水道の概要
(令和4年5月13日更新)
米沢市の上水道は、大樽川の水を水源とする舘山浄水場と、水窪ダム及び綱木川ダムの水を水源とする笹野浄水場(置賜広域水道用水供給事業により、米沢市、南陽市、高畠町、川西町の2市2町に水道水を送っている施設)でつくられる水道水でまかなわれています。
水道事業の移り変わり |
米沢市の水道は、米沢市と帝国人造絹糸株式会社(現在の帝人株式会社)が西暦1925年(大正14年)から翌年にかけて共同で舘山に浄水場を造り、その工場と付近の住民に給水を行ったのが始まりです。その後、1934年(昭和9年)に工場が山口県岩国市へ移転するまで浄水場は使用されていました。
1951年(昭和26年)米沢市は国の認可を得て、舘山浄水場を自然沈殿、緩速ろ過、滅菌の設備を備えた浄水場へ改良と拡張を行い、1954年(昭和29年)7月から西部地区の一部へ給水を開始しました。その後、給水人口の増加に伴い、1966年(昭和41年)から5年をかけて、高速沈殿、急速ろ過方式による現在の浄水場に改良されました。
近年になり八幡原工業団地への企業の進出や生活水準の向上により水需要が増加し、舘山浄水場の水道水だけではまかなうことが難しくなってきたため、1983年(昭和58年)4月から県営置賜広域水道用水供給事業から受水して市民に供給するようになりました。
山形県が水不足の解消のため建設してきた綱木川ダムの水が、平成19年10月から供給されることにより、笹野浄水場の給水能力が1日26,600m3から60,600m3に拡大されました。これに伴い、米沢市への給水量も12,364m3から28,464m3になったため、環境保全を考慮しこれまで地下水をくみ上げて浄水していた南原、成島、藤泉の各ポンプ場を廃止するとともに、舘山浄水場の給水区域も縮小しました。 なお、南原及び成島水源は非常時に備え、保全しています。
また、経営の安定と住民サービスの向上を目的に、平成25年7月から田沢簡易水道を上水道に統合しました。この他、米沢市には板谷と白布の2つの簡易水道(規模の小さい水道)があります。 |
計画給水人口と給水量(計画目標平成33年度) |
計画給水人口(上水道)82,000人
一人一日最大給水量410リットル(ドラム缶約2本)
全施設能力一日最大給水量33,600立方メートル |