平成22年9月定例会
委員会審査の概要
『議第67号 市有財産(総合公園用地)の取得について』
本案は、人工芝サッカー場を整備するために必要な用地として6万5,803平方メートル余を米沢市土地開発公社理事長 町田富保から、15億8,585万8,566円で取得しようとするものです。
【委員】人工芝のグラウンドでは、どの程度までの試合に対応できるのか。
【当局】J1などのプロの試合、国体の決勝などは天然芝のコートが必要となることから開催できないものの、冠(かんむり)大会等の東北大会や、東日本サッカーフェスティバルなどの大きな大会は、人工芝で十分対応できます。
【委員】年間の維持管理費は。
【当局】先進地の視察先における維持管理費は100万から200万円程度とのことでしたが、本市における維持管理費は、まだ積算はしていません。
結果:原案のとおり可決
『議第68号 市有財産(高規格救急自動車・高度救命処置用資機材)の取得について』
本案は、現在消防署東部分署に配備している普通救急自動車一台が老朽化したことから、これを高規格救急自動車に更新し、あわせて高度救命処置用資機材を整備することにより、災害に適切に対処し、市民生活の安全を確保しようとするものです。
【委員】年間の救急出動の回数は。
【当局】平成21年度で、年間2,671件、搬送人員が2,505人でした。
【委員】本市の救急車の配備状況は。
【当局】救急車は、本署には、高規格救急車が2台、東部分署に、高規格救急車が1台と、平成6年に配備され16年経過し、今回更新する救急車が1台の計2台あります。
【委員】消防関係の車両の更新基準は。
【当局】本市では更新配備計画を作成しており、消防ポンプ自動車が、15年、化学消防ポンプ車が、15年から20年、はしご車が15年から20年、救急車が5年から7年です。
【委員】今回の購入で、救急車4台全てが高規格救急車になるが、救急救命士は必ず同乗するのか。
【当局】本市には13名の救急救命士がおり、最低1名は同乗するようにしているが、平成21年の搭乗率は、98.12パーセントでした。
【委員】救急救命士の養成について
【当局】年間1名は、7か月間の研修に送り、養成しています。
結果:原案のとおり可決
『議第69号 米沢市コミュニティセンターの設置及び管理に関する条例の一部改正について』
本案は、松川コミュニティセンターの開設に伴い、施設の設置及び管理について定めようとするものです。
<質疑なし>
結果:原案のとおり可決
『議第70号 米沢市都市公園条例の一部改正について』
本案は、市営多目的屋内運動場の照明施設改修に伴い、照明施設の利用区分に応じた使用料を設定しようとするものです。
<質疑なし>
結果:原案のとおり可決
『議第71 号米沢市体育施設の設置及び管理に関する条例等の一部改正について』
本案は、市営小野川スキー場を廃止しようとするものです。
『請願第1号 米沢市営小野川スキー場の存続を求める請願について』
紹介議員 佐藤弘司議員
本請願は、「86年の長い歴史を持ち、平成5年から米沢市で運営している小野川スキー場は、廃止に向けた準備が進められているが、市営の体育施設は、維持管理費のみで存続を決定するべきものではなく、施設を有効に活用し、心身ともに健全な青少年の育成を進めるべきであり、また、活気ある地域を作るためにも大事な施設である」として、米沢市営小野川スキー場の存続を求めるものです。
【委員】市営小野川スキー場が廃止となり、教育委員会を離れて、小野川スキー場を存続する場合は、地元ないし、運営を望む団体があれば、支援するのか。
【当局】白紙からの話し合いとなるが、本市として応分の支援を行うことになるものと認識しています。
【委員】リフトや、ナイター照明の整備に向けた調査費にも費用がかかるが、地元の方が、検討する場合に、その経費を市で負担するのか。
【当局】一般質問の答弁で、市長が答弁した存続する場合の例示は、市営小野川スキー場の跡地利用のひとつの選択肢と考えており、スキー場としての活用だけか、そのほか別の活用法があるのか、今後テーブル作りをして、その中での議論をふまえて、検討すべきものと考えています。
【委員】今回の市の進め方は、以前と同じような失敗を繰り返している。今後、行財政改革に伴って何らかの施設を廃止する場合や、学校の統廃合をするなどの必要性が生じた場合、どういう対応をしていくべきか、検討はなされているのか。
【当局】行財政改革を進めていく場合、重要な案件については、副市長をトップにした行財政改革幹事会の中で、その進捗も含めて協議し、課題の共有化を図っているが、今回の一連の経過については、再度検証しながら、今後同じような案件に対応していく場合の進め方についても、十分に検討していきたい。
結果:議第71号 原案のとおり可決により 請願第1号は みなし不採択
『請願第8号 地方財政の充実・強化を求める意見書提出方請願』
本請願は、平成23年度の地方財政予算の安定確保に向けて、政府に対策を求める意見書を提出して欲しいとするものです。
<質疑なし>
結果:原案のとおり可決