公開されております。
 【委員】ワクチン接種の対象年齢については。
 【紹介議員】ウイルスに感染する前の段階で予防接種をするのが一番効果的であるものの、45歳ぐらいまでは、効果があるのではないかと言われております。
 【委員】厚生労働省が来年度の予算に、特別枠で150億円を概算要求したと聞いているが、あえて国に対する意見書を出す必要があるのか。
 【紹介議員】ひとつには、まだ概算要求の段階であり、政府予算案に必ず盛り込まれるという保障がないので、予算が盛り込まれるように、意見書を提出していくことが必要であり、もうひとつには、この度の厚生労働省がおこなう事業は、ワクチンの有効性や安全性について検証するためのものであり、接種を希望する人には3分の1を公費助成するという任意接種の段階であるが、先進国の多くでは定期的に誰もが予防接種をするという定期接種のひとつに位置づけているので、日本でも誰もが公費で予防接種ができる定期接種にしていく必要があることから、意見書を提出していたただきたいとするものであります。
-意見-
 【委員】子宮頸がんは、その原因が特定されており、ワクチンで予防できる唯一のがんであることから、公費助成をおこなうことにより、予防効果が期待されるので賛成とします。
 【委員】山形県や米沢市の医師会も、一刻も早く自治体でできるよう希望していることから賛成とします。
 【委員】貧富の差により予防接種を受けられない子供がいるということは、非常に問題があり、定期接種、全額公費負担が一番望ましい形であり願意妥当であります。
 結果:採択

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