【審査の概要 平成23年6月定例会】

地域医療

平成23年6月定例会
委員会審査の概要

『議第40号市有財産(梯子付消防ポンプ自動車)の取得について』
本案は、梯子付消防ポンプ自動車を整備することにより、災害に適切に対処し、市民生活の安全を確保しようとするもので、1億9,971しようとするものです。
【委員】 今回、購入する車両の特長は。
【当局】この先端屈折はしご車は、35メートル級で、先端のバスケットは水平距離15メートル、マイナス10度まで角度を下げることができるほか、水路がはしごの動きに合わせてスムーズに伸縮する伸縮水路を常時装備しております。
【委員】現在のはしご車は、全国から写真を撮りに来ているほど、クラシックなはしご車であるが、その処分はどうする考えなのか。
【当局】できれば、オークションも検討したいと考えております。
結果:原案のとおり可決

『請願第3号、米沢市立第四中学校仮設校舎早期建設を求める請願』
今年度から全面改築を進めている第四中学校の校舎が、東日本大震災によって梁に亀裂が入り、教室の一部を使用禁止としております。5月18日に、教育委員会から急遽、建物の耐震診断を実施し、7月末に示される耐震診断結果によっては、校舎の使用を止めて仮設校舎を建てるという方針が示されました。また仮設校舎の建設中は、学年ごとに一中、二中、三中および六中に分散して授業を行うことなどの保護者への説明がありました。これについて、本請願では18学級480名の生徒の学習環境を確保するため、一つに、安全な教育環境の早期確保に向け、耐震診断結果を待たずに仮設校舎を早期に建築すること。
 二つ目に仮設校舎建築中の分散授業を行わず、生徒全員が一緒に学べる施設を確保すること。
 三つ目に、中学校生活三年間のすべてが仮設校舎での生活にならないよう、一時期でも新校舎で学べるよう一日も早く新校舎を建設することの三点について、その実現を求めるものです。
 審査の冒頭に、当局から、仮設校舎建築中の期間の新しい対応案について報告がありました。報告内容は、市営体育館を校舎として活用しようとする案であり、その安全性、学習の場としての環境、教室の設置方法、通学の安全確保、技能教科の教室確保、体育や部活動の施設や移動方法など多方面から検討した結果、四中生全員が市営体育館を利用する結論を得たとのことでした。具体的には、市営体育館のアリーナを間仕切り、18教室と校長室、職員室などを設置し、理科、音楽、技術・家庭などの技能教科については、置賜総合文化センターを活用すること。体育と部活動については、市営武道場を活用するほか、市営八幡原体育館、市営多目的屋内運動場、近隣の小学校の体育館を利用すること。給食は、従来どおり興譲小学校で作って運ぶ予定との方針が示されました。
【委員】耐震診断の結果を待たずに、早期に仮設校舎の建設を始められないか。
【当局】耐震診断を、北校舎、南校舎、体育館の3棟について実施しているが、例えば、体育館が使える場合には、既存建物の有効活用を加味しながら、仮設校舎の規模を検討して建設する考えで、7月末の診断結果を待って対応してまいりたい。
【委員】請願項目3番の新校舎の早期完成については。
【当局】平成28年4月開校の当初計画は、平成27年4月開校という1年前倒ししたい旨を、市の重要事業として、県に要望したところであり、上郷小学校の例によれば、平成27年2月10日頃に引渡しを受けられる可能性もあります。
-意見-
【委員】2番目の項目について、生徒の分散を避け、市営体育館で対応するという教育委員会の新たな提案を、関係者、父兄、教職員に伝えて、その反応を待つべきであり継続審査とします。
【委員】計画性を持って学校の耐震化を進めてきていれば、この問題は起きなかったと考えており、子供たち本来の学びの場でない所での授業を、できるだけ短期間で済ませて欲しいという請願者の要望は妥当であり賛成とします。
【委員】一日も早く、子供たちを安全な場所にということが最も基本的なことであり、耐震診断結果を待たずに仮設校舎を早期に建設すべきであり賛成とします。
結果:意見が分かれたため、起立による採決を行った結果、賛成多数で、採択。

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